米韓合同軍事演習決行に際して

日本のメディアは、朝鮮が何かしらの挑発をするのではないか憂慮する報道ばかりを流している。しかしながら、その憂慮を誘発している要因は、米韓合同軍事演習だ。しかし、米韓合同軍事演習をやめるべきとの報道は一切なされない。

アメリカは、朝鮮を敵視したものではなく、通常の演習だと述べて、緊張激化を回避しようとしているが、それこそ虚偽にすぎない。

従来の私なら、アメリカに追随する韓国政府を批判するところだが、文政権4年間を振り返ると、不憫でならない。正直、批判する気持ちにもならない。

平壌15万民衆の前で、平和と繁栄、統一を誓った歴史的大統領にも、どうすることも出来ない壁があり、主権国家ですら変えることができないおきてがあるのだろう。まったくをもって残念だ。

なんらかの犠牲を払ってまで、公正な道を突き進む勇気を持てない韓国。それによって安堵している日本。本音と建前。資本主義の権化であるアメリカの威力を感じざるをえない。

このような状況の中で、自主の道を歩み続ける朝鮮にはどのような未来が開けるのであろうか。

コロナで、朝鮮への渡航ができないもどかしさの中で、一次資料を見ながら、朝鮮労働党の新たな政策に大きな期待を寄せている今日この頃である。

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