見出し画像

映画館デートから見るGS4男子の考察

諸々の挨拶はすっ飛ばしますが、
はばたき市市政20周年誠におめでとうございます。

ところで皆さん、ときめきメモリアルgirl’s sideのシリーズ四作目は遊びつくしましたか? こんな辺境のクソみたいな記事に飛んできてくださったのです、きっとプレイはある程度終えたと思います。GS4、面白いですよね。はばたき市と羽ヶ崎市の過去作を反復横跳びしていた私にも、今回推しの男の子が出来ました。

でもその子は、笑顔と言う名の鉄壁ディフェンスを誇る男の子だったのです。だから知りたい。きみの考えていることを。別にわたしをときめかせなくたっていい、きみの心の片鱗を少しだけ感じたい⋯⋯!

ということで、偉大なる先人お祭り様の素晴らしい最高記事『映画館から読むGS3男子の人間性の手法をなぞり、GS4の男の子たちも映画を介し徹底解剖していこうと思います(素晴らしい考察記事と掲載許可を本当にありがとうございます⋯⋯!)。

そして恐ろしく長くなる&スクショ画像マジパレード確定なので、下の目次をご活用下さい。

※2022.10月 追記
いくつかのメッセージと電子版攻略本の入手で情報を追加しています。
なので本文は投稿のままですがこのような形で補強していきます。
有識者の情報本当に助かりましたありがとうございます!

映画前会話

12本の映画を男の子たちと見続け、三択会話をひたすらスクショするプレイを(部屋着+申し訳程度の流行りアクセ着用、デートも映画館のみ、ときめいてくれた男の子たちからのデートの誘いは場所まで聞いたあと全部断りひたすら映画館にこちらから誘うサブカル・サイコ・クソヤロウ仕様の)マリィでやりこみました。
すると、映画の内容はもとより、映画館での上映前会話にも男の子たちの人間性と言いますか、特徴が滲み出ていると思ったのでまずこちらから話させて下さい。

風真 玲太

マリィ「うん、ありがとう」
マリィ「もう、子どもじゃないんだから。」

彼氏兼保護者イズムがエグい~!!
わかる、風真くんお前はそういう男だよ。優雅でお育ちもよろしい男なんだけど”あの時(9年前)のおまえ”に対する”俺”がまだあるものでちょっと無神経と言いますか、同級生の女の子に言うにはちょっと待てぇ!の【トイレの心配】をしてくれるわけですが(付き合って長いカップルか家族同然の仲じゃないとなかなかしない心配だと私は感じている)それも風真の優しさと”ボンヤリなお前には俺が居ないとな”的揶揄いムーブメントをビンビンに受信しました。だってお前にとってマリィはただの同級生の女の子じゃないもんな~~!!
そして「トイレ~⋯⋯」の会話は小声。揶揄うとはいえ公衆の面前かつ映画館、声は殺してくれました。可愛い男だな。

颯砂 希

ここは会話無し
マリィ「うん、そうだね。」

第一印象を言うと、ポップコーン買わないんだ~!?って思いました。運動の男の子は食いしん坊というなんとなくのイメージ、颯砂くんにはありません(嵐さんきみのせいだよ)。上映前会話と感想選択肢後会話から唯一ポップコーンの単語が一切出てこない男なんですよ。ほかの男の子は何かしらで必ずポップコーンについて話すのに。逆に不自然と言わざるを得ない。おそらく彼は、お菓子類をそんなに好んで食べないのかもしれないなと思いました。超高校級アスリートだもんね。もしくは集中の鬼だから、映画中は何かを食べたりしないのかも。でも真相はわからないままです。
そして「正面で~⋯⋯」の会話、ものすごーく声のトーンを落としてくれています。吐息すら混じる絞り方です。顔色や周りの空気を読むことに長ける彼らしいなと思いました。だ~~~いすき。そうです最推しです。

本多 行

こちらも会話無し
マリィ「ふふっ、うん。」

意外に会話が少ないな!? 映画を見る前はサラッとしています。
なおポップコーンを買ってる描写はありませんが、映画の選択肢後会話を見るに買っています。
おそらくですが、本多くんは映画を見たあとに感想の会話を楽しみたいタイプなんじゃないかなと思いました。上映前会話はとても穏やかです。
そして「はじまるよ?」の声もかなり控えめの音量です。周りへの配慮含め、兄力(あにぢから)を感じました。妹さんと映画に行くかは定かではないですが、実際行ったとしたらこんな感じで声をかけてくれる気がします。

七ツ森 実

マリィ「やったね!」
マリィ「ふふ、七ツ森くんもね? あ、もう始まるみたいだよ。」

ポップコーンを買ってないと思わせといてしっかり買っている七ツ森です。しかも塩とかじゃない。さすが流行の男の子。また、チケットを渡す描写から彼が率先して券売機的なサムシングで購入したことが伺えます。
そして、彼らは映画前から”映画館デートを楽しんでいる”ことが特徴でしょう。マリィも七ツ森も映画が始まるギリギリまでお話をしています。
勘の言い方はわかると思いますが、「限定フレーバーの~⋯⋯」の声かけは、本当にごくわずかに小さくした印象でした。普段の七ツ森の会話音量が小さめということもありますが、あまり声を控えていない。【デートで映画を観に来た】というより【映画館へデートに来た】という側面が強い気がします。

柊 夜ノ介

マリィの苗字って上原なんですよ。えっ知らなかった?(※ここで旧姓プレイのカミングアウト)
マリィ「ううん、食べたい! 買って行こう。」

明確にポップコーンを食べたいと意思表示&マリィと一緒に買った男柊。
映画館のエントランスで会話がラリーするのは柊くんと後述の氷室くんだけです。しかも”マリィから話を振る”も共通しています。

マリィ「うん、楽しみだね。」

ポップコーンで和ませといて、劇場内では急に座長ムーブしてくる男。
勘のいい方は七ツ森の時点でわかると思うんですけど、柊くんのこの言葉、全く声を絞っていません。元々大声で喋るような男の子ではないのでこの場面もけして大きな声では無いのですが、普段の音量から考えると”劇場に居るから声のトーンを下げよう”という意気込み、私には感じられなかったです。
七ツ森くんと同じく【自分を見せる/魅せる側】である彼は【見る側】に回っても見せる側の片鱗が残ってしまうのかもしれません。それどころか柊くん、エントランスで見せたほわほわ楽しいデート会話から一変、楽しませてみろなんて言ってきます。役者であり座長でありデートを楽しむ高校生でもあるところを存分に見せつけてくる、本当におもしれー男だ⋯⋯。

氷室 一紀

マリィ「⋯⋯もしかして ポップコーン食べたい?」
く、クソガキ~~!!!

マリィからポップコーンを買ったことが十二分にわかる会話描写。ぜつてえにオマエ食べたいんだろそんなのわかってんだよこっちから察して先回りしてやんよクソガキが~~~♡♡♡てプレイ中になること請け合いのこの会話。察して欲しいところまでは柊くんと同じですが、そこからの意思表示までマリィに任せているのが氷室くんです。年下扱いされたくないムーブしてくるのにここぞとばかりに甘えているきみに私はぐらついてしまうよ。

氷室用マリィも苗字は上原なんですよ、え?ご存じない?(苗字消すのが面倒でした)
あら可愛い

そこからの美しい感情回収。
クソガキ~~~!!!から一転、何この子可愛い~~!!♡♡にならざるをえない揺さぶりをかけてきました。しかも仕掛けたのはマリィの方です。お察し能力が高い分、ちょっとした意趣返しも得意なようです。恐ろしい女。
ちなみにここでの氷室くんの言葉はマリィへの返事、消え入りそうな「まあね」だけなので、先述してきた劇場内では声のボリュームを落とすか否か問題について指摘が出来ません。その辺も後輩感があっていいなぁ。


映画

映画については三か月周期、春夏秋冬区切りで新作が公開され、はばたきウォッチャーからあらすじや概要を見ることが出来ます。一年目初っ端に公開される映画『Ekidenボーイズ』だけは二か月間の公開となりますが、基本的には同じ。また、場所判定では寒暖が無く、映画を見た後の三択前に男の子のリアクションが無いのが特徴です。ちなみに、同じ映画を何度も観に行くオタクはGS界で存在しないので、一つの映画を二回観に行っても会話は変わりません。映画は計12本。さぁ早速いってみましょう。

『Ekidenボーイズ』

”万年最下位の弱小駅伝部。ある日長距離走個人記録保持者がいることが発覚。その後レースで優勝したことから彼らの日常が変化し始める――。
実話をもとにしたスポ根小説×熱血映画監督の悲願、ついに映画化!”

『はばたきウォッチャー』4月1日更新分

監督名から出演俳優から、全てが薄っすら見えますね。タイトルから察するにおそらく江口監督が撮るスポ根の皮を被った大学青春映画なのでしょう。ストーリーもあらすじに書かれてある通り。良くも悪くもそれがわかってしまう邦画と受け取れます。
とはいえ初っ端からこの映画を持ってきたことにKONAMIの悪意を感じてしまいますが、いってみましょう。ちなみに映画のキャッチコピーが判明しているのは本作のみ。”たすきでつなげ!青春のリレーション!”です。oh。

※補完
心強い有識者より情報頂きました。映画の雰囲気はさておき、大まかなストーリーは『風が強く吹いている』が元ネタではないかということです。原作本ではなく映画で確認したのですがかなり近しいと思いました。これに青春ちょっぴりコメディ色多めに配合するとこのEkidenボーイズになること請け合いです(情報ありがとうございました!)

風真玲太(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)
以下一部抜粋
〇「ここまで外すと、もはや気持ちいいな」
△「予定調和な感じが、まさにまあまあだったな」

「最高だったね」選択後の▼リアクションです

⋯⋯けっこうな辛口に聞こえました。本当に凡打な映画だったんだと思います。風真くんは映画にひねりを求めていることがわかります。マリィに限らず、世の”作品”には自らの予想を超えて欲しいんだなと思いました。審美眼には自信があるものな。

颯砂希(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)
以下一部抜粋
〇「うーん、そうだな。リアルな競技とは違うよなー」
▼「選手目線の映像とか、けっこうリアルだったよ」

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

ここで真打が登場しました。真告白ルート必須の陸上部に入ったことのあるマリィなら周知のとおり、彼は一年目の陸上部で浮いており、居心地悪そうに練習に打ち込んでいる男です。そんな彼と”たすきでつなげ!青春のリレーション!”なんてキャッチを打ち出すような”絆”全面押し出しスポ根映画を観ることに心が掻き毟られそうです。なんでこの映画を彼が最もつらい4~5月にぶつけてきたんですかKONAMI。悪意だよ。素晴らしい悪意。
さらに注目したいのが、彼が映画のストーリーについて一切言及していない点です。陸上部で不協和音を見てきたマリィ各位に改めて問いたいのですが、本当に颯砂くんがこの映画を最高だと思ったのか? 疑問にすら思ってしまいます。
”映像はリアルだった。でも描かれているストーリーはリアルな競技とは違う”が彼の映画への感想です。後述しますが、マリィの映画評価に対し◎/〇をたたき出したからと言って映画への評価とイコールにならないことが彼にはあります。それをふまえ、本当に「自然に熱くなった」「走って帰るか」と笑う彼が、本当にこの映画を【最高】と思ったかどうかは私にはわかりません。複雑な感情で熱くなり走っていた可能性が10%ほどありませんか⋯⋯?(涙目で話すオタクの絵文字)

本多行(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)

「ハズレだったね」選択後の〇リアクションです

ウソだろ~~~!!!!と手をたたいた瞬間でした。
キャッチコピーが判明したと同時に、それに「ヤバい」と言って笑う本多くん。情報が過多すぎて手をたたくと同時に倒れそうでした。一個人としては本多くんのこれ、感覚が同じで笑う。あと言い方も本当に笑ってました。「w」が見えたよ。
最高を選択して▼評価の際も、心底疲れた顔をして「走ってばかりで、こっちが疲れちゃったよ」と言ってくれます。ほかのデート先ではMr.オブラートだと勝手に感じていたのですが、映画デートではわりとむきだしの感想を言ってくれます。本当に助かる。

七ツ森実(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)
一部抜粋
〇「こういうジャンル向きじゃないよな、お互い」
△「楽しめるトコ、あるんだ? 何より」
▼「あぁそう……俺無理だわ」

おっと辛辣。相当刺さらなかったようです。とはいえ、最高と言っても×評価にはならないので、NotForMeが出来るレベルなようです。「まあまあだったね」と「最高だったね」のあとの七ツ森くんのげっそりボイス、ぜひ聞いて欲しい。
ちなみに七ツ森くんは、好きな映画ほど饒舌に詳細を喋ってくれる傾向があります。感情移入をしがちな男の子でもあるので、スポ根凡打映画は刺さらなかった模様。

柊夜ノ介(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

そもそも私はGS4のプレイが遅くて、その影響か未だに攻略本が手に入っていません。あまりに欲しくてハンカチを濡らす日々なんですけど、上記の柊くんの台詞が攻略本に全文書いてあったとして本当のところは見抜けないと声を大にして言えます。
何故ならこの「まあまあ」の彼の言葉は間違いなく嘘だからです。ぜつてえにまあまあなんて思ってない。声優さんがうますぎる。ありがとうございます。これはデートして聞かないと解らない。必聴です。
とにかく柊くんの中で限りなく大ハズレの映画というのがわかります。とはいえ「最高だったね」と言ったとしても「不勉強でした⋯⋯」と発するので、超拒否ではないのかもしれません。

