ベンゾジアゼピンの悲劇③

続き。

私の場合、「脳脊髄液減少症」と診断がつくまで、およそ半年ドクターショッピングをした。

半年経ってやっと、診断がつき治療に臨めることとなる。

「これで治療すれば元に戻れるんだ!」と思うととても嬉しく思った。

治ったら今までできなかったことをたくさんしようと思った。

ところが、この治療が悲劇を巻き起こす。


簡単に言ってしまえば、

検査治療とともに大失敗された。
医療事故。医療過誤。

少しの間だったら起き上がれていた、働けていたのに、治療後は検査で余計に髄液が漏れて完全に寝たきりになった。

はじめは慌てたが、いずれ検査の針穴が塞がれば、せめてもの治療前の体調に戻れると思っていた。

…しっかりし、何日たっても起き上がると激頭痛吐き気で一向に座れるようにならない。


寝たきりは続く、首のこわばり肩のこわばりはずっと横になっているので背骨に負担がかかり日に日に悪化する。

…そんなわけで元は頓服で飲んでいたランドセンを、「1日2回」飲むようになる。

1日2回といっても、私の場合、この薬に関しては長期的に飲む薬ではないと言うこと、離脱症状の強い薬である事を理解して、たくさんの量を飲んでいたわけではない。
1回量にすると0.5ミリグラムの半分、たった0.25ミリグラムを1日2回飲んでいただけだ。
一日量にするとたったのランドセン一錠。

これがさらなる悲劇を巻き起こすことになるとは思いもしなかった。

続く。



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