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スマブラの新コントローラーを考えてみた

 なんか凄い見た目になりましたが、色々と考えてこうなりました。
 こんなボタンはダメという声が多かったり、技術的にこういう形状は作れないという場合は話が終わってしまうのですが。

 最近は格ゲーでレバーレスコントローラーが流行っていたり、スマブラ用にスマッシュボックスもあったりするのですが。
 元々はスティック付きのアケコンがベースになっているので、スマブラ用ならGCコンのボタンみたいなのを置いても良いのでは?
 と思って考え始めたら、いつの間にかこんな感じになりました。


方向ボタン(アナログ操作)

4段階の傾き調整

 黄色がはじき入力、白が最小の傾き、その間は同時押しを許容することで感覚的に調整できるようになったはずです。
 白いボタンだけが同時押しすると機能しないので、気持ち程度に同時押ししにくくするために丸っぽくなっています。
 デザイン的にも目を引く形になったので悪くないかと。

 最初は、黄色のはじきボタンの前に他のボタンを押してしまったら、ちゃんとはじき入力にならないのではと考えました。
 というわけで一応トレモで確認したところ、1F目に途中までスティックを倒しても、2F目に傾きを最大にすればはじき入力が認識されました。
 なので、黄色のボタンを押す前に他のボタンが引っかかっても大丈夫だと思います。

配置

 基本的にはレバーレスの方向ボタンの配置と同じですが、そこから指の関節を曲げ伸ばしするだけで傾き制御可能。

 普通の格ゲー用のレバーレスは下側の親指に上ボタンがあり、ここでジャンプをします。
 左上右の3ボタンが横並びの方が、コマンド操作もしやすいという理由もあると思います。
 しかし、スマブラの場合は角度調整があるので直感的な配置の方が良く、急降下操作のある下ボタンをそのまま親指で操作した方が良いと判断しました。
 ジャンプボタンが他にあるので、親指で上ボタンを押す必要が無いというのもあります。

 スマブラの格ゲーキャラは少しコマンド操作がしにくくなりますが、普通のコントローラーよりは入力しやすいと思いますし、それ以外のスマブラ的な操作の恩恵は受けられるはず。
 とはいえスマッシュボックスのように、パソコンに繋いでボタン設定を入れ替えられるようにしても良さそうです。
 もしスマホでも出来れば、大会などでの緊急時にも対応しやすそうです。

角度調整

 32方向も調整できれば実戦でも大丈夫だと思います。
 それ以上はただのオマケ機能ですが、もしかしたら使いこなせる人がいるかもしれないので付けちゃいました。

 調べてみると、傾きが約2割の浅さだと無効になる仕様があるとの情報を見たので、結構無効になる角度があるかもしれません。


通常攻撃、必殺技、掴み、Cスティック

人差し指と親指に2個ずつ配置

 スマッシュボックスの配置を調べたのですが、どうもこの4つのボタンのどれかがホームポジションに無いパターンが多いように感じました。
 いやまあ、さすがにAはホームポジションだったと思いますが、他のボタンに指を動かすことが多かったと思います。
 攻撃系のボタンは基本的には移動などには関係が無いので、攻撃時にどれか1つしか使わないからではないかと考えました。

 そこで、人差し指に通常攻撃と必殺技、親指にCスティックと掴みの役割を与えました。
 掴みのZボタンが親指から少し遠いので、こちらも少し遠いですが人差し指でも押せますので好みでどうぞ。
 なるべく小指は基本操作に使いたくないのと、動かしにくい中指と薬指をひとつの役割で抑えるため、このような形になりました。

AB同時押しスマッシュ

 この形状が許されるのかは分かりませんが、せっかく思いついたので同時押ししやすくしました。
 プロコンの親指で同時押しが出来るんだから、これも大丈夫だと信じたい。
 通常攻撃と必殺技をスマッシュ以外で同時に使う事もたぶん無さそうなので、人差し指にこの二つの役割を与えるのも大丈夫そうです。

 右手の指を左側に少し動かしても力が弱くなりにくいので、左側で同時押しをするようにしました。
 逆に、ボタンを押す時は右下へと指が流れるような動きなので、Aボタンの右下の空間を開けることでBボタンへの誤爆を防ぎます。

