定額では聴けない音楽-3

「7日間ジャケ写チャレンジ」としてバトンが回ってきたので、Apple Music、Spotifyに代表されるサブスクリプション・サービスには未登録の名盤を毎日一枚紹介します。

※2020年5月AppleMusic調べ、Spotifyには登録されていたりするかもしれません。

Antônio Carlos Jobim / Stone Flower

もしかして...と調べていたらまさかこの世紀の名盤もサブスク未登録。「 CTI 」レーベルは登録されている音源がまだ少ないみたいだ。トム・ジョビンの70年作の最高傑作。

「Stone Flower」との出会いは実は伊藤ゴローさんの家だったりする。今から15年前にゴローさんの家でレッスン終了後、何故かアルバムを聞いてまったりするという時間があって、その時に聞かせてもらった思い出の一枚。
誰もが歌えるあの「Brazil」をゴローさんは「この熱いんだが冷たいんだが分からない演奏が素晴らしいんだよね。しかも、フェードアウトしたかと思ったら、また戻ってきたり...」と不思議な解説をしていたのまだ覚えている。

「これレコード、どこで買えますか？」と聞いたら、「bar bossaの林くんの所なら売っていると思うよ」と教えてもらったけど、まだ当時20歳ぐらいでバーの扉を開ける勇気は持ってなかった。

それから15年、自分のお店の外の配電盤にあまり好みでないタギングがされてしまい、やるならちゃんと「作品」を残そうと、「2G in da house」さんにグラフィティを描いてもらう事になり、何を描いてもらおうかと悩みましたが、やはりこの「Stone Flower」にしました。アメリカ経由でブラジル音楽の素晴らしさを解いた一枚。

世界でも珍しいアントニオ・カルロス・ジョビンのグラフィティだと思う。是非、この機会に「Stone Flower」を聞いてもらいたい。思い出ばかりの一枚で、永遠に語れる一枚。

＜7日間ジャケ写チャレンジ概要・ルール＞
好きなレコードやCDのジャケットを毎日1枚、7日間SNSに投稿します。そのレコードの説明をしても、しなくてもOK。投稿毎に、友人や知り合いにこのリレーへの参加をお願いするというルールです。（もちろん、バトンを受け取るかスルーするかは自由です）
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