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紀伊日ノ御埼灯台|和歌山県日高町

三代目(現在)の銘板
右が初代、左が二代目の銘板

紀伊日ノ御埼灯台|和歌山県日高町 2023年5月2日

 1895年(明治28年)1月25日点灯。現在の灯台は3代目。平均水面から灯火までの高さは128mで和歌山県内の灯台で最も高い。
 初代紀伊日ノ御埼灯台は紀伊水道を航行する船舶の指標とする沿岸灯台として日ノ岬の美浜町に設置された。1945年(昭和20年)7月30日に米軍機の爆撃により炎上大破し解体。戦後の1951年(昭和26年)7月12日に200m北東の位置に二代目紀伊日ノ御埼灯台が再建された。2012年(平成24年)に灯台の敷地内で地崩れが発生し、倒壊の可能性もあることから2017年に現在の日高町側の位置に三代目が移転改築。

現在も初代(左下)と二代目(右上)の灯台跡が残されている。右の地崩れが見える。

参考
『燈光』2008年12月号
『燈光』2017年7月号

二代目紀伊日ノ御埼灯台(Wikipediaより)
初代紀伊日ノ御埼灯台(『燈光』2008年12月号より)

航路標識番号
[国際標識番号] 3301 [M5970]
位置 北緯33度52分55秒 東経135度03分40秒座標: 北緯33度52分55秒 東経135度03分40秒
所在地 和歌山県日高郡日高町阿尾[1]
塗色・構造 白色 塔形 コンクリート造
レンズ LU-M型回転灯器
灯質 群閃白光 毎12秒に3閃光[2]
実効光度 220,000 cd
光達距離 21.5海里(約40km)
明弧 301度から172度まで
塔高 約17 m (地上 - 塔頂)
灯火標高 約128 m (平均海面 - 灯火)
初点灯 1895年(明治28年)1月25日
管轄 海上保安庁
第五管区海上保安本部


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