 先行入力があるので用途は色々あるらしいのですが、素の状態だと猶予の無いビタ押しが必要なので、そっちではもしかしたら実用性は低いかもしれません。
 ただ、フレーム入力の分かるトレモがある格ゲーで確認したところ(操作はノートPCのキーボード)、指二本でのビタ押しも結構難しいです。
 ガチ勢なら違うのかもしれませんが、二本押しも今回の一本押しもそんなに変わらないのなら、楽そうな方が良いかなと思います。

 一応、ABを親指と人差し指でも押せる場所にはあります。

64式Cボタン

 たぶんこれの方が使いやすいと思ったので、小さいボタンにしました。
 丸い形状が他のボタンへの誤爆を防いでいる意味がありそうです。

 親指の自然な動きとして付け根部分だけをなるべく動かしたいので、上下のCボタンとZボタンを斜めに並べました。
 左右のCボタンも一緒に並べるとさすがに直感的な操作性が下がりすぎてしまうのと、上下のCボタンの距離が離れすぎてしまうので、少し親指の関節を動かせば届く位置にずらしました。

左上から右下に斜めになる配置

 これは人差し指だけではなく中指と薬指もそうなのですが、一般的な格ゲーのアケコンやレバーレスとは逆の方向へ斜めになっています。

 本当の意味でのエアプレイで指を動かして色々試したのですが、アケコンなどはボタンが大きいので手全体を動かす必要があり、この時は右上から左下への流れが自然です。
 しかし、今回はなるべく指だけを動かすようにと考えたので、指の関節を曲げたり伸ばしたりだけする場合、左上から右下へと流れるのが自然です。

 レバーレスを開拓したヒットボックスは、従来のアケコンよりもボタンが小さめのようです。
 レバーレス自体が、指の繊細な動きが向いている人用のコンローラーのようなので、なるべく手全体を動かさなくて良いように考えられているのかもしれません。
 もしかしたら普通の格ゲーのレバーレスも、アケコンと逆の方向の斜めの方が良いかも。


ジャンプ、シールド

同時押しでショートジャンプ、シールドシフト

 この同時押しの形状も、普通のコントローラーならキーコン次第で親指での同時押しが可能なので、許されたい。

 ジャンプ2個押しショートジャンプの猶予は3Fなので、指一本でも十分問題ないはずです。
 シールドシフトの方は、そもそも通常シールド状態からもう一個押すので、猶予も何もありません。
 ただ、シールドシフトから一個離して通常のシールド状態に戻す操作も必要なのですが、動かす範囲が狭いので何とかなると嬉しい。

 こちらもABと同様に、力が弱くなりにくい左側で同時押し、右下にスペースを空けることで誤爆を防止します。

遅らせて連続押し

 同時押しよりもこっちの形状の方が許されないかもしれないけど、一応はプロコンなどでもXとAなどにジャンプを設定すれば近い操作が可能なので、大丈夫だと願います。

 最速二段ジャンプ(IDJ)は4F以内にジャンプボタンを二回押す操作です。
 1F目にジャンプなので、残り3Fの中で1F以上離した状態を作る必要があり、最後に1~2Fの猶予を残して、そこでもう一度ジャンプを押します。
 この少しボタンを押していない状態を作るために、右側で二つのボタンの間にスペースを作りました。
 指を少し右側にすると力が弱くなりやすいのですが、逆に軽い操作がやりやすくなるんじゃないかと思います。

 また、せっかくなのでDXにも対応できないかと色々調べたところ、ガーキャン絶を考慮しなきゃいけないことも分かったので、シールドの方も同じ形状にしました。

 こちらはシールド中→ジャンプ→踏切り中にシールド離す→回避(斜め下+シールド)という操作です。
 踏切りはキャラによって違うのですが、SPと同じ3Fのキャラを想定するなら、1F目にジャンプ+1~2F目にシールドを離す→3F目踏切り終了→4F目に回避(先行入力が無いので最速はビタ押し)……で、合ってますかね?

