たてしな

都内在住。30代、年下夫と2人暮らし。妊娠中。

たてしな

都内在住。30代、年下夫と2人暮らし。妊娠中。

最近の記事

つわりが終わったらしたい10のこと 【10w4d】

たまごクラブという雑誌を買ってみた。 経験者さんのことばに励まされた。 優しい。 そういう人に私もなりたい。 さっそくリスト作りました。 1.一蘭を食べに行く 夫との約束。 トッピングの卵は無しで、辛さも半分。 スープも飲み干しません。 2.天下一品を食べに行く 夫との約束。 こちらのスープは滋養強壮に良いのです。 3.パスタを食べに行く お気に入りのクリームパスタ店。 約束はしてないので1人でも行きます。 4.美容院に行く 縮毛とカラーを更新したい。 癖毛(天パ

    • おかゆと蒸れる人と 【10w3d】

      吐き気はあるがえづきが続く程度だったつわりが、 10週目から重くなった。 それまで平気で食べれていたもの(ラーメンやドーナツ、固形物)が受け付けなくなり、 嘔吐を繰り返すようになった。 それでもお腹が空くから、 吐きづわりが怖いから、 おかゆをゆっくり食べている。 夫が作ってくれたのも素朴で美味しかった。 父母に妊娠を伝えた。 普段はLINEのやりとりだけだから、 電話をかけるとどうした⁈となっていた。 2人とも喜んでた。 どうか、長生きしてください。 そう伝えたし

      • 妊婦とドーナツ 【8w6d】

        ここ数日は6時前後に目が覚める。 お腹の子が起きたのかなあ。と思ってる。 リビングに行くとソファで眠る夫。 相変わらず寝相がでかい。 とりあえず写真に納める。 (夫は自分の寝相を見るのが好きなのだ。 とにかく幸せな奴だ) 吐きづわりを感じ、嬉々とドーナツを。 口内の苦味とドーナツの糖分がせめぎ合う。 完食はできず。 昨日はクリニック。 胎嚢におさまる小さな我が子が少しずつ大きくなっていく。サイズは普通ですね、と(1.7mm)。 今週も心拍を感じ安堵する。 ここは妊婦健

        • 妊娠して最初に思ったこと

          は、 解放される、だった。 一体何から? 結婚して四年、 ずっと子供が欲しかった夫と、 誤魔化しながら先延ばしにしてきた私。 いよいよリミット的に… と不妊治療を始めたのが去年10月。 痛い採卵、慣れない診察台、そっけない女医さん、高い出費、期待と落胆、自己注射、サプリ、毎日の膣剤、かぶれるテープ から 微熱、吐き気、頭痛、そして心拍確認、出産日確定、そして手にした母子手帳。 正直不安しかない。 それでもお腹に話しかける夫が愛しいから。 なんとか。 ずっと会い

        つわりが終わったらしたい10のこと 【10w4d】

          北海道とおじさんの気付きと

          ★ 北海道に行ってきた。 好きだったのはいつまでも続く草原とか山とかの連なり。バスの揺れに寝ては起きてを繰り返していたけれど、目覚める度にずっと遠くまで続く風景に安心した(そして寝た)。 ツアーだったので、色んな夫婦を見た(私は母と。60代以上の夫婦が8割程だったと思う)。会話はないのに片時も離れず寄り添う夫婦、パワフル全快な妻に微笑んで付いてく夫の夫婦、ダブルピースサインの夫の後ろで冷めた顔で写真に収まる妻の夫婦、お喋りが絶えない学生カップルのような仲良し夫婦。あぁこの

          北海道とおじさんの気付きと

          まだ晴れない

          ☆ 昨日は、プロデューサー、監督、ボスとの打ち合わせだった。脚本への喧々諤々や今後の日程、キャストの候補等を話し合った。脚本については、思ったより強めの突っ込みはなく、私が心残りだった部分は誰もが心残りを感じ、私が力を入れた部分はやはり記憶に残ったようだった。今回、公募条件が特殊な為、自由に描けず(言い訳だ・・)悔しい部分もあったが、それも勿論ばれていた。引っ張られ過ぎ、と。 ほんとは初めからプロであるボスが描いた方が、回り道も無駄道も無くもっとスマートに進むのに、わざわ

          まだ晴れない

          義理姉の図々しさとか

          ☆ 法事で実家に帰った。正月ぶりの家族は皆変わらず忙しそうで、父は遅れてくるし、長男は早めに帰っていった。母の車で家に帰ると、姪二人がレアキャラの私から離れず、両方の膝上が何故か取り合いになり、とても重かった。義理姉の母へのタメ口はいつまでも慣れず、違和感しかない。友達だと思ってるのかしら、といつかの母は憤慨してたけど降参したのかもしれない。図々しく生ききった者の勝利か。 長男が新聞に載っていた。ラジオやテレビにもちょくちょく出ているらしい。周りのゴタゴタにも惑わず、ゆっ

          義理姉の図々しさとか

          毎日考えてるわんこと脚本のこと

          ★ もう去年のことだが。脚本家として参加し、イザ、コンクールへ出品!という時。私は、自分の作家名に愛犬の名を入れたいと申し入れた。結果的に奇妙な作家名がエンドロールに流れる事になった。違和感しかないが、私は嬉しかった。 意図知れず脚本家デビューしたその子はもうこの世に居なくて、私は忘れた事が無いから思い出す、という事もない。 もっとあぁしてあげたかった、これもしてあげたかった。後悔ばかりでいつも少しだけ痛い。解決なんて永遠にしないから、私はその感傷を引きずって生涯を終え