『OH!!シーレ』

”日本初上陸のB級ホラーを体感しよう!”
”ジャパニーズホラー「押し入れ」をあのティランターノ監督がオマージュ。超高層マンションに設置された押入れが狂暴化する前代未聞の究極ホラーがついに日本上陸! 鑑賞後は自宅の押し入れを開けるのが怖くなる。”

『はばたきウォッチャー』4月1日及び6月1日更新分

何!? って言ってしまった映画です。タランティーノをもじっている「あの」ティランターノ監督作品らしいですが、世間的評価としてはB級ホラーなようです。押入れが怖くなるという着眼点は良いのに、画像を見ると力が抜けます。何だこれ。枕食われてるやんおもろ。間違いなくB級。可愛いキャラクターを作ろうとでも思ったのか? と笑ってしまう。ホラーではあるけど、すっとこどっこいな仕上がりと邪推してしまう映画です。

風真玲太(最高◎/ハズレ〇/まあまあ▼)

「ハズレだったね」選択後の〇リアクションです

ここから風真くんの真価が発揮されます。
マリィが「最高」と言った際「ジャパニーズホラーの傑作誕生だな」とニッコリ笑いながら興奮気味で言ってくれるので、きっと風真くんの評価もこの映画を【最高】と感じているとわかるのですが、そんな彼は真逆の評価を言っても〇評価となります。
風真くんは好き嫌いが分かれそうな映画の際、マリィの評価を尊重します。逆に言えば、どっちつかずのまあまあ評価に対し厳しい言葉を言うのです。
彼は映画の評価とマリィへの評価をわけて考えるタイプの男でした。

颯砂希(ハズレ△/最高▼/まあまあ×)

「まあまあだったね」選択後の×リアクションです(半目スクショになったことをお詫びします)

そもそもですが、映画館は上映中の映画によって属性が変わる特殊なデート場所です。男の子にとって苦手な映画が上映中の場合、映画館に誘っても基本的に来てくれません。とくに、友好度普通の際は成功率0%です。
颯砂くんはホラーがとても苦手です。よってB級だろうがなんだろうが苦手です。1~3回目までどのデート場所でもOKしてくれるというサポートボーナスが無ければ、颯砂くんとこの映画を観ることはできません(8月後半友好チャレンジしたらいけるかもしれないけれど、そうなると上映が終わってしまう)。それほど苦手なのです。それに上映後、上の画像のように「ちゃんと見れなかった」と正直に言ってくれます。相当苦手だったようです。
⋯⋯この評価を見たマリィ各位、本当怖がりなんだね~颯砂くん可愛いネ~♡♡⋯⋯で終わったりしてませんか? 注目すべきは評価順です。マリィに対して△評価が最も高いという苦手極まりないこの映画で、マリィが言う「まあまあだったね」への評価が×なのです。
彼にとって「まあまあ」は全体を見て批判できるところと好きだったところがある状態、すなわち”通”のような状態を指しているんじゃないかと私は考察しているのですが(だから「まあまあだったね」と言うと「語れるほど見れなかった」とアンサーするわけです)それ以外に”きみが誘ってくれたから苦手な映画だけど観た”が伝わってくるわけです。
彼の×評価、映画館では二個あるのですがどちらも【まあまあ】評価のときだけ叩き出されることを噛みしめて生きていきたい。だってGSシリーズのセオリーでいうと、映画の評価が真逆の時男の子たちは怒ったり悲しい顔をして帰ります。でも颯砂くんは怒らない。自分が好きじゃない映画をマリィが「まあまあ」という時だけ送り届けず帰るのです。

本多行(最高◎/まあまあ▼/ハズレ×)

「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです ドSか?

本多マリィが劇中ビクッとしたことがわかると同時に、それをちゃんと見てくれたことがわかる一面です。
「ハズレだったね」と×評価を選んでも「一般受けしないのはわかってたけど、君ならって思ったんだけどなー⋯⋯」と言ってくれることから、B級と言うことはわかっていますがどうやら本多くんのオキニ映画ということがわかります。ハズレと言うと帰っちゃうの意外過ぎる。しかも◎評価の際の彼、

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

ヒエ~~~~~!!!!!!!!!
不条理を最高のスパイスと捉えているし満面の笑み~~~!!!!
気が合うかもと思っていたのに、わからなくなりました。さすがGS。情緒がぐちゃぐちゃになる。不条理を最高のスパイスと思っている高校一年男子とか怖すぎるだろ。好きだぞ。

七ツ森実(まあまあ〇/最高△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の△リアクションです

わかる~~~!!!!!!と手をたたいたリアクションです。
彼の独特かつオタクっぽいカタカナの使い方すごく好きなんですけど、映画評価でもギラギラ光っています。ありがとうな。
ちなみに「まあまあ」を選択した〇リアクションも「モチーフが押し入れって斜め上行き過ぎてる」とサラリと言ってくれます。言い方がとっても可愛いのでこれは聞かないと解らない。
楽しみはしたけどツッコみどころは満載、そんな感じで映画を観ているので【正しくB級映画を楽しんでいる】感があって好きです。ホラーとしては微妙だったけど、モチーフはオモシロすぎるんだもんね。

柊夜ノ介(最高〇/まあまあ△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

は!?!?!?エッチ!!!!!!!!
すみません取り乱しました。柊そういうところあるよな。ありがとうございます。”びくっ”って何? なんで””で囲ったんですか??ありがとうございます。
柊くんも楽しめたようです。マリィが「まあまあだったね」を選んでも

見抜かれてる~~!!!!!!
ちゃんとマリィの様子をうかがいながらも映画を楽しんだことがわかります。ニッコリ笑って言ってるのがわかるので是非聞いて欲しい。
そもそもハズレ(▼評価)を選択しても「面白い切り口だと思いましたよ」と言ってくれるので、アイディアなどは好きなようです。こういうところ風真の評価と似るところがあるのは注目しても良いと思います。

『V.O.L 2nd』

”懐かしのSF映画のリメイク版上映決定!”
”19年の沈黙を破ってヤツが帰ってきた! 海に空に、銃を片手に駆け巡り高難易度の任務をこなすエージェントに忍び寄る新たな陰謀とは!? 「VICTORY OF LIGHT」続編は五感で楽しむ新感覚SF。”

『はばたきウォッチャー』6月1日及び9月1日更新分

この映画だけ明確な元ネタがわからなかったんですけど、ターミネーターとマトリックスの魔合体か? というのが私の解です。もし元ネタに自信ネキが居ましたら、ツイッターのDMまでご教示いただきたい。
とにかくハリウッドが総力と予算を挙げて作った映画というのがビンビン伝わる映画です。

※補完
心強い有識者より情報頂きました。こちらなんと、GS1にて上映されていた映画の続編であることが発覚しました。慌てて攻略本とゲーム本編を確認したところ面白い違いを見つけたので以下掲載します。何故見落としていたんだ⋯⋯!(情報提供本当にありがとうございます)

『VEROCITY of LIGHT』
”上下左右を鉄とコンクリートに囲まれた未来都市。失われていた言葉「ソラ」の意味を求めて、男達が灰色の世界を駆け上がる。SFXを駆使した作品だ。”

なんとタイトルが違いました。ただ略してVOLなのと「19年」という単語から間違いなく続編だと考えられます。そしてGS1の上映中画像はあからさまにマトリックスでした。やっぱりそうだったか。

風真玲太(最高〇/まあまあ△/ハズレ×)

「最高だったね」選択後の〇リアクションです
「ハズレだったね」選択後の×リアクションです

「最高だったね」で〇評価の男が、「ハズレだったね」でキレて帰ることへの解釈。私はビックリしました。しかし考えに考え、「最高だったね」に対し◎を下さない風真くんが何故怒るのか、なんとなくわかりました。
製作者たちの”こだわり”がわかる作品に対し、映画としては◎評価ではないけどそれでも「ハズレ」と一刀両断する者に対し、風真くんは一言物申したいんだと思います。彼自身の審美眼と良心故に。本当に良いやつだ。根がとっても善良なんだ彼は。ちなみに文化祭失敗会話からわかるんですけど、彼は結果より過程の男なのです。優しい男だ。

颯砂希(最高〇/まあまあ△/ハズレ▼)

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

こっっわ!!!!!!!!!!!(好)
となったリアクションです。颯砂くん、映画を観て評価をする際”する”ではなく”下している”と思い震えました。映画に対し”手打つ”ってなんだ。オマエはすごい男だな⋯⋯。好きだよ⋯⋯。
ちなみに「最高だったね」を選択すると同意はするものの「もうちょっとアクションが欲しかったかな?」と笑います。わかりやすいアクション映画が大好きなんだね⋯⋯好⋯⋯

本多行(最高◎/まあまあ△/ハズレ×)

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

なるほど二人が見たのは4Dだったんですね!? と判明する会話です。
アクション多めの映画にありがちな没入体験誘い上映も選べる映画らしい。とはいえ、彼自身はストーリーに集中したい男だと言うのがよくわかりました。ストーリーを重視している。
特筆すべきは「ハズレだったね」の×評価会話。本多くんはものすごく悲しい顔を浮かべて「どのへんがハズレ?」と聞いてきます。そしてけして送り届けない。本当に好きな映画なんだなとわかるんですよね。

七ツ森実(最高◎/まあまあ〇/ハズレ×)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

七ツ森と言う男の寛大さがわかる会話です。
この映画に対し彼は「どこまでがCGなのか実写なのかわかんないし。ストーリーもかなりイイ」(最高◎評価)、「ハズレだったね」と言えば「趣味合わねーな」と相当イラっとした顔で帰っちゃいます(×評価)。つまり相当好きな映画だということがわかるのですが、「まあまあ」と言った際彼は皮肉めいた温度を一切合切消しすこぶる楽しそうに【話をしようぜ】と言ってくれます(言葉の温度がとても穏やかです)。つまり好きな映画でもあるけれどデートとしてかなり楽しめる映画だったことが伺えるわけです。相当好きだけど、一切の批判を許したくない意固地になるような映画では無いんだろうなと思いました。デートが上手な男だ。

柊夜ノ介(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)

「ハズレだったね」選択後の〇リアクションです

こっっわ~~~~!!!!好~~~!!!!!
ちなみに柊くん、爆音上映とか4DX放映は好きじゃないらしく「最高だったね」(▼評価)と言うと「席が動く必要あるかな。全然集中できませんよ」と赤裸々に語ってくれます。
自我が芽生える前から舞台で戦ってきた男なので、自らの表現や演出を超えた外部による干渉(=4DX、爆音上映等)に対してかなり厳しいのではないかと思いました。あと「あなたが及第点を出すのなら、来た甲斐はありました」というセリフもあるんですが、音色から皮肉の味を一ミリだけ感じることが出来ます(何故なら評価は△だからです)

『ウミウシ物語』

”大人から子供まで楽しめるアニメ映画”
”「一緒に魔法の解き方探そうか?キレイな物と交換なら、だけど」
少年とウミウシの不思議な出会いが世界の秩序に関わる大事件に発展。世界に誇る日本のアニメーションが、”新たなる傑作”を生みだした。”

『はばたきウォッチャー』9月1日及び12月1日更新分

ジブリのポニョと新海監督および細田監督作品が混ざった印象を受けます。海がモチーフなのでポニョに軍配があがるかな。絵柄的にもジブリっぽさを感じます。”世界の秩序”と明言しているのでおそらく世界観は生死観を強く描くポニョじゃないかな。しらんけど。⋯⋯そう思っていました。

風真玲太(ハズレ◎/まあまあ〇/最高▼)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

これジブリが元ネタではないのかな⋯⋯!? と頭を抱えた回答です。
審美眼の風真くんがジブリを酷評するだろうか。いくら彼が思春期と反抗期の全て渡英してたからといって世界の宮崎監督のことを今さら「世界的に評価されてるって聞いたけどさ」と言わない気がする。ここで新海監督か細田監督モチーフ説が急浮上しました。だとしたらかなり信用できる男だと思います(超超超個人的意見です)。
あとシレッと「俺たち」と括っているのも注目していただきたい。玲太ってそういうところあるよな!(颯砂くんの笑顔で)

「ハズレだったね」選択後の◎リアクションです

嘘~~~!!??私寝たの!!??!?(驚愕)
風真くん用マリィ相当すっとこどっこいじゃないの⋯⋯。そりゃぁほっとけないウッカリぼんやりさんって思われても仕方ない。映画館に映画を観にきて序盤で寝る女だったんですか。そしてそれが風真くんの中で◎評価⋯⋯!
このことから、ハズレ映画と彼が評価していてもマリィを観察して楽しんでいることがわかるのでデート的には大正解なようです。
マリィは誘った映画で寝るんじゃないよ。

颯砂希(最高〇/まあまあ△/ハズレ▼)
これが今回の記事の要審議BIGポイントです。
評価だけで見るとアニメ映画も好きなんだ~、でもそこまでは刺さらなかったんだね~! ⋯⋯と受け取ることが出来るのですが

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです
「最高だったね」選択後の〇リアクションです

ん??? あれれ~おかしいな~!? となったのは私だけですか? いやぜつてえおかしいぞ。
颯砂くん、この映画の評価は【ハズレ】または【まあまあ寄りのハズレ】でしょ⋯⋯!!??
ここでようやく、颯砂くんという男が”マリィの映画評価に◎/〇評価が出たとしても、映画評価の同意ではない”ことが突き付けられて倒れました。「ハズレだったね」のリアクションは▼評価ではあるのですが、彼の言葉運びや表情はけして暗いものではなく、むしろ明るいのです。本気で「オレたちちょっと場違いだったかも?」と言って笑ってる。それなのに▼評価。
だってマリィが「最高だったね」と評価した際、彼は何にも言及してくれないんですよ。確実にミリもハマってないだろ。「きみが最高なら今日の目的は達成だな」と言うだけ。何だよお前~~!!オマエオマエオマエ~~!!(むせび泣くオタクの顔文字)
⋯⋯つまり、自分にはあまり刺さらなかった・それほど楽しめなかった映画でも彼女が「最高だったね」と言ってくれるならそれでいいわけです。映画の評価とマリィへの評価が真逆になる男。なんなんだオマエ⋯好きだよ⋯⋯
ちなみに「まあまあだったね」の際

おっと?

