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グリーンウッドワーク最強〜なわけ

今年から岐阜県にある森林アカデミーで開催されているグリーンウッドワーク研究所主催の指導者養成講座を受講しているワタクシなのですが…

「つくれる家具」は最強〜ではないのか

これまで「木工というコトを伝える木工家」として「つくれる家具」を通じて、吉野の林業地の山を、山の管理人さんである「山守」さんの案内で歩く「山守ツアー」と、間伐材を簡易製材機で製材して「つくれる家具」をつくるワークショップを組み合わせて開催し、川上から川下へを体感できるプロトタイピングや、大阪の北摂地域の茨木市では、間伐材プロジェクトでの取組みで、間伐材を伐採して、地域の製材所や里山センターで製材し、学生さんやボランティアのみんなでつくって、地域のダムのイベントでみんなで使うという循環のモデルケースができました。

これらは「つくれる家具」が従来の家具や木工の基本概念である「乾燥材」を使わなくても、杉の貫板の性質から、組み上がってから緩やかに乾燥させても「別段特に問題ない」という特徴からできることでもありました。

このモデルケースは、どこでもやろうと思えばやれるので、ご興味があれば、呼ばれればどこでも行きますので、プロトタイピングしてみてほしいです。

なぜいまグリーンウッドワーク最強〜なのか

立木を伐採するところから、生木の状態で人力の道具を使ってモノづくりをするというグリーンウッドワークについては、日本の第一人者のひとりである久津輪雅氏が、同時代を生きる木工家第三世代(異端児木工家ともいう…)の仲間でもあるので、以前から知っていて「つくれる家具」が山や間伐材と繋がりはじめた頃から、後発のこちらが勝手になにやら近しいと意識をしていたのですが、「ゴッホの椅子」づくりのワークショップを体験したときに、機械による製材とか、近代化産業化が前提となる道具を使う「つくれる家具」より、より人間の営みとして原点的であることを体感しました。

このグリーンウッドワークの人が人たる所以である「道具を使ってつくる」というより原始的な木工の部分は、やまとまちの繋がり、循環をテーマとする「吉野杉デザイン研究所」の活動にとっても有用な木工のコンテンツであると思い、より深掘りしていきたいと思いました…だって、さっきまでそこに立ってた樹が、木になって、スプーンができて、アイスクリーム食べたりするのサイコーやん…

最後にこの言葉で今回のnoteを〆させていただきます「グリーンウッドワーク最強〜」

ひとまず今日はそんなとこ…


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