江埼灯台|兵庫県淡路市
江埼灯台(A)|兵庫県淡路市 2021年10月24日
江埼灯台は1867年(慶応3年)4月の大阪約定の締結による5基のひとつで、淡路島北端部に1871年(明治4年)4月27日に建てられた。
現在も明石海峡を航行する船舶の重要な標識となっている。
設計はリチャード・H・ブラントン。灯塔の石材は家島産の御影石を使用している。
1998年(平成10年)に淡路島航路標識事務所の金庫からブラントンによる直筆サイン入りの灯台設計図が発見された。それまで現存していた犬吠埼灯台のもの(明治5年ごろと推定)より以前の洋式灯台の設計図として日本最古とされ、国内の近代建築史上、極めて価値の高い資料のひとつとされる。
1995年の阪神・淡路大震災では灯台敷地内の地割れや地盤のずれが発生。灯塔や付属舎、石積みの囲い、石段などに亀裂が生じたが、その後修復された。
参考=『明治期灯台の保全』(財団法人 日本航路標識協会)
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