画伯、生意気に絵の評価をするんかい。

本多行(ハズレ◎/まあまあ〇/最高△)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

ちょっと意外だったんですけど、本多くんには一切刺さっていません。
本多家の仲の良さ的に妹さんと観に行ったりするジャンルかなぁと思ったのですが、妹さんは「お兄ちゃんと映画なんてやだ~!!」とかなんとか言ってるのかもしれない。兄は辛いよな。
ストーリーを重視する彼に一切刺さらなかったのなら、画面の美しさやキャラクターの可愛さのみに力を入れた映画だったと察しました(そう言えば颯砂画伯も「絵は上手だった」と証言してるし)。
なので「最高だったね」と評価しても「海中や波の表現は凝ってたね」と”良いポイント”として挙げてくれます。超拒否する映画ではないんですね。良い所は良い所としてきちんと評価します。
そして何よりお伝えしたいことがあるのですが

「ハズレだったね」選択後の◎リアクションです

これ、追加デート好きな食べ物会話の際の「ケミストリー!」に通ずる突拍子の無さで笑ってしまいます。カラカラだ~の言い方本当面白い。そして本多くんはハズレのエンタメに当たった際は手元の食べ物をバクバク食べる傾向があるようです。何かに集中するか、何もしてない状態が辛いんだろうな。それにしたって心底のどが渇いている「カラカラだぁ~↑↑」が聞けるので、聞いたことが無い方は是非。

七ツ森実(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

おっまえという男は~~~!!!!!(内頬を噛むオタクの絵文字)
キラッキラで言うので本当に刺さったみたいです。そしてGS4で唯一グッズを購入する男。オタク気質をちゃんとくみ取り作られた男の子だとため息が出てしまうな。束ねてブーケにしてやろうか。
そして何よりこの映画、采配が良いのか「ハズレだったね」と選択しても「女子はウミウシとかダメか⋯⋯」とやんわり言って終わりです。ブチキレて帰るまではいかない。「まあまあだったね」を選んでも楽しそうに映画について言及します。おそらくなんですけど、七ツ森くんにとって”まあまあ”は否定的に聞こえていないのかもしれません。Not goodではなくNot bad寄り。そのあたり風真・颯砂の幼馴染組とは違いますね。

柊夜ノ介(最高◎/ハズレ△/まあまあ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

この作品は刺さったんだ! と思うと同時に、個人の映画の評価とは少しニュアンスが違う気がして頭を抱えた返事でした。彼は徹底して人を喜ばすことを目標にしています。老若男女というワードだけでなく、ご新規にもご贔屓さまにも気に入ってもらいたい、といった旨の発言もしているので、最初から狭い層をターゲットにしたニッチなものより”広い層向けとして作られた大衆エンタメ”に対し好感を抱く傾向がある気がしますね。
とはいえ

「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

あ、やっぱり作品としてすっごく好きだったんだね…!?
「僕の評価は最高です」の言い方、まあまあと評してきたマリィに本当に納得いっていない声色なので聞いて欲しい。そして注目できるのは「ハズレだったね」選択時より評価が下がるところです。この男も、エンタメに対し”まあまあ”と言われるのが引っかかるタイプなのかもしれません。広義で分類するなら風真・颯砂組になるのかも。

★グループ視点補足
この映画は柊氷御のグループでも観に行ってくれます。
本来ならこの映画を観れない氷室、御影の視点も加わるのでちょっと面白いことが起きます。何故この映画の評価が彼にとって高いのか、答えを言ってくれました。以下引用です。

氷室「なんとも能天気で、ストレスになる映画でした」
柊「きっと感情移入を誰にするかで、色々な感想があるんだと思います」
(マリィ・氷室二人に主人公の男の子に感情移入した?と指摘し、二人が頷いたあと)
柊「次は両親、そのあとは海の生物、色々な視点でみられるんです。そこがスゴイ

つまり柊くんは、映画のストーリーというより、技法、演出、あり方をスゴイと言っているわけですね。感情移入はもちろんするけど、移り変わりを促せるこの映画の仕組みに対して褒めている。さすが座長だと思いました。

『初恋の行く道』

”あの人気作家、藍沢秋吾の恋愛小説を映画化”
”栄誉あるノーベノレ賞を受賞した奇跡のラブストーリーが待望の映画化。同じ街にいるのにすれ違い、逢うことがない二人の恋の行方は――。
劇場をあとにするときに静かな感動に包まれる、人生を豊かにする秀作。”

『はばたきウォッチャー』12月1日及び3月1日更新分

実はこれ、問題作です。
映画の内容や男の子たちの評価云々はさておき、この作品の扱われ方を私は危惧しています。GS3をプレイし藍沢ルートを攻略したバンビたちならわかると思うんですけど、未プレイの方にもわかるようにちょっとだけ紹介させてください。
『初恋の行く道』は藍沢という男が執筆した『初恋』シリーズ三部作の二作目の小説にあたります。とにかく売れに売れ、高校生のバンビ(=GS3主人公)が早く続きが読みたい、本当に面白い、感動したと言及した作品。サポートキャラであるクールな友人・ミヨちゃんでもって「面白かった」と言わしめる本です。本の内容は残念ながらゲームで触れてくれないのですが、モブの女性たちがとにかくなんでもいいから続きが読みたいと言うほどハマっているので凄まじいパワーのある話だったことが伺えます。
ところが、ルートを進めていくと藍沢は「三作目は出さない」と言います。実は数年前に構想が出来ていたらしいこのシリーズ、三作目について藍沢はこんなことを言います。”恋愛の墓標”のつもりで書きあげる予定だった。元々書こうとしていた三作目、つまり最後のストーリーについて、”主人公は最愛の人を失い全てに絶望する。そして残りの人生をただ目を閉じてやり過ごすことに決めるんだ”と藍沢は述べています。ところが、バンビと出会った藍沢は「もう一度だけ目を開けてみよう」と思い至る。そして三作目の執筆と発売を決めます。そして発売されたのが『初恋のとき』です。それを読んだバンビが、話の展開に触れてくれます。それが以下。

”『初恋のとき』は、恋人と死別し人生に絶望していた主人公の前に、新たな恋人が現れたところで終わっていた。”

そしてそのあと、藍沢の『初恋』三部作はノーベノレ賞を受賞します。恋愛小説でありながら、一人の男(=藍沢)のドキュメントでもあるわけですね。二作目『初恋の行く道』では感動した、続きが気になるという感想が目立つので、きっと【三作目で死別する恋人】とお付き合いをするまでの過程あるいはお付き合いをしたあとアクシデントに直面した/しそうな所で次巻へ続く、というのが『初恋の行く道』の大まかなストーリー展開なのではないかと考えられます。けして悲しい終わりを想定させるような話では無かったはずです。ところが続きの最終巻では恋人と死別する。本来ならそこで主人公が絶望して終わる話を、希望を見出して終わる話へと昇華させた。
⋯⋯背景含め説明するとこんな感じです。

ところがこの映画の紹介文だと、三部作とは一切言っていません。タイトルだけで言えば三部作の二作目。ノーベノレ賞を受賞している大作小説をギュッと一本にまとめて映画化したのか、それともシリーズ化して続きも映画化するのかがわかりません。しかも紹介文をよく見ると、これは藍沢ルートの時のバンビ(GS3主人公)の終盤、突き放されてすれ違うストーリーと同じ匂いがするのです。”同じ街にいるのにすれ違い、逢うことがない二人”。さて主人公の男とすれ違っている人は、死別した恋人のことなのか、新たな恋人のことを指しているのかは不明です。そもそも実写化にありがちなオリジナル展開でアレンジされている⋯⋯?(どうして無い映画と無い小説に対しここまで疑問を抱かないといけないんだ)
さぁそれを踏まえて男の子たちの評価リアクションを読み解きましょう。原作未読か否かも注目ポイントです。

※補完

攻略本を手に入れたので確認したところ、なんと”初恋三部作”とキッチリ書いてありました。つまりこの映画は三部作のうちの二作目ということが確定しました。上で長々と不安を語っているし藍沢ルートの確認もしたというのに無意味だった。情報弱者だったが故に⋯⋯!というわけでその補完でした。

風真玲太(最高◎/ハズレ▼/まあまあ×)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

出ました。か~ざ~ま~です。さすが風真くん。こちらの期待を裏切らない。⋯⋯というのが、恋愛映画を観て「最高だったね」を脳直で選んだマリィたちの感触だと思います。ところが先述した通り、この映画がギュッと初恋三部作をまとめたものだとしたら風真くんにとってとんでもない地雷ストーリーであることは火を見るよりも明らか。でもそう言わずに喜んでいる・境遇にかぶせちゃうということは(のちに死別する方の)恋人と何かしらで離別し再会した、という展開だったと推察できます。
そもそも、ノーベノレ賞を受賞した話である以上世代じゃなくてもなんとなく最後どうなるかの前知識がある気がしますが、風真くんが恋人と死別するとわかっている恋愛映画を喜々と「俺たちの境遇にかぶせちゃうよな!」なんて言わないと思うので、風真くんは原作小説を読んでいない。渡英しているし辻褄があいまくります。
ちなみに「まあまあだったね」で

そんなに怒ることなくない? ってくらいおこになる若様。風真はこれ以降の映画は基本的に「まあまあ」で一番好感度が下がります。ザ・まあまあを許さない男。「良くも悪くもなかった」が「無意味」に繋がる辺りが鑑定人というか審美眼に自信のある男っぽくて好きです。良いか悪いかの価値を決めることに自信と恐れと迷いを抱いている彼が、良いか悪いかを言及しないマリィを非難する構図がちょっとしたブーメランで青さを感じます。
おそらく風真くんは、良くても悪くても良いから琴線に触れて欲しいんじゃないかな。俺はこう思ったけど、おまえは逆か、なるほどな⋯⋯は良い。感情が振れることに価値を見出している。ところが「まあまあ」なんて、おまえは何も感じてないのか? ⋯⋯そういうスタンスなのかもしれませんね。

★グループ視点補足
この映画は風本七のグループでも観に行ってくれます。
そこで風真くんは本多くんに「感動しちゃったんだ、リョウくん、目が少し赤いし」、七ツ森くんに「いいじゃん、ピュアなトコあって安心したわ」と揶揄われてしまいます。本当に彼の心に響いたことがわかる。根がとってもピュアなことが七ツ森に見破られている。良いグループですね。なおその場合のマリィも目を真っ赤にしているようでお似合いですね~と思いました。

颯砂希(最高〇/まあまあ△/ハズレ▼)

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

颯砂くんのこの発言で、あぁこれはちゃんと『初恋の行く道』だ! となりました。続編の『初恋のとき』も作られる。そう確信した回答でした。
ところで颯砂くん、恋愛映画観そうにないイメージ無かったですか? 私はありました。テレビでやってても観ないような印象がありました。でも

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです
「最高だったね」選択後の〇リアクションです

かっ、かわいい~~~~~!!!!!!!!!!!!!
颯砂くん、物事に対し一歩引いてみてる印象があるんですけど、そんな彼も感情移入が出来るほどの主人公で、とてもいい話だったようです。だって二人の幸せ祈ってたんですって。善良な彼が垣間見れる素晴らしい回答でした。そういう感情あったの、冥界の王ハデスよ⋯⋯(ド失礼)そして会話に滲み出る、彼も原作未読組。本をたくさん借りるとはいえあくまで颯砂くんが借りているのは専門書の類で、恋愛小説は読まないことが推察できます。
そんな彼と、三部作最後の映画で情緒ズタズタになりてぇよ~!