 人によってワンボタンだったり両手にシールドボタン分けたり様々のようですが、最速二段ジャンプと同じように1F以上開けるという部分が似ていたので、たぶんこっちでも使えると思って採用しました。
 指一本で出来た方が楽だろうという判断ですが、もし両手にシールドを置きたいという場合はDXにはキーコンが無いので、パソコンなどでボタン設定を変えるしか無いです。

遅らせて連続押し(検証)

 検証は、普通のコントローラー(純正品じゃないです)と、フレームが分かるタイプの格ゲー(ノートPCのキーボード)の2つで行いました。

 まずは最速二段ジャンプからですが、XとAをジャンプに設定して、そのままでもタイミングが合えば成功します。
 ですが、ボタンの円形の外側に近い部分を押せば、2つのボタンの距離が離れるので精度が上がりました。

 キーボードは斜めに配置されているので、指の動きの方はさらに斜めに角度を付けることで、2つのキーの距離を離すことでかなり精度が高くなりました。

 このボタンやキーの間隔は6mmが良さそうだったので、今回の新コントローラーの仕様も6mmとします。
 検証時にちゃんと指の位置を正確に把握できたわけでは無いですし、指の大きさも人によって違うので、実際のところは実物で試さないと分かりませんが、とりあえず今回はこの仕様です。

 ……後で思ったのですが、間隔を開けるだけならボタン1つでも形状次第で何とかなりそうですよね。
 さすがにそこまで行くと色々とまずいという声が多くなりそうなので、今回は2個押しに留めておきます。
 とはいえ1ボタンで出来れば、別の位置にもボタンが置けるようになるので、配置の幅が広がりそうです。


十字ボタン

配置

 アピールが実用的なキャラが少しいるので、なるべく押しやすいけれども普段は押さない位置に置きました。

 また、キーコンも考えて実用的な位置にしたつもりですが、左右ボタンをどこに置くかを悩みました。
 というのも、本来の十字キーの左右は同時に押せないので、キーコンでも左右ワンセットでしか設定できないんですよね。

 一応、左右を別々に配置することでボタンを増やすというのを考えたのですが、あまり良い配置が思い浮かびませんでした。
 とりあえずこの配置だと左親指で押せる位置に十字ボタンが2個あるので、左親指のみで押せる方を、コンセプト的にあまり使いたくない小指とセットにしました。
 デザイン的にも上下左右の位置にそれぞれのボタンがあるので、分かりやすいかなと思います。

 一応想定としては、上(右人差し指)は掴みかシールド、左右(右小指と左親指)の小指は掴みかシールドで親指はシールドかジャンプ、下(左右の親指)はシールドかジャンプです。
 この想定だと左右をシールドにするか、どちらかを使わないことになりそうです。

挙動について

 レバーレスの標準的な仕様として上下は上優先、左右はニュートラルと最初は考えたのですが。
 そもそもこれは方向ボタンが前提なので、キーコンで色々変えられるスマブラの十字キーだと色々と悪さが出来そうで不安です。

 しかし、スイッチって標準コントローラーのジョイコンがあるじゃないですか。
 それが個別に分かれている十字ボタンなので、試したらこの辺りの挙動はゲーム側が勝手にやってくれました。
 左右は両方合わせて1個のボタンのようですが、下シールド中に上通常攻撃だと攻撃が出ずにシールド解除するだけで、逆に上シールド中は下通常攻撃が反応しません。
 などという感じです。

 ただ、GCコンとして認識した場合や、旧作での挙動は分からないので、やはりコントローラー側で制御していきます。
 左右は1個のボタンという扱いで良さそうです。
 上下のフレーム単位の同時押しは上優先、1F以上ずれた同時押しは早い方優先ですが、優先側のボタンを離しても反対側のボタンは無効とします。

 両方とも離すか、片方しか押されていない状態でボタンを離すまで、優先順位は変わらないようにします。
 これは、優先側を離したフレームで反対側のボタンを押したときは、両方離したフレームが無くても優先順位が変わるという事です。
 連続押しくらいは許容したいので。


