見出し画像

めっちゃイケてるフランス人ギタリストOlivier LouvelとイケてるFenderストラト

マルセイユに住んでいた頃、観に行って痺れたライブがありました。トランペットNicolas Folmerがリーダーのジャズバンド。メンバー全員死ぬほどかっこよかったのですが、ギターも最高でした。

ギタリストの名前はOlivier Louvel。読み方は多分、オリヴィエ・ルヴェル。
ノルマンディーのCaen(カン)出身。

そのオリヴィエさんが使用していたギターについて、上のInstagram投稿の中で「水色のレリック加工されたストラト」と書いてしまっているのですが、無知にもほどがありました…。これビンテージですね。

そのストラト、ストラトなのにストラトらしくないというか、より温かみのあるジャズトーンを奏でている気がします。ハムバッカーのピックアップってわけでもないのに。めっちゃいい音です。

この動画を見て、このギターのことがわかりました。

まず、カラーは水色ではなく、Sonic Blue。

そして傷はレリックの可能性もゼロではないですが、おそらくガチで塗装が剥がれているのだと思います。なんせ61年製のボディらしく、20年近くずっと第一線で使っているということなので。

「え、61年製?おかしくね…?」と思ったそこのあなた。さすがです、友達になれそうです。スモールヘッドにトランジションロゴですよね。なんと、ネックは64年製のものを組み合わせているようです。

FenderストラトキャスターはCBS期になってロゴをもっと大きく!という号令に倣ってトランジションロゴが登場。その後ヘッドも大きくなるらしいですが、スモールヘッドが残っていたのか、スモールヘッドにトランジションロゴという珍しい組み合わせがこの64-65年あたりに見られるそうです。最近そんなリイシューモデルをCustom shop製でちらほら目にしますが、このオリヴィエさんのは本物のやつですね。

オリヴィエさんは太く厚めのネックが好きらしく、音もよくなるし、弾いていて心地良いらしいです。めっちゃ共感!

それにしても、ビンテージを惜しげもなくバラして、違うボディとネックを組み合わせるという大胆さ。「普通はビンテージものにこんなことしてはいけないけど、絶対売らないしええねん」ということです。

ちなみにピックアップはオリジナルのままとのこと。

ストラト欲しいな。ソニックブルーもいいなぁ。


いや、僕にサポートだなんて...僕にお金渡されても楽器に使ってしまうので、、、あなたのお金はあなたのために使ってくださいw