本多行(まあまあ〇/最高△/ハズレ▼)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

原作読了組の男がここに居ました~~!!!!!
やっぱりちょっとアレンジがあったと推察できる良い返しをしてくれてありがとう。ちなみに彼に「最高だったね」と言ってもすこぶるあっさり「君が楽しめたんなら、よかった。」と言うだけです。つまりそこまで本多くんは楽しめていない。彼にとってまあまあな映画だったことがよくわかります。ところが「ハズレだったね」と言うと

感情むきだし~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!
この顔かなりレアな気がするんですけど、本多くんガチ勢のマリィさん助言お願いします。「だー」はいつも通りちょっとコミカルな音色なんですけど、顔の当て振りがかなり不満げなのが面白かった。ブツブツ言う感じで、本当に声優さんすごいなぁと感動しました。
つまり本多くんのなかでは【原作の良さをいまいち活かしきれていない部分もあるけれど、映画としては悪くない】が評価といったところでしょうか。

※補完

この映画については、本多くんが本映画を観るスチルイベントでも情報を教えてくれます。スチルのネタバレになりますので画像は貼りませんが、彼の人となりと映画の情報がふんだんに盛り込まれているので以下記します。

映画上映前
「実は妹から借りて、原作読んだんだ。ヒロインにどっぷり感情移入しちゃった。」
鮮やかすぎる発言に倒れそうです。まずこの原作、彼らの時間軸からすると10年以上前に発売された本です。それを持っている妹さん。流行に敏感で居たい妹さんが映画上映に合わせて購入したのか元々好きだったのかはわかりませんが、本多家がとにかく仲が良くて、互いに持っている本の情報をやり取りしていることが伺える会話だと感じました。「女の子とこの映画を観るから本貸してよ」ってもし言ったのなら満点すぎる。家族でキャーキャーしたのが容易に想像できますね。

映画上映中
「”懐かしいあなたの足音が近づいてきます”──」
原作で自分が好きなシーンだとマリィに教えた後、台詞をなぞって呟きます。ていうかこういう文章があったんだ⋯⋯!ありがとう本多くん。

映画鑑賞後
「ちょっとイメージと違ってたんだけどね」
「懐かしいあなたの足音が近づいてきますって耳を澄ますシーン、原作では自分の鼓動と重なって、懐かしい旋律になるって表現だったから、読みながら、色んな音楽想像しててさ⋯⋯」
「でも全然違ってた。」
妹の好きなアイドルグループの歌。よく家で聞こえてくるやつ⋯⋯」
え~~~~嘘でしょ。ノーベノレ賞獲った原作の映画化ですらそんなことしちゃうのさすが邦画(ラブストーリー)。聞いててちょっとだけイラっとしてしまったんですけど(本多くんも少しだけガッカリしている)、それはさておき本多くんの小説の没頭力が凄い。そして風景の想像だけでなく、音楽まで想像をしている。感受性がかなり強いことが伺えます。本当に素敵な男の子だ。しかもこれだけではなく次には
「売店にCDあるね。買ってくる」
と言ってきます。ん?となった矢先、彼はこう言うのです。
「最初は「え」って思ったけど、いい曲だよ。君の隣で聴いたから、尚更。あとで一緒に聴こう!」
すごい。すごすぎる。本多行、恐ろしい男でした。なんて鮮やかで柔軟な人なんでしょう。私みたいに愚かなアレルギーを発症したりしない。決めつけない。しかも「君の隣で聴いたから」です。これはまさしくときめきメモリアル。完敗です。ときめかせつつ自分の家族やスタンスを実に鮮明に見せてくれるこのスチルイベント、大好きになっちゃったな⋯⋯。


七ツ森実(最高◎/まあまあ▼/ハズレ×)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

なんとなくなんですけど、七ツ森も原作は読んでいない気がします。過去の彼の過ごし方を鑑みても、多分小説はチェックしていないだろうというのが私の予想です。これから読むのかな。
今回着目したい部分は「すごく切ないな」と言及している所です。おかげで混乱してしまう。これは三部作をガッチャンコして作られた映画なのではないかと。うーん、どう解釈したらいいのかな。あくまで続編の出る映画として私は解釈しておきます。
ところで風真くんと同様相当お気に召した映画らしく、「ハズレだったね」と選択すると

相当ガッカリした様子で帰っていきます。ものすごいボソッというので必聴です。こんな声もあるんだと笑ってしまいました。
七ツ森くんの映画評価とマリィへの評価は全部綺麗に繋がっているのでとても素直です。彼は基本的にNotForMeが出来るけれど、心底好きなものに対し批判されると落胆し帰り道送ってくれません。怒りより不理解に対する落胆が先に出てる気もする。とても人間味があって好きですね。

柊夜ノ介(最高〇/まあまあ△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

柊~~~~~~~~~~!!!!!!
急にぶっこんで来るな!!泣いちゃうだろ!!!

すみません落ち着きました。唯一この男だけが『初恋の行く道』をラブストーリー映画として見ていない。ドキュメント映画として見ている。本質をわかっている。オタクはビックリしました。なお彼は原作は未読だとハッキリ明言します。そりゃそうだよなぁ物心つく前から舞台の上に立っていたんだもんね⋯⋯。ちなみに「ハズレだったね」と言うと「そんなに悪いとは思えません。ですが、原作の印象が強烈なんですかね⋯⋯」とほんのり反省のようなニュアンスを込めて返事してきます。原作が強烈すぎるものの映像化デメリットをきちんと理解している感と、原作未読なことに対しての負い目(柊は「ハズレだったね」というマリィに対し読了済と判断して喋っています)をほんのり感じてしまうのは深読みオタクだからなのか⋯⋯?

氷室一紀(まあまあ◎/最高△/ハズレ▼)
二年目になってようやく登場の氷室君。さっそく見ていきましょう。

「まあまあだったね」選択後の◎リアクションです

なるほどねぇ、とため息が出ました。彼の言動から原作読破済か否かは読み取れないのですが、そもそものストーリーに対する素直な評価を聞くことが出来ました。”良い話ではあるけど、色々考えさせられる”。これが彼の答えです。冷静に全体を見て映画を評価してくれるのはGS4では氷室くんなんだな。前作3では新名が完璧にやってくれたので、後輩枠の伝統芸なのかもしれません。君のEkidenボーイズの評価が聞きたかったな⋯⋯。
それにしたって「最高だったね」選択後

あ?

クッ、クソガキ~~~~!!!!!♡♡♡
大爆笑しました。でもこれ、まあまあ選択後の彼の評価を聞いたあとなら理解できる。氷室君の中でこの映画は「最高だったね!」と大声でいうものじゃないんだろうな。じんわりと良い話だった。考えさせられるのを含め、大声で手放しに喜び絶賛するものじゃない。そういう感覚の氷室くんが好きです。
ちなみに後述する予定ですが、氷室くんは映画の評価こそ辛口ですが、唯一”帰らない男”です。×評価はありません。言葉の温度だけで言えば、一番低い▼リアクションの時の方が穏やかなときすらある。
彼はGS4の男の子の中で最も意見の相違を尊重し、アイデンティティ・マリィの主体的意思を重んじる男なのです。

『Crazy trap』

”手に汗握る!ド派手なアクション映画”
”ある日公園で行われたフェスティバルで爆発事件が発生!運命に背き、生きる理由を問い続けるハードアクション。”いま!”——はばたきNEWSが「映画ファンに見て欲しい海外映画圧倒的NO.1」はこれだ!”

『はばたきウォッチャー』3月1日及び6月1日更新分

まんまランボーじゃん!!!!!!!とニッコリした本作。
とにかく爆発するし、アクション押し出しの大味ハリウッドというのが見ただけでわかります。

風真玲太(ハズレ◎/最高〇/まあまあ▼)

「ハズレだったね」選択後の◎リアクションです

イギリス仕込みのお上品ジョーク入られました~!!!!
彼、予算や小物の作り込みを評価しがちなんですけど、こういうアクションものの評価は高くないようです。とはいえマリィが「最高」と言ったとしても「おまえの興奮が伝わってきて、面白かった」と返してきます。映画があまり刺さらなくてもおまえを見てると楽しかったと彼は言うわけですね。デートが実に上手な男だ。頼むから映画を観てくれ。
と思いきや

「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

マリィがあまりにポンコツ。風真くん用マリィ、そういうところあるな⋯。そりゃ風真くんも過保護にならざるを得ない。とはいえこの台詞と顔色、評価からしてなんか怒ってる風に感じてしまうんですけど、風真くんの声はけして怒っているわけじゃなくなんなら楽しそうでした。誰だよw仕方ねーなーwwみたいな言い方。
しかし心配になるのは、ポップコーンをばら撒くほど興奮したけど「ハズレだったね」とのたまう風真くん仕様バッチリ好印象マリィです。情緒どうなってるんだ。

颯砂希(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

エンタメに爽快感を求めているのがよくわかる回答。颯砂くんはわかりやすいアクション映画が大好きなようです。「まあまあ」を選択すると「もう一回観てもいい気分」と言ってくれるので大層お気に入り。
そして注目すべきは次です。

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです

バッサリ言われてしまいます。▼評価の際でも柔らかい言葉を選びがちな彼ですが、これは結構バッサリ言い切ります。でも×評価ではない。しかも怒ったりマリィの不理解に対し落胆したりはしない。表情も声色もかなりアッサリしています。彼自身反論することにあまり慣れていない印象がありますが、これは思わず言ってしまった感があるな。冥界の王ハデスでも失言したりするんですね⋯?(颯砂に夢見がちオタクのド失礼な発言)

本多行(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

やっぱりストーリー重視の男、本多。ストーリーに見切りをつけると、技術的なところに目がいってしまうようです。大味のアクション映画はあまり好みではないみたい。
そして彼、映画の前情報をプレイヤーに教えてくれる男でもあります。「ハズレだったね」と言うとニ~ッコリ笑顔で「予告であおりすぎだよねー」と言ってくれるのです。キャッチといい予告といい情報を与えてくれるの最高。映画を宣伝こみで評価してくれるの面白すぎるな。
真価は「最高だったね」のこちら。

感情むきだし~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!
塩味が効きすぎてる。本多くんが映画館で時折見せてくれるバッサリレスポンスが本当に好きです。これは必聴。

七ツ森実(最高◎/まあまあ〇/ハズレ△)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

映画鑑賞の姿勢がほぼ完璧の男、七ツ森くん。ド派手なアクション映画にストーリーを求めるんじゃないよ、というスタンスで居てくれています。助かる。映画館到着・上映前・鑑賞後の感想言い合いっこまでを映画デートとするなら、七ツ森とマリィが一番楽しんでいるように思えました。
「ハズレだったね」とマリィが言うと、「まあ、女子向きではないけど」とボソッと言うだけで別に怒ってない(△評価です)。心の奥にぶっ刺さる映画ではなかったけど、アクション映画として好きだったので「最高だったね」と言うと◎評価が出てくれるのです。だからハズレと言われても怒ったり落胆したりしない。

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

裏切りやひねりといった、ストーリーの工夫は一切無い。誰もが予想できる展開の映画だということが彼の言葉からもわかります。古典芸に通ずる王道のアクション映画、それが『Crazy trap』なんですね。颯砂くんが「爽快感が醍醐味」と言って最高評価をしたことと、「お決まりって上手く演出できればスゴく気持ちイイ」と言う七ツ森くんの最高評価は、本質がちょっと違います。この場合颯砂くんのほうが没入できてるのかな。

柊夜ノ介(まあまあ〇/最高△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の△リアクションです

納得の△評価です。柊くんには刺さらなかったようですね。
アクションの凄さは認めている。でもストーリーは頭に残っていない。先述の七ツ森くんがわかりやすいので比較しますが、柊くんは映画を観る時の心構えがどのジャンルであろうとほとんど同じなのではないかと思いました。エンタメなんでしょう、さぁ来い、お手並み拝見だと全てを平等に見ています。だからB級ホラーだろうとストーリーが大味の王道アクションだろうと、映画のセオリーをおさえているかどうかで楽しむ七ツ森くんとは違う。柊くんはエンタメを総じて”人を楽しませてナンボ”と平等に見ているので。そのあたりも注目ポイントですね。
ちなみに「ハズレだったね」と言うと「それは手厳しい。製作費すごくかけてますよ、きっと。」と困ったように笑うんですけど(▼評価)このあたりの感覚が風真くんと少し似ている。お金やセットといった裏側の努力値を加味しがちな風真くんと柊くん。

氷室一紀(まあまあ〇/ハズレ△/最高▼)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

氷室くんも、七ツ森くんと柊くん、二人の感想とほぼ同じです。展開が読める大味のストーリー。でも、それ以外は良いと言っているのでアクションは良かったと推察できます。とはいえ、そのチープともいえるセオリーを踏襲していたことに対して褒めた七ツ森くんに対し、氷室くんは「残念」と言及します。そういった意味では柊くんに近いかもしれません。とはいえ、映画のジャンルによって観る姿勢を変える努力というかスタンスは持っていて

「ハズレだったね」選択後の△リアクションです

くっ、クソガキ~~~!!♡♡
「ハズレだったね」に対しマリィがストーリー性を求めていると判断した彼の切り替えしから【この映画はストーリーを求めず楽しむもの】と理解していると考えられます。ところが「先の展開が読めるところだけが残念」と言うので、七ツ森と比べてスタンスと実際の評価にまだ青さがあることが受け取れました。上手くできてるなぁ~~~!?
ちなみに「最高だったね」選択の際のレスポンスですが

おん??