縦Tilt、横Tilt、XVIモード

Tiltボタン

 スマッシュボックスにもあった傾きボタンですが、海外では上強をUp Tiltなどと言うので、そのまま使わせてもらいました。

 角度調整を考えると縦と横は別々にする必要があるので、今回はABボタンと同じような同時押しの形状にしました。
 元々普通のコントローラーに無いボタンで、スティックの1入力を制御するための同時押しなので、これくらいは普通に許されると信じたい。

 同時押しが無いと縦横両対応のTiltボタンも用意して3ボタンになってしまうので、左小指の移動範囲を狭めるために2ボタンに留めました。
 左手の場合は指を右側に少し動かしても力が弱くなりにくいので、右側で同時押しです。
 小指の場合は押したときの指の流れも右下へ行くのですが、そもそも小指の移動範囲が他の指より狭いので、誤爆の心配は少ないと思いたいです。

 元々4段階調整が出来るのでTiltボタンはオマケ程度ですが、一番使いそうなのが歩行速度の調整なので、横Tiltボタンを押しやすい位置にしました。
 歩行モーションは3種類あるのですが、同じモーションでもスティックの傾きで速度が変わるので、実際のところ歩行が何段階あるのかは調べても分かりませんでした。
 8段階で全部網羅できるかは分かりませんが、出来なければXVIモードも駆使してください。

XVIモード

 ほぼオマケ機能だけど一応は実用性も考えて、空いた右小指で押せるようにしています。

 先に押した方のボタンを制御側で浅くするよりは、先に押したボタンを浅めにして制御側でさらに深くしていった方が、本物のスティックの挙動に近くて感覚的にも使いやすい気がしました。
 スティックの調整で少しずつ傾きが変わるのも、本物っぽいと言えば本物っぽいかもしれません。

 上下は上方向ならビタ押しで1Fの操作が可能ですが、下方向と左右方向は最速で2Fかかります。
 XVIボタンを押す前から方向ボタンを押せば上方向のビタ押しは不要ですが、XVIモードに入る前の入力も当然ながら有効です。
 Tiltボタンだけなら8段階を1Fで入力可能なので、状況によって使い分けてください。

名前について

 最初は16段階モードって名前にしようと思ったのですが。

 よく考えたらスマブラって、絶低空空中緊急回避という技術があったり、ラテン語歌詞の曲があったり、ソラが参戦したり。
 そりゃXVIモードでしょう。

 XVI(シックスティーン)モード搭載のXXXII SMASH(サーティーツースマッシュ)をよろしくお願いします。


その他

 もしこのボタン形状がダメだったら、同時押し部分はまあしょうがないですね。
 BとZを入れ替えるなど、指二本でABを押しやすくする配置に変更した方が良さそうです。
 シールドシフトも考えると、かなり配置を考え直さなければならないでしょう。

 ただ、最速二段ジャンプについては、上下に普通の丸いボタンを2つ置いて、側面に近い部分だと距離が開くので、そこを利用すれば普通に指一本で出せると思います。
 もちろん指二本で操作したい人もいると思うので、考え直した方が良いかもしれません。
 アナログ操作関連は、このまま何とか許されたいです。

 それから、基本操作に小指を許容するかどうかでも結構変わるので、その辺の好みも別れそうなので、とりあえずパソコンでのボタン設定に投げてしまうのは必要そうです。

 基本的には、ただ繋げばGCコンとして認識してくれるものを目指していますが、使えそうな機能はあった方が良いかもしれません。
 プロコンとして認識させるならZLも使えるので、もしGCコンとプロコンの認識を変更できる機器などがあれば、とりあえず置いてしまっても良さそうです。

 あとは、なるべく薄型の方がありがたいですね。
 薄型レバーレスを使っている格ゲーのプロもいますので、そっちの方が何かと便利そうです。
 スティック付きのアケコンは激しく操作しても大丈夫なように重い方が良いのですが、レバーレスはその心配が少ないので。

 という感じですかね。
 このアカウントで更新するつもりは特になかったのですが、思いついたら楽しくなってきたので画像を用意したりしてしまいました。

※ボツ案と改良版です

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