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長く続けるということ

まあ前回からのながれで…その木工家のお仕事のひとつとして、建築系専門学校のインテリアデザイン科でファニチャーデザイン演習の授業を担当させていただいてるんですが…

どうして木工家の自分がファニチャーデザイン(デザイン強調で…)の指導を担当させていただいてるのかというと…

木工家というのは、ある意味最小単位の家具メーカーでもあると思っていて…なんらかの形で営業、提案し、受注して→デザイン、設計→材料、副資材の調達→生産、生産管理→納品、物流→集金、支払い→アフターサービス、時にはクレーム対応、メンテナンス…という企業であれば分業されるところをできてるできてないを抜きにして、ひと通りの流れを理解して実行してきているからなんです(自己解釈…)

そういう意味で、ファニチャーデザインをトータルで体感しているという立場から伝えられることは少なくないと思っています。

なので、木工家のお仕事のひとつとして、ご縁があれば(実際、あって教壇に立たせていただいてますが…)臆面なくお受けさせていただいています。(ので、もしご興味あれば、ぜひご依頼ください…)

そんなお仕事の中での出来事なのですが…いつも担当させていただいているクラスが今年は例年の倍くらいの学生をみることになり、学校の規定で補助教員をお願いできるということらしく…どなたにお願いするかと思案して、前半の人体系家具(いわゆる椅子とか)デザイン課題には、20年来の木工家仲間で、建築士であり、家具デザイナーの狩野新さんに、お願いすることにしました。

彼とは、アラサーの頃、彼は大学で建築を専攻していながら家具をつくることに魅入られて、木工家という選択をし、自分も大阪に戻って家具工房を始めたころに知り合って、以後、20年近く、微妙な距離間を保ちながら、お互い、王道主流の木工家道に乗りきれないながら、なんとかして木工、家具の仕事を手放さない為に、生き残り大作戦をそれぞれに繰り広げてここまで生きてきて、なんだか戦友みたいな感情すら湧いてきてるヒトなんです(類友のダメなほうのやつですね…)

今回、課題初日に、彼の仕事事例を学生に向けてレクチャーしていただいたのですが、これまでスギ、ヒノキといった国産材に目を向けながら積み上げていったキャリアをベースにしながらつくれる家具デザイナーでありながらのデザイン業務の流れの話を伺い、学生達にとって、とても有意義なお話しをしてくださいました。

まあいわゆる主役とかスターとかになれなかった普通(というより少しダメな子ちゃんチームに含まれる)の木工家を50になってもなんとかやってる我々二人だからこそできる授業のスタイルっていうのがあって(これ負け惜しみではないです間違いなく…)そんな二人からお伝えできるのは、とにかくやめない(やめない為の方法とか手段はそれぞれ違うので考えましょう…)身につけた技術と知識と経験は奪われないからね…

それとやめない為にやったてきたことも結果として仕事の幅を広げてくれてます(いまでいうとこの複業的なこととしてもね…)

そんな感じで20年たって二人で教壇に立って椅子の話をしてるっていうのは、あの頃の俺たちに聞かせてあげたいですよ…

というここで、宣伝…家具、木工をデザインから制作まで広く伝えることができると思います…デザイン、建築系の大学、美大、短大専門学校で非常勤講師のお仕事ご依頼お待ちしております〜

ひとまず今日はそんなとこ…

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