クッッッソガキがぁ~~!!!♡♡♡♡♡

『湯けむり温泉の事件簿』

”ポンコツ女子大生が解決!?衝撃サスペンス”
”「わたしを殺したのはだれ!?」
住人が見つけたドクロメンダコ柄の手帳。新聞の片隅に乗った富豪の訃報。これら2つの謎が加速度的に絡み合い対立が深まる、絶対に見逃してはならない秀逸サスペンス。”

『はばたきウォッチャー』6月1日及び9月1日更新分

超個人的な感想を言いますと観に行きたくない映画なんですがそれはさておき、きっと大手芸能プロダクションの推したい若手女性俳優(アイドルかモデルあがり)が透明感で売り出したけどアクのある役だってできるんですよとアピールのため抜擢された主役なのは間違いない。サポートに某アイドル事務所のお笑いも出来るイケメンと、仕事を選んでくれと叫びたくなる名脇役俳優が配置される映画で、日焼けした脂っこい中堅俳優が刑事なんだろうな。やたらポップな書き文字テロップ演出がほわわわーんと挿入されてしまうし問題の湯けむりのシーンはTRICKで言うかつらネタみたいな令和の今ではこすられすぎてもうやらないようなギャグ演出が入ってくるんだろうな。見える。見えるぞ。駄作の評価が。
⋯⋯とにかく、プロダクション側のPV側面が強い邦画だと邪推しています。でも犯人判明時または事件が解決した最後の最後どーんと理解不能なミステリーで次回作とも不条理な惹きとも取れるカットを投下して終わりそうなエッセンスを感じるこの映画。そもそもの話タイトルからして駄作の匂いしかしません。温泉同好会の二人が大好きな私でもフォローできない。そんな映画です。そんなに酷評するなんてどこのインチキ評論家だよ? と風真くんに言われかねませんが、予想は正解でした。誰にも刺さってません。

風真玲太(ハズレ◎/最高〇/まあまあ△)

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

おっとなんだその返事はやんのかコラと身構えてしまったのですが、三択全てを選択した後改めて聞くと本当に風真くんが優しいことがわかります。「ハズレだったね」というと「おまえと価値観が一緒でよかったよ。それだけが救い。」と心底ほっとした様子で言ってくれます。マリィの評価も◎。相当観るのがキツいハズレ映画なようです。
これを踏まえ「まあまあ」と選択してみましょう。

!?

あの風真くんが評価するのも面倒と言います。それほど相当ハズレ、駄作どころか大ハズレ甚だしい。そんな映画をマリィが「最高だったね」と言うと、必死に映画の褒めるところを探して、でもそれが無理だったから映画ではなくマリィを褒めた。何でも楽しめるマリィを。思考のシフトがかなり柔軟かつ優しい。この映画の評価から見る風真くんがとても好きです。

颯砂希(まあまあ〇/ハズレ△/最高▼)

「最高だったね」選択後の▼リアクションです

そうなんだ!? とニッコリしちゃった回答でした。映画情報と上映中画像だけではわからない情報をどうもありがとう。どうやら容疑者がたくさんいる映画なようです。颯砂くんはこういう気が散る構成は苦手なよう。可愛いなぁきみ。LINE教えてよ。
ところで彼、またマリィに合わせて評価回答を変えてきます。

「ハズレだったね」選択後の△リアクションです
「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

アァ!?!!?!?!? と大混乱スマッシュブラザーズ開幕です。
評価だけで見るなら颯砂くんもこの映画を「まあまあ」と思っていることがよくわかります。”登場人物が多くてよくわからないまあまあな映画”、これが彼の感想でしょう。ところがハズレにも気持ちを割いている。マリィに話を合わせているのか、【ハズレ寄りのまあまあ評価】なのかは彼にしかわかりません。真相は闇の中。笑顔が鉄壁のディフェンスすぎる。好きだ。
ところで「色んな意味で勉強になりました」の「なりました」がちょっと風真くんみあるので聞いてみてください。可愛いです。

本多行(まあまあ〇/ハズレ△/最高▼)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

キャッチや宣伝、予告編について言及してくれる本多くん、大好きだ~!!
普通にやっているとわからない情報を出してくれるの本当にありがたい。彼がちゃんと前情報をチェックしてくれているのがわかります。もしくは妹さんが見ているのかな? どちらにしろエンタメを楽しみたい姿勢が伝わってきます。
ちなみに「ハズレだったね」と言うと△評価ではあるのですが「おかげで君と色々話ができるよ。主にダメ出しだけどさ」と笑ってくれます。あ~そういう楽しみ方是非したいな! とニッコリしちゃいました。ハズレ映画の楽しみ方を知っている。素敵な男の子です。
なお「最高だったね」と言うと

四文字

塩味入りました~~~~~~~~~~!!!!!!!!!(大歓喜)
お話をすることが大好きな本多くんがたったの四文字で返事するこの映画、逆に観たくなってくる。

七ツ森実(まあまあ◎/最高△/ハズレ▼)

「まあまあだったね」選択後の◎リアクションです

この映画の場合、七ツ森はアクション映画ほど見る姿勢が整っていません。というより、どう身構えていいかわからない映画なのでしょう。サスペンス映画と銘打たれた本作は明らかに駄作ですが、うまく楽しむことが出来なかったようです。気持ちはとってもわかる。
「最高だったね」と選択した際「ふぅん。俺、途中から考えるの、メンドくさくなった」と漏らすので、颯砂くんの回答とともになんとなく映画の一場面が見えてきます。おそらく途中、登場人物が多く普通に観ると感情移入も何もできないままトンチキな推理がされる展開があるのではないでしょうか。

柊夜ノ介(まあまあ◎/最高〇/ハズレ▼)

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです
「最高だったね」選択後の〇リアクションです

嘘だ~~~~!!!!!?????と叫んでしまった回答です。なんでだ。”ポンコツ女子大生が解決!?”なんて宣伝文句がつけられた『湯けむり温泉の事件簿』を柊くんきみは褒めるのか!?!?正直褒めて欲しくなかったよ~~~~!!!!!とすすり泣きしてしまいました。え~何でどうしてなの!?と思ってましたが、七ツ森くんまできちんと考察して気づきました。
きっと柊くん、意図して感情移入したり物語を追うことが出来る。そもそも登場人物の把握が早い。つまり【物語を観る】能力がとても高い。『初恋の行く道』も唯一男のドキュメントとして捉えていた男の子だったことからそう考えることが出来ます。だからほかの子が駄作と評しているこの映画に自然に引き込まれることが出来る。この〇評価は彼の能力あってこそのものなんだ。私はそう解釈しました。
とはいえ「まあまあだったね」が一番高い◎評価で

「まあまあだったね」選択後の◎リアクションです

え~~~そうなんだ!?!? となる回答を得ることが出来ました。犯人設定はちょっとズルいらしい。でも本多くんは「予告編の通りだった」と証言しているので、ミステリやサスペンスを乱読しているはずの彼にとっては予想できる犯人や展開だったのかもしれません。どちらにしろ、柊くんはまあまあこの映画を楽しんでいます。まあまあ楽しんだからこそ「まあまあ」と言われても引っかかっていない。そういう映画のようです。

氷室一紀(ハズレ◎/まあまあ△/最高▼)

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

彼らしくて好きな返事でした。風真くんと同じく、氷室くんも映画の評価ではなくマリィへの声掛けに意識をシフトしています。とても冷静な子。ちなみに「ハズレだったね」と選択すると「うん。ひねりがなくて、がっかり。まさにハズレって感じ。」と最高の◎評価が出るので、心底ハズレだと思っていることがわかります。
ところがマリィが「最高だったね」と選択した際

なんというか、あっさりしている。とても冷静に告げてくれます。けして頭ごなしの否定はありません。サラッと指摘をして終わり。さすが映画三択後で×評価が出ない男。好きです。この映画、観た男の子から見える内面がとてもいいです。まぁ私はこの映画観たくはないですが(ド失礼)。

『文化祭大作戦!』

”笑えて泣ける、学園ハートフルコメディ”
”文化祭の作品作りに行き詰った女子高生は、路上の占い師のアドバイスを信じてトンデモ作品を作り始める――。
高校生活の「あるある」を詰め込んだ、楽しくて最後にちょっと泣けるハートフルコメディ。”

『はばたきウォッチャー』9月1日及び12月1日更新分

GSシリーズにおいてちょくちょく上映される、学校行事を頑張る高校生にスポットを当てた青春映画です。最初にこのあらすじを見た時、正直なところ『湯けむり温泉の事件簿』と同じ匂いを感じました。もうちょっとキラキラ成分が強いのかな。それでも、駄作の匂いがプンプンする。演者の男女どちらかのファンしか観に行かないような青春邦画⋯⋯わたしはそう捉えていました。しかし実際に観に行ってみるとちょっと様子がおかしい。なんとこの映画、大多数の男の子が絶賛します。もしかして私の感覚がズレているのかもしれない。そろそろ自分と彼らの間にある年齢差という溝を認めないといけない⋯? やだ~~私もマリィでいたいよ! 好きって言って!!
さぁ気を取り直してみていきましょう。

風真玲太(最高◎/ハズレ△/まあまあ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです
「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

マリィの様子から考えると、ザ・コメディということがわかります。なるほど、青春というより笑えるコメディ色が強いんですね。コメディ作品・邦画から単純に当てはめるなら福田監督作品なのでしょうか。そっか~そうか~~~⋯。となると劇中に登場する占い師はムロか二朗な予感がしてきたし主演はハシカンの可能性がありますね。そっか~~そうですか~~~⋯。
話がそれましたが、風真くんのリアクションを見ていくと◎評価は出ますが映画よりマリィの様子を見る方が楽しかったようです。どうやら風真くんに深く刺さったというより風真くん用マリィに刺さった模様。
しかしながら「ハズレだったね」を選んだ時がこちら

嘘でしょ

楽しそうに笑っていたマリィ、途中から真顔になるらしい。ストーリーの緩急がヤバいのか情緒がヤバいのか教えて欲しい。何故風真くん用マリィはポンコツっぽいんだ⋯⋯。

颯砂希(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです

颯砂くんはほんっとうに面白かったみたいで、尾を引いています。この返事の言い方も心底そう思って聞こえます。ごめんねハズレなんて言って!
「まあまあだったね」を選択しても「そっか? オレは満足。笑い堪えるの大変だったよ」(〇評価)なので、本当にレベルが高いコメディだったのかもしれません。

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

なるほど、そういう演出もあるんですね!? となったリアクション。彼はあまり語尾に「っ」を言うような楽し気な温度の響きを乗せないので、笑いながらこの台詞を言ってくれることからも相当楽しかったみたいです。そして意外というか嬉しかったのは、エンドロールを最後まできちんと観る男だったということでした。

本多行(最高◎/まあまあ△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

本多くんもハマって笑ってる~~!!!しかもシニカル系のジョークではなく力技ギャグがあるようです。ますます福田監督作品っぽくなってきたぞ。
「ハズレだったね」と言うと「あれ? オレの笑いのツボってずれてんのかな⋯⋯」(▼評価)なんて考え込んでしまうところから、本当に面白かったし笑ったことがうかがえます。青春押し付け映画(言い方)ではなくコメディが全面的な映画だとここで確信に至りました。
そしてちょっと審議なんですけど、「まあまあだったね」選択後の彼

デートでこの顔見たことなかったのでビックリした

え~~~こっちの方が△評価ですか!?!? こうなると「ハズレだったね」の時のリアクションの方が△っぽいんですけど!? と興奮しました。顔・テキスト・声の演技全てが”ビミョー”だと言っており、塩味を強烈に感じたので、てっきり▼評価はこちらだと思っていました。ビックリするなこの男。映画のときだけむき出しになるのズルい。

七ツ森実(最高◎/まあまあ〇/ハズレ△)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです
「最高だったね」選択後の◎リアクションです

七ツ森くん、珍しく俳優(主演のヒロイン)を褒めています。誰よその女ッッハシカンですか!? それはさておき、この映画のコメディは、力技のほかにブラックユーモアも含んでいるようです。「ハズレだったね」を選択すると「見どころ満載だったぞ?」と言うので、手を変え品を変えしてくれるコメディなようです。相当七ツ森くんもお気に入りな模様。とても素直に楽しんだことが伺えます。颯砂くん同様、楽しさが尾を引いている。
ほかのデート会話から見る七ツ森くんと颯砂くん、絶妙に相性が悪い気がするのですが(外出イベントでの洋服交換会話からも、主に七ツ森くんサイドからの【陽キャ脳筋(に見える)】颯砂くんに歩み寄りしない姿勢を感じます)映画の感想では共通項を見出すことが出来るので面白いです。

柊夜ノ介(ハズレ〇/まあまあ△/最高×)

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

柊くんとこの映画に行くとプレイヤーの情緒が乱れてしまいます。一刻も早くホームセンターで便利掃除グッズを見に行って帰りにかりんとう饅頭を買いに行こうね柊くん。
ほぼ全員が駄作認定した『湯けむり温泉の事件簿』に楽しさを見出すことを出来た鑑賞能力激高の男が、なんとマリィに解説を頼みました。心が掻き毟られてしまう。助けてくれ。「最高だったね」と言うと彼は「皆が笑うポイントが、僕にはわからなかった⋯⋯」と嘆きます。そしてなんと、×評価が出てしまうのです。

基本的にGSシリーズにおける映画などのエンタメデートにおいて【男の子と真逆の評価をすることで×評価となり即帰宅することがある】セオリー、GS1~3までの男の子を観ると【面白かった映画を「ハズレだったね」と言われる】または【面白くなかった映画を「最高だったね」と言われる】で×評価が出ます。屈折を自負する2の王子佐伯くんは「最高だったね」で×評価が出る方が多いくらいです。ところが令和発売のGS4では「最高だったね」で×評価が出るのは柊くんのこの映画のみです。助けてくれ。
GS4の男の子たちは、マリィが最高だと褒めた際、反論や落胆などはするけどけして×評価は出ない。即帰らない。令和に生まれたゲームだなと思っていた刹那、柊くんが唯一「最高」に×評価を叩き出す意味。死にそうだ。

理由は界隈で指摘されているように、この映画が高校生活の「あるある」を詰め込んだ学園ハートフルコメディであることでしょう。劇団はばたきの前身である劇団ひいらぎは巡業スタイルで、柊くんは物心つく前から舞台に立っていました。まともな学校生活を送るのははばたき学園がはじめてなのです。そりゃ学校生活のあるあるが起点のコメディで笑えるわけがない。わからないのだから。⋯⋯というのが一点。もう一点は、単純に笑いのツボが高校生の平均値とは違う可能性があります。展開の早い詰め込み型のコントを見た時、演技や脚本、セットの出来に注目してしまい楽しめない業界人あるあるの可能性もある。あらゆる意味で彼の背景を見せてくるこの映画、だいぶ深読みポテンシャルが高いです。なおこの映画、二年目の秋公開です。もしこれを三年目の秋の文化祭を終えた後、柊くんと観たら感想が変わる可能性ありませんか? もしちょっとでも笑って鑑賞後「少しだけ面白さがわかりました⋯⋯」なんて言われたら私は大泣きするかもしれない。マリィよ大至急男の子全員幸せにしてくれ。

氷室一紀(ハズレ◎/まあまあ〇/最高△)

「ハズレだったね」選択後の◎リアクションです
「最高だったね」選択後の△リアクションです

よかった柊くんここにも楽しめない子がいたよ~~!!!!(号泣)
これでなんとなく、柊くんと氷室くんが本質は違えど表層の意見が似ているから相性がいいんじゃないかと思いました。柊くんはこの映画の笑えるポイントが”わからない”から、氷室くんは”笑いのツボが合わなかった”から面白くないんです。よかった、氷室くんのように笑えなかった男の子も居る。
きっと彼は、ノリについていけない(ついていきたくない)とかジョークがサムく感じるとか、そういうことでハマれなかったと考えられます。一瞬だけ、一匹狼気質の氷室くんが柊くん同様”学園行事あるあるがわからない”側の男の子かもしれないとも身構えたのですが、その場合「いたたまれなかった」とは言わないかなと思いました。スベっているコンテンツに対して言っている感じだったので⋯⋯。それに、集団行動は参加する姿勢が彼にはきちんとあるし。きっとわからないではなく、笑えなかった。そう解釈します。

ところで誰一人この映画の宣伝に書かれていた”笑えてちょっと泣ける”の泣き”の部分に触れないので、そこに刺さった男の子はいない模様。面白かったのは大半を占めるコメディパートのようです。

『恋する羊と果てなき輪舞』

”この恋の行方は⋯⋯? 王道インド映画”
”お祭りで偶然出会った旅する牧師と羊飼いの少女。交わることの無い二人が、少しずつ恋心を深めていく。⋯⋯この”未体験の感動”に、涙と笑いが止まらない。インド映画らしいド派手なダンスシーンも必見。”

『はばたきウォッチャー』12月1日及び3月1日更新分

来た。時代はボリウッドだぞ。何を隠そうわたしが唯一追い続けている映画監督が『きっとうまくいく』や『PK』のヒラニ監督なんです。
⋯⋯というのはさておき、GSシリーズで初登場のインド映画。男の子たちの反応がすこぶる楽しみです。おそらく、多宗教国家・隣国との関係性などで発展したインド映画の背景について深掘りしている子は居ないと思うので、きっと歌って踊るエンタメは初体験だと思います。そう言う目線で見ていきましょう。

風真玲太(最高〇/ハズレ△/まあまあ▼)

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

おっハマっている! でもガッツリ心を掴まれた感触ではありません。冷静な彼らしい判断です。とはいえ映画中マリィのこと見がちな男風真くんがダンス中の動きを練習したくなるほどには衝撃的だったようです。
風真くんは風颯氷グループでもこの映画を観に行ってくれるのですが、その際「あの世界に強引に引っ張りこまれたな⋯⋯」と惚けています。楽しめたみたいで本当に良かった。
それはそうと、まあまあを許さない男が発揮されます。

「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

あ~~なるほど、そういう論法押し出しの▼評価もあるんですね。やはり風真くんは、好き嫌いどちらにせよマリィの感情が振れて欲しいみたいです。「ハズレだったね」を選択してもちょっと困ったように笑いながら「しばらく音と残像に苦しみそうだよ⋯⋯」とほんのり同意をしてくれるので、真逆の評価よりまあまあを嫌います。ふーん、面白れー男⋯⋯。

颯砂希(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)
この映画における注目パーソンは彼と氷室くんです。とくに颯砂くんは、男の子皆が最高寄りの評価をする中、唯一「ハズレだったね」で〇評価をするのです。では見ていきましょう。

「ハズレだったね」選択後の〇リアクションです

ッガァアア!! と叫んだシーンです。彼、インド映画の前で冷静になってしまった模様。その気持ちはわからなくもないけれど、勿体ないという気持ちとそこは乗り切れないんだという気持ちで抱きしめたくなる。

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

ここで、「ハズレだったね」で〇評価が出たからと言って彼がこの映画を否定していないことがわかります。彼は混乱しているのです。まだインド映画を噛み砕けていない。だからもう一回観ても良い姿勢を示してくれます。あと、先述してきた彼の”まあまあ”に対するスタンスの解が出ました。【映画を評価できる状態の人(=通)がまあまあと言う】と彼は感じているのではないでしょうか。当たったみたいで嬉しい。ちなみに「最高だったね」と言うと「オレは混乱してるよ。面白いとは思うけど⋯⋯なんだあのダンス。」とかなり冷静にツッコんできます。我に帰ったら負けなんだ王道インド映画は。

★グループ視点補足
この映画は先述した通り風颯氷のグループでも観に行ってくれます。
しかも唯一、2パターン存在します。通常1つの映画は1パターンなのでプレイ中すっ転びました。その中で颯砂くんについて非常に重要な発言があったので2つとも紹介します。

風真「あの世界に強引に引っ張りこまれたな⋯⋯」
颯砂「うん⋯⋯。どうして急に、踊って歌うんだ?
氷室「そこがいいんじゃないですか。君ならわかるよね」
(中略)
颯砂「はははっ! そういえばイノリ、つられて身体動いてた。」

颯砂くんの声色、かなり絶妙で「うん⋯⋯」の言葉一つでぜんっぜん納得いってないことがわかります。引っ張り込まれていない男の「うん⋯⋯」でした。これは聞いて欲しい。そして何故急に踊って歌うか、怪訝そうに問う。実にプリミティブな疑問です。ここでインド映画発展の背景を彼に説くのは非常に酷なのでだれもやらないで欲しい。
もしかして、颯砂くんミュージカルちょっと苦手なんじゃないかな。いや、唐突で説明しにくい事象が理解できないだけでミュージカルならいけるか、劇団はばたき評価は◎だもんね(劇団はばたきがミュージカル風に歌ったり踊ったりするかは不明ですが、切っても切れないと思うので要素はあると推察)。そして会話から、映画に引き込まれていないからハマっている氷室くんを観察していたことも判明。

そしてもう1パターン。この時私は風真くんに握手を求めてしまいました。

颯砂「どういう理屈だ? あれって面白いのかなぁ」
風真「颯砂は理詰めなとこあるからな。そういう意味では、イノリって意外に感性の人間なのかもな。」
(中略)
颯砂「イノリの見方が正しいのかもな。なんか保守的過ぎ、オレ。」

これ読んで倒れない颯砂担、居る? わたしは倒れてしまいました。なんだっておまえ⋯⋯! このままでは風真くんに感謝の正拳突きをしてしまう。なんて攻撃力のある指摘なんだ。ありがとうな。前髪切れよといつも揶揄ってごめんね。
審美眼に自信のある風真くんは、処世術として「陸上バカ」「脳筋」と自称し己を守る颯砂くんのことを「頭も良い」と見抜く男です(外出イベントにて)。そんな風真くんが、颯砂くんを理詰めの男と分析しました。なんてことだ。だからこれは大正解に間違いないのです。颯砂くんは感性より理性の男。肝に銘じて生きていきたい。風真玲太に3000点。
そしてもう一つ、颯砂くんは自分のことを「保守的すぎ」と評します。氷室くんとの校内会話で自らのことを「陸上のことでは頭が固い」ということからも、これは自覚があるのでしょう。自分のことを保守的と思っている男の子だったんだ⋯⋯好⋯⋯⋯⋯

本多行(最高◎/まあまあ△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

ストーリー重視の本多くんがハマっていることがわかります。よかった嬉しい!!!!!!! そして彼、ほかのインド映画も実際に観て、複雑な発展背景まで理解してしまう気がします。そうなったあとの彼ともインド映画を観に行きたいな。
ちなみに彼、この映画では塩味マシマシバッサリレスポンスをしませんが

「ハズレだったね」選択後の▼リアクション(半目スクショになったことをお詫びします)

ひとりだけ次元が違う。理解は出来なくとも理解できないこと自体が面白いって言っています。本多くんの魅力、可愛さの中の男らしさとかギャップとかストレートに口説いてくるということももちろんあるんですけど、こういう人と違う到達点にいることをサラッと示してくるのが怖くてシビれます。

七ツ森実(まあまあ◎/最高〇/ハズレ▼)

「まあまあだったね」選択後の◎リアクションです

インド映画において唯一「まあまあ」で◎評価をしてくれるのが七ツ森くんです。注目すべきは、やっぱり彼は映画の楽しみ方をわかっているという点。それをわかっていて「まあまあだったね」と言うマリィに楽しむコツを教えてくれます。なんて優しい男だ。そうだ、ボリウッドは理屈じゃないんだよ。颯砂くんきいてる? 来週映画に行こうよ。

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

楽しみ方をわかっていて、実際に楽しみはしたけど「最高だったね」には〇評価なの、すこぶるときめいてしまいますね。彼の中で一線はある模様。ハマりきったわけじゃなくて、とはいえちゃんと楽しんだ。非常にいい状態で感想を述べてくれている印象があります。だから「ハズレだったね」と言っても「賛否分かれるジャンルかもな。」とアッサリ返して終わりなのです。GS4において映画の楽しみ方が最も上手なのは七ツ森くんではないでしょうか。あと△評価の時のサッパリあっさりした返事の仕方、完全に私の”癖”です。

柊夜ノ介(最高◎/まあまあ▼/ハズレ×)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

激ハマりしてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
売れるJPOPの歌詞みたいなこと言ってる。「衝動」って言葉、リアルで使う男子高校生って存在します? 居たら大したもんだよ。
どうやら柊くん、インド映画かなり好きなようです。嬉しい~~!!
台詞だけ見たら、面白かったんだろうな好きなんだろうなぐらいで、「まあまあだったね」の際も「あなたの体も動いてましたよ? 僕の気のせい?」とちょっとだけ不服な表情とスマートな声色で指摘するので、おっ本当に好きなんだね~~!!ぐらいで興奮してたんですけど

「ハズレだったね」選択後の×リアクションです

ごめん!!!!!!!!!!! と叫んだシーンです。
ほんっとうに好きなんじゃん⋯⋯。しかもこれ、×評価です。送ってくれずに即帰宅なんです。相当刺さっている。なんならマリィの不理解へ落胆や怒りではなく、自分ばかり楽しんで申し訳ないという謝罪になっている。相当好きなんだ⋯⋯!?!? というか「ごめんね?」という声色で大興奮してしまった業の深いオタクでこちらこそ謝りたい。
なぜこんなに刺さっているんだ、と疑問に思ったのですが、こちらでもグループで映画に行ってくれたので補足します。

★グループ視点補足
以下、会話の引用です。

氷室「す、すごかった⋯⋯」
柊「ええ、殴られたくらいの衝撃です」
(中略)
柊「最初は完成度に嫉妬しましたが、途中で感動に変わってた。
御影「夜ノ介をここまで魅了するインド映画の底力、すごいんだな。」
氷室「劇団はばたきにこのエッセンスを入れられませんか」
柊「難しそうです。でも、考えてみる価値はある」
(氷室・柊二人は挿入歌のCDを買いにショップへ行く)

激激激激ハマりしている。というかインド映画に骨抜きにされている氷室くんと同じくらい浮かれぽんちになっている。王道インド映画でダンスや歌ばかりフューチャーされていますが、柊くんいわく完成度も相当高いようです。何故ならいつも一歩引いて観ている彼が、嫉妬するだけでなく途中で感動している。彼が没入する映画なので相当な引力だと考えられます。そしてなんと浮かれぽんちの氷室くんに劇団はばたきへこの熱を昇華させてくれと言われ「考えてみる価値はある」と言います。相当気に入ってる~~~!!!!笑ってしまいました。インド映画のエッセンスを入れた劇団はばたきの演目が気になりすぎて倒れてしまうだろうが!!