          毎日考えてるわんこと脚本のこと

          白いブラウスに合わせよう

          ★ 読んでも読んでも、日々大量の記事がアップされるから、社内ニートは辞められない。これ読もう、あれ気になる、後からそれも、とタブが増えていく。じゃあ今日何読んだ?と問われれば、はて?となるけれど、脳のどこかに爪痕はあるはず、だ。 上司が派遣の私の仕事の細部まで気が(時間もか)回らないから、質問するとたいていふんわりした返事しか返ってこない。却ってぼんやりする。そうすると、いい加減な私は”よし手抜きしよう”、と切り替え一層省エネ化する。今日も社会に生きている。 ★ また

          白いブラウスに合わせよう

          おじさんの歌

          ★ 飲み屋でおじさんが「座・ロンリーハーツ親父バンド」(加山雄三とザ・ヤンチャーズ)という歌を歌い、隣のおじさんに「な、いい歌だろ、覚えとけよ」って言って、隣のおじさんはうんうん頷いてデンモク画面を撮ってて、その隣の隣辺りに座っていた私は涙目で心にメモして、忘れないうちにnoteに記録しようと決め、今こうして書くことができた(嬉しい)。 ”生きているから嬉しくて  生きているからこそ悲しくて    生きているから辛くて 明日は必ず来る” おじさんが言いがちな事を集

          おじさんの歌

          優しいだけの世界

          ★ なんだか国内が、世界が、おどろおどろしいなあと思いつつ会社に着くと、ホワイトデーのお返し(私は何もしていない)が置かれており、その平和に(その落差に)眩暈がした。お礼を言うと、おじさんが、おじさんたちからだよ~と笑っていて、おじさんがおじさんという”役割”を引き受けてくれている、ただそれだけでちょっと感動した。役割は放棄されがちだ。 こんな緩い会社環境で働いていると、もうマトモな会社で働けないのではと底無しの不安に落ちるが、すぐにマトモな会社で働く気なんてもうないこと

          優しいだけの世界

          明日には忘れるはなし

          ★ 昼休憩をそのままデスクの上で取る人って信じ難い(せっかくの昼を適当に流し過ぎだと思う)が、左右のおじさんお姉さんは毎日机の上で食べる派だ。その二人が今、下のコンビニで購入してきたであろうファミチキやらカラ揚げやらヨーグルトやら菓子パンを食べている(大抵時間差があるのに今日はシンクロしていた)。左右からの匂いと咀嚼音の渋滞で辛い。思い切り顔をしかめている。今日も社会に生きている。 ★ 朝聞いていたラジオの映画批評で(『15:17分、パリ行き』)、あの日のあの選択を、あ

          明日には忘れるはなし

          その先はずっと先

          何かを始めることって実はそんなにハードルは高くなく、それを続けることこそ肝で、一度立ち消えても、なんとか舞い戻り、すまし顔で居座る図太さって大事だ(周知)。 仕事も趣味も誰かの応援も料理も恋愛もnoteもとにかく何も続かないけど、”脚本”だけは細々と接していたいがどうだろう。 今はあまり脚本を書く事が楽しくない。 よそ見ばかりしている。そうはいっても、クラスに通っているので提出期限を守り、作品を拵えてはいるが。”楽しくない”と思うと、”じゃあいいや”とこれまでは手離してき

          その先はずっと先

          春はまだか

          ★ 春が近づくにつれ少しずつ機運が回復する、気がしている。去年も、その前の年も1年のスタートダッシュは割ともたつく。寒いから心も身体も恐縮している。 今週の水曜日、信頼している脚本のセンセイの映画を観に行った。数か月ぶりにセンセイやクラスの同級生に会い手を振った(しかし遅刻していた為、はやくはやくと劇場に押し込められた)。 センセイは生徒の脚本を何度も何度も読み込み、作品を必ず褒め(褒める事は彼の信条だった)、構成を一緒に悩み、改善策を伝え、最後には背中をうんと押してく

          春はまだか

          睨むな

          ☆ 毎週月曜の11:30から、”たてしなさんの進捗確認”という煩わしい予定が組み込まれているのだけど、そもそも仕事がないから進捗しようがない。上司がPCの隙間から顔を伸ばし、どうします?と問うてきたので、特に何もありません、と応じた。不毛なルーティンは来週も続く。 左隣の席のお姉さんは漫画のように、ごきゅごきゅ、と喉を鳴らし水やらコーヒーやらを飲む。当初は何事かと思ったが、不思議と慣れた。しかし右隣のおじさんの”俺”という一人称には未だに慣れない。 ”俺”は人を選ぶと思

          何がどうしてそうなった

          ★ 私は会社では出来る限り省エネでいたく、声を出すのも控えたいので隣や後ろの上司に用がある時もメールやチャットで問う。それなのに、周りはコトバで返答してくるので毎回不協和音だ。限りなく塩に近い対応で乗り切る。 ☆ 前の会社は、マウンティングとパワハラとセクハラの山盛りだった。割と深めに傷ついている癖に、それを悟られないようヘラヘラしている自分が惨めで嫌いだった。上司への機嫌取りは見るのもやるのも嫌でいつも上手く出来なかった。部長に嫌われて壁際の席に一人ぼっちでいる男性社

          何がどうしてそうなった