氷室一紀(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

インド映画にドハマりしている浮かれぽんち、氷室くん。この満面の笑みを観て。感想を見て。「意味わかんない」けど「最高」なんです。彼が心から楽しんだことがわかる素晴らしい台詞に手をたたいて喜んでしまった。

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

ほんっとうにドハマりした人の感想です。最初こそ斜に構えていたに違いありません。でもハマっちゃった。氷室くんはこの映画をいたく気に入った様子です。ようこそボリウッドの世界へ。

そして彼のこの映画の刺さり具合は1対1のデートではなく、グループデートで見ることができます。氷室くんがこの映画を好きすぎるのが影響したか、なんと3パターンの会話が発生します。先述してきた通り、風颯氷で2パターン、柊氷御で1パターン。どれも共通して言えるのは、対マリィのみのときの三倍、確実に浮かれぽんちになっているということです。

★グループ視点補足

風颯氷編①

風真「俺も興味あったけどさ、イノリ、好きみたいだな?」
颯砂「はははっ! そういえばイノリ、つられて身体動いてた。」
氷室「えっ!? そんなはずないです。」
(中略/劇場からホールエントランスへ場面移動)
氷室「リョータ先輩、一緒にお願いしますよ。」
風真「ひとりでやれ。写真撮ってやるから。」
(シャッター音)
颯砂「何やってたんだ?」
風真「ほら、あそこのパネルから顔出して写真撮るやつ、イノリがどうしてもって。
颯砂「マジか!? おい、イノリどうした。」
風真「普段、ああいうの一番イヤがるのに⋯⋯」
氷室「⋯⋯僕にもわかりません。インド映画の衝撃が強すぎて、おかしくなったかも⋯⋯

嘘でしょ。グループデートをあまりやりこんでいなかったので、この記事を書くにあたってやりこみまくったんですけど、このデートは場面転換してもモリモリ会話が続行してビックリしました。氷室くんがインド映画の魔力に狂っている。面白すぎて笑いました。このときの風真くんも颯砂くんも本当に面白くて、声色全部聞いて欲しい。そして最後の「おかしくなったかも⋯⋯(赤面)」の氷室くんを確認して欲しい。五臓六腑に効きました。相当浮かれぽんちになっている。

風颯氷②
マリィ「さすがインド映画! すごいダンスだったね?」
氷室「ええ、羊も踊ってましたよ。
颯砂「うん、どういう理屈だ? あれって、面白いのかなぁ。」
風真「颯砂は理詰めなとこあるからな。そういう意味では、イノリって意外に感性の人間なのかもな。」
氷室「意外って心外ですけど。とにかく僕は衝撃を受けました。」
マリィ「ふふ、よかったね。音楽も特徴的だったよ。」
氷室「ええ、楽器も観たことない形でしたし。全部が新鮮。
颯砂「そっか、イノリの見方が正しいのかもな。なんか保守的過ぎ、オレ。」
風真「でもさ、色んな意見が出るって、いい映画なんじゃないか?」
氷室「へぇ⋯⋯リョータ先輩にしては綺麗にまとめましたね。」
(中略)
氷室「じゃあ、リョータ先輩の言う通り、喫茶店でも寄って、感想言い合いましょうよ。
颯砂「いいな。オレ、カレー食べよう。」
風真「のった。」
氷室「本格的なカレーがいいですね。

どれも氷室くんを説明する重要ワードが多くて、あまり良い引用の形が取れず申し訳ない。長々と書いてしまったのですが、書かざるを得なくないですか? なんだこの子たち愛しいな!?!?
氷室くんは本当に衝撃を受けて、激ハマりし、その理由の一つとして「全部が新鮮」と述べました。羊が踊ることも、唐突なダンスや歌も、観たことない楽器も全てが新鮮。だから引き込まれたわけですね。そして何より、他者との感想言い合いを氷室くんから提案します。さらに、颯砂くんの「カレー食べよう」というひとノリに被せて「本格的なカレーがいい」とまで言わしめます。世界観にどっぷりハマっている。そして映画を観終わった後も楽しんでいる。彼の他者との関わり合いの変化が垣間見れて天を仰いでしまうな。愛しい男の子だ⋯⋯。

柊氷御

(拍手喝さいの劇場内)
氷室「す、すごかった⋯⋯」
柊「ええ、殴られたくらいの衝撃です」
(中略/場面転換・エントランスにて)
御影「夜ノ介、イノリ、ずいぶん感動してたな。」
マリィ「ふふっ、気に入ったみたいだね?」
氷室「そんなレベルじゃない。歌い出すし踊り出すし、ダンサーはどんどん増える。」
柊「最初は完成度に嫉妬しましたが、途中で感動に変わってた」
御影「夜ノ介をここまで魅了するインド映画の底力、すごいんだな。」
氷室「夜ノ介先輩、劇団はばたきにこのエッセンスを入れられませんか?」
柊「難しそうです。でも、考えてみる価値はある」
(中略)
氷室「夜ノ介先輩。あっち、挿入歌のCDが売ってます!」

激激激激激激ハマりしてる。まさかのCDを買いに行きました。氷室くん、一番好きな映画これを挙げる可能性高い。本当に刺さったようです。だって「気に入ったみたいだね?」に「そんなレベルじゃない」と言うんです。柊くんに劇団はばたきにエッセンス入れてくれとおねだりもしている。本当に気に入ったようです。良かった⋯⋯かわいいね⋯⋯。

ちなみに一人になったマリィが御影に「先生はどうでしたか」と聞くと、「オレは、少し羊に同乗してた。あんなに踊らされて大丈夫か、ってな。」「あいつらには内緒な。水差したくないからさ。」とアンサーします。オレにも水を差すなよ帰ってくれないか!!!!????(インド映画過激派)(みかげっちもだ~~いすきで~~~す!!!!!!!!!)

『燃えよ!覇王伝』

”若き皇子が立ち上がる、歴史スペクタル映画”
”弑逆された父兄の仇をとるため伝説の龍虎剣を手にすべく立ち上がる。少年が再び国を統一するまでの苦難と戦いの歴史。”違い”の分かる歴史映画ファンのみならず全はばたき市民にすすめる長編映画。”

『はばたきウォッチャー』3月1日及び6月1日更新分

これも元ネタの特定に悩んでいます。燃えよ剣とキングダムの魔合体な気がしますが、もし心当たりのある方は教えてください。剣の名前からするとキングダムっぽいんですけど、血筋を考えるとどうも違う。よくわかりませんが、とにかく史実をもとに描いた戦い多めの歴史スペクタル映画なのでしょう。注目すべきははばたきウォッチャーの紹介文です。「”違い”の分かる歴史映画ファンのみならず」ですって。なんだかしゃらくささを感じてしまいます(個人的見解です)。あと”虐殺”や”叛逆”ではなく弑逆(しいぎゃく=目下の者が、主君などを殺すこと)という表現がされているところから、この紹介を書いている人も自身のことを「”違い”の分かる歴史映画ファン」と自負しているに違いありません。なんだか歯軋りが止まらない。
さぁ見ていきましょう。

風真玲太(最高◎/まあまあ▼/ハズレ×)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです
「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

すみません速攻で見つかりました、”違い”の分かる歴史映画ファンが。
超大作だと彼は太鼓判を押しています。しかも見てください、ストーリーではなく小道具や衣装などの”こだわり”を見て彼は褒めています。ここまで私に見抜かれて恥ずかしくないかい風真くんよォ。可愛い男だ~~!!
とくに「まあまあだったね」のときの「そんなわけあるかよ!」はかなり早く突っ込んでくるので、「まあまあ」すら許したくないほど最高だったことがうかがえます。現に「ハズレだったね」というと「この作品がハズレだったら、アタリってなんなんだよ⋯⋯」と頬を掻いて困った顔を浮かべます(×評価)。『V.O.L 2nd』と同じくこの映画をとても気に入ったようで、まあまあを許さない男・風真が珍しく「ハズレ」で最低評価の×をたたき出します。相当好きな映画の際は真逆の評価で落胆することがあるようです。

颯砂希(ハズレ〇/最高△/まあまあ×)
⋯⋯ちょっと、マリィ各位いいですか。

「ハズレだったね」選択後の〇リアクションです
「最高だったね」選択後の△リアクションです

颯砂くんは、この映画が刺さりませんでした。「ハズレだったね」と言って〇評価なのです。「最高だったね」を選択してわかるように「オレもよく寝れたし。」と告白してきます(かなりあっけらかんと悪びれず言います)。どうやら彼は映画の途中本当に寝てしまったようです。それほど興味のない映画。風真くんの発言と合わせ、宣伝がすごかったと颯砂くんが言っている以上相当予算をかけた映画なのでしょう。でも彼には刺さっていない。颯砂くんはエンタメにわかりやすさと爽快感を求めているからです。だから同じ「ハズレだったね」で〇評価のインド映画と違い理解を放棄し寝るのです。これらから戦争シーンはとにかくとして、真面目で終始重苦しい雰囲気であることがなんとなく見える。颯砂くんはこの映画本当に好きじゃなかったんだなとわかります。
ところが「まあまあだったね」と告げると

落胆も怒りも驚嘆もせず、淡々とこう返事します。これが、驚くことに×評価なのです。B級ホラー映画『OH!!シーレ』でも指摘した通り、彼がマリィに印象サイアクと抱く選択肢は【苦手な映画の「まあまあだったね」】なのです。【オレは苦手な映画だから、まともに画面を見られないor寝たけれど、きみが楽しんでいるならそれでいいか】なのにきみが「まあまあ」と言うから評価が最悪、になるわけです。情緒が乱れて吐きそう。こんな男が居ていいのか。好きだ。好きだよオマエが⋯⋯! LINE交換してくれ。

本多行(まあまあ◎/最高〇/ハズレ△)

「まあまあだったね」選択後の◎リアクションです

本多くんの心底「まあまあ」評価の映画が本作です。唯一「まあまあだったね」に◎評価がつくんですね。そして彼のまあまあの理由は【この映画が史実とは違いとんでも解釈でアレンジしているから】なのです。この辺は原作がある『初恋の行く道』の評価と似ています。とはいえ映画として一定の評価をしていて

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

非常に柔軟に評価の言葉を変えてきます。エンタメとして見るなら良いということですね。見てるかはばたきウォッチャーの記者よ。本多くんに一度映画評論を依頼してくれ。
ちなみに「ハズレだったね」と言うとちょっとだけ笑いつつも「うわ、厳しいっ! そこまでハッキリ言うかー。」とあっけらかんと言います。これ、△評価なんです。まあまあの映画だと彼は評価しているけど、酷評されても「そこまでハッキリ言うかー」なんて楽しそうに喋るんですよね。この辺の映画の受け取り方、なんというか快活でとても好きです。

七ツ森実(まあまあ〇/最高△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の△リアクションです
「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

この映画、七ツ森くんの良さが光る良い回答目白押しでした。まず評価としては「まあまあだったね」が〇で最高評価です。セオリーでいえば七ツ森くんもまあまあだとこの映画を評しているはずです。「最高だったね」で△評価でも衣装や演出を褒めています。小道具やロケなどのこだわりを見抜いた風真くんとはちがい、彼の興味の範疇である衣装や演出方法を褒めているところが実に細かい。七ツ森くんの回答はかなり洒落ています。
そして真価はこちら。「ハズレだったね」選択後です。

これ、聞いたとき拍手してしまいました。
七ツ森くんは、この映画について「歴史に詳しけりゃもっと楽しめたかも」と言いつつまあまあに〇評価をしてくれます。そこまで刺さっていません。ところが、マリィから「ハズレだったね」と言われると×ではなくとも▼評価をたたき出します。難しくても見どころはいろいろあった。彼はこの映画を楽しもうと努力し、実際に楽しさを見出していたことがわかります。とても柔軟で真面目なところが垣間見れます。理解しようと頑張っている。多面的かつさまざまな価値観を観ようとしている七ツ森くんならではの回答だなと思いほれぼれしました。

柊夜ノ介(最高◎/まあまあ▼/ハズレ×)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

予想はしてましたが、柊くんも”違い”のわかる歴史映画ファンでした。
柊くんと風真くん、ところどころ評価方法や受け取り方が似ているんですよね。衣装や小道具といった背景を褒めがち。とはいえストーリーや展開にも言及していて

「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

全体的な流れの把握はキチンとしたうえで褒めます。ストーリー展開は後半急ぎすぎていた気はするけれど、それでも素晴らしかった。背景を褒めがちな男が映画全体のことについても褒めています。相当刺さっていたようです。よくわからない魔力で魅了されていたインド映画とは違う、言語で説明できる”本来の柊くん”がこの映画を好きなことがよくわかります。
そうそう、学校生活のあるある詰め込みコメディの笑いポイントがわからなくて×評価を出した『文化祭大作戦!』、インド映画がとにかく面白くて感動すらしたからマリィが「ハズレだったね」と言った時「僕だけ楽しんでごめんね」と謝る×評価の『恋する羊と果てなき輪舞』と並んで、この映画も×評価が出ます。

「ハズレだったね」選択後の×リアクションです

怖~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡
賞賛し大好きなコンテンツを批判されて落胆、驚嘆、怒り、ふうんそう言う考え方もできるんだ~、などさまざまリアクションがあると思いますが、唯一怒りをにじませるのがこの映画です。怒りを表すからって好きと判断するのはどうかとも思うのですが、冷静でどんな時もスマートに受け答えする柊くんがすごい声と表情で不満を表すので、個人的にこの映画が一番彼のお気に入りなのではないかと思います。

氷室一紀(まあまあ◎/最高〇/ハズレ▼)

「まあまあだったね」選択後の◎リアクションです
「最高だったね」選択後の〇リアクションです

インド映画から一変、安心と信頼の氷室くん節。本当にありがとう⋯⋯!
とってもいいですね。画面は映えてたし映像はすごかったし演出も良かったし見ごたえもあった。でもストーリーはもう少し頑張って欲しい。これが氷室くんの評価です。くせ者ぞろい同級生一同の評価を見て、最後に一つ下の冷静な氷室くんの評価を確認できる感じに安堵してしまう。
概ね気に入ってますがひとつチクリと刺しておきたい姿勢が人として共感出来るし青臭いのがとても可愛らしい。きみが最高だ。
え?「ハズレだったね」のときはどうかって?

表出ろ♡

クソガキ~~~~~~~~~~~~~ッッ♡♡♡♡♡♡

『SNS Account』

”SNSを題材にした感動のドキュメンタリー”
”SNSに毎日投稿される、情緒豊かな感動詩編。正体不明の投稿者がはじめて姿を現しその思いを独白。実力派俳優陣が放つ”メッセージ”とは? ”見る人の感性”によって解釈が変わる、感動のドキュメンタリーここに見参。”

『はばたきウォッチャー』6月1日及び9月1日更新分

これは完全に元ネタがわからずお手上げです。映画自信ネキたち、情報をお待ちしております。でもなんとなく映画の雰囲気はあらすじからつかめますね。上映画像からも若手~ちょっと渋めの俳優を集めた骨太かつちょっと湿度の高い邦画なのでしょう。あらすじをみるに、””の括り方や言葉から感じるわかる人はわかるよね感がどうも『燃えよ!覇王伝』の「”違い”のわかる~⋯⋯」と書いた記者と同じっぽいのがちょっとだけ鼻につくんですけど。さぁ見ていきましょう。

風真玲太(ハズレ◎/最高〇/まあまあ△)

「ハズレだったね」選択後の◎リアクションです

そうだった、風真くんは物語にひねりを求めているタイプでした。というわけでひねりが無かった映画なようです。ドキュメンタリーだから仕方ない。とはいえロイヤルプリンス風真玲太、真逆の「最高だったね」でも魅せてくれます。

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

基本的に褒め上手なんですよね、風真くん。記録映画でひねりはありませんが、やはり大きな映画館で上映するだけあって人物が魅力的に演出されているようです。自分の引っかかるところはさておき、が出来るスマートな男。さすがです。ちなみに彼が好まない「まあまあだったね」を選ぶと、なぜ彼がこの映画をハズレだと思うのかもう一つの理由がわかります。

あららら

その感覚かっわいい!!!!!!!!!!!

颯砂希(ハズレ〇/まあまあ△/最高▼)

「最高だったね」選択後の▼リアクションです

評価は下がる「最高だったね」後の会話に身悶えてしまいました。彼、ちゃんと自己分析が出来ています。【頭使うものより派手なエンタメ】が好みだと自分でわかっています。さすがキング・オブ・アスリート。ロジカルに追い込むと公式に銘打たれた男。ちゃんとロジカルに自分の好みをわかっていました。そういう自己分析をもっと言ってくれよ。陸上バカと言う言葉を今後一切使うな。
そしてまたもや颯砂くん、マリィの選択肢で評価回答を変えていきます。

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです
「ハズレだったね」選択後の〇リアクションです

オマエオマエオマエ~~~~~~~~!!!!(憤怒)(涙)(悶絶)
どうなってるんだ颯砂くんきみは!?!?
どうやら颯砂くん、この映画は「ハズレ」で〇評価ではあるんですけど、最後まで寝ずに観られたようです。そのあたり最も刺さらなかったのは上映中寝た『燃えよ!覇王伝』なのかもしれない。というか合間に専門家の解説が挟まる映画だったんですね。うーん、ますます予想が出来ないゾ。
というか、もしやきみ「まあまあだったね」の時はマリィの言う評価が世間的評価と合っていると予想して「そんなもんだろうな」とリアクションしてる???
「ハズレだったね」の時は対自分の評価と照合してリアクションしてる?????
何故急にうまく対象物との距離伸縮を変えてしまうんですか??自分を絶妙に切り離して話すんですか?????私は、泣いた⋯⋯⋯⋯。

本多行(最高◎/ハズレ△/まあまあ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

この映画における本多くん、鑑賞後のテンションがとても高いです。テキストからもそれがわかるほど。ゴキゲンなんですよね。一体どういうストーリーだったんですか。いつも何かしらに言及してくれる本多くんが、これについては詳細を語ってくれません。いけず。そんな彼は今回の映画において一貫して”マリィの評価”について話します。
「ハズレだったね」と言うと「そなの? オレは逆っ! なんかさ、ここまで食い違うと面白いよね。」とテンション高めに笑ってくれます。つまり、マリィとの意見の食い違いを楽しんでいるのです。△評価ではありますが、口ぶりはとても楽しそうです。あれ? と思ったマリィ、正解です。この映画の上映期間は三年目9月~11月。もしかすると”人間そのものについての興味”が出てきている時期なのかもしれません。つくづく次元が違う男でした。
ちなみに塩味マシマシ本多くんが欲しい人向けですが

「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

残念、マイルドになってしまった。
おそらく、相当深く刺さったor全く刺さらず興味もないような作品ではないので、まあまあと言われてもそれなりに塩味薄目で対応してくれたんだと思います。
あと、好きだった映画を反論されたりまあまあと言われるより、刺さらなかった映画に「最高だった」と言われた時の方が塩味マシマシな傾向がありますね。ふーん、おもしれー男⋯⋯。

七ツ森実(最高◎/まあまあ△/ハズレ×)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

相当刺さってる。とっても感動して気に入ってるのがわかります。このときのボソッと惚けながら言う感じが本当に好きなんだろうなとわかるとてもいい声だったので七ツ森担マリィは是非聞きに行ってほしい。
SNSアカウント(おそらく複数)を駆使し、アマチュア界隈のコンテンツも可能な限りチェックする彼らしい感性。そもそもですが「まあまあだったね」と言っても彼は「もっと感動するかと思ったけど。ま、人それぞれか。」とちょっと納得はいってないけれども温和な音色で答えてくれます。最高だと思った映画でも「まあまあ」に好意的な解釈と回答をしてくれる彼に珍しく△評価なので、【映画館デート】であることを忘れ本当に感動していることがわかります。
だから「ハズレだったね」なんて言ったものなら

怖~~~~~~~~ッッ♡♡♡♡好~~~~~~~~ッッッッ♡♡♡♡♡♡
となります。このゲッソリ感と拒絶の意思、本当に聞いてください。私、人生楽しめてないのかも⋯⋯七ツ森くん、私に人生の楽しさ思い出させてよ⋯⋯人生の辛さを忘れさせてよ⋯⋯っ!!となります。

柊夜ノ介(まあまあ〇/最高△/ハズレ▼)

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです

おっとここにきて驚愕の事実が発覚します。柊くん、映画でもドキュメンタリーというジャンルでは線引きをしている模様。エンタメを強く求めてはいけないとマリィを窘めています。これには驚きましたね。
となると仮説がもう一つ出てきます。お客を喜ばせるエンタメを追求している彼が、線引きをしているドキュメンタリー映画が好きかどうか⋯⋯おそらくそこまで好みではない⋯⋯というのが私の解でした。お手並み拝見だ。

「最高だったね」選択後の△リアクションです
「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

やったね私の勝ち!!!!さて二つのリアクションについてですが、彼はどちらでも温和に答えてくれました。ところが注目すべき点があります。それは「まあまあだったね」後の台詞です。
「ええ、おかげで知らない世界を知ることはできました。」
⋯⋯よく見てください。「知らない世界を知ること”は”できました」です。つまり柊くんにとってはあまり収穫の無かった映画だということがわかります。だって彼は、老若男女ご新規ご贔屓全員が楽しんでくれるエンタメを追求する男だからです。

氷室一紀(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

「あのできごと」って何!!!!????
そこが知りたいんだ、お願いだから教えて欲しい!!!!!
実は私、タイトルやあらすじをみるにこの映画はあまり刺さらないかな~って思ってたんですけど、氷室くんはとってもお気に入りのようです。勉強になる側面もあるらしく、ドキュメンタリーというジャンルが好きな可能性も出てきました。斜に構えて映画を観る傾向ももちろんあるけれど、風真くんが指摘したようにとても感性の人間なのかもしれません。
あと、この映画というより氷室くんの映画館リアクションで一番好きなものがこちら。

「まあまあ」選択後の〇リアクションです

”マリィへの愛”と”兄力(あにぢから)”と”””成長”””を感じて爆ぜてしまいました。こちら、とっても優しい声色なので必聴です。しかも「今度は」と次を見据えて会話をしているのです。実はこの映画、公開時期は三年目9~11月。受験を控えるマリィとは今後気軽に映画に行けないかもしれないタイミング。そんな時に、彼女の好みを考えて、次回は改善と提案をすると言っているのです。尊⋯⋯⋯⋯。一番好感度が良い回答じゃないところに成長や未来の示唆をにじませる仕組みなのニクすぎませんか。

『猫様とボク』

”猫に癒されるファミリー向けストーリー”
”「これがツナ缶の味ってやつさ」猫星人の地球侵略の計画に巻き込まれ、上へ下への大騒動。”猫星人と大学生の友情”を描く、ファミリー全員が癒されまくりの作品。葉月珪が応援アンバサダーに就任したことも注目。”

『はばたきウォッチャー』9月1日及び12月1日更新分

絶対元ネタとしては違うんですけど、うすた京介先生の『エト』を思い出してしまいました。かなり好きな話なんですけど、それはさておき。
世はまさに猫時代。あらゆるコンテンツが視聴者に媚びるべく猫を導入しているわけですが、GSシリーズは1の王子が根っからの猫好きなので今さらの媚びじゃないんですよね。だから納得の応援アンバサダー就任。おめでとう珪くん⋯⋯! とはいえちょっと仕事は選んで欲しい。ツッコミどころしかない映画じゃないの。
ファミリー向けのほのぼのアニマル映画。事件は起きてもきっと和気藹々と穏やかコメディちっくな雰囲気なのだと思います。ちょっと観たいけど、わざわざ映画館で観たいかと言われるとな⋯⋯なんて私個人は思っちゃうけれど、果たしてGS4の面々はどうでしょうか。なお、プレイ前に私は評価書き出しのためのメモにこんな言葉を書き残しました。「七ツ森は評価の際ぜつてえに”にゃんこ”って言う」。衝撃の答えはCMのあと!
※ネタバレ:言う

風真玲太(まあまあ◎/最高〇/ハズレ△)

「最高だったね」選択後の〇リアクションです
「まあまあだったね」選択後の◎リアクションです

もともと、風真くんは犬や猫にそこまでテンションが上がる男ではありません。なのであざといほど猫の可愛い成分マシマシのこの映画はそこまで刺さっていないようです。なんなら「猫の日常だけで、まあよく作ったよ。」なんて褒めてるようで褒めていない言葉を述べます。
ところでこの映画の際、刺さっていない映画のとき特有のマリィ観察をしていないんですよね。

「ハズレだったね」選択後の△リアクション

本当に風真くんの中でこの映画がまあまあだったことがわかります。もともとそんなに期待していなかったようです。でもマリィが誘ってくれたから来てくれた。愛を感じますね。いつもはまあまあを許さない男が、唯一「まあまあだったね」で◎評価をしてくる映画なのですが、これが高校生活最後に観られる映画だということを踏まえるとつい深読みしてしまいます。
「まあまあ」はイコール無意味ではない、そもそも無意味だったからといって無価値ではない⋯⋯なんて彼が気づき始めたから「まあまあだったね」とマリィが笑いかけても楽しく話に乗るし、まあまあだと悟っている映画の上映中でもマリィを観察せず映画に集中した、のかもしれません。
ごめんなさい全て妄想です。

颯砂希(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)

「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです
「最高だったね」選択後の◎リアクションです

またです。高校生活最後に観るほのぼのアニマル映画でも、彼は二通りの評価の顔を見せます。勘弁してくれ。恋はミステリーなんだよ。
でももうなんとなく読めました。これ【彼が求めているマリィ像】の正解解答が◎評価の「最高だったね」なんじゃないかと思います。この映画の場合【最高だったねと言うきみ】が【バッチリ好印象】。対する「まあまあだったね」、これの回答こそが彼の本音のリアクションなのではないでしょうか。だって「まあまあだったね」でも〇評価なんだから。だから彼自身の映画評価とマリィの評価が食い違うことが多々ある⋯⋯私はそういう仮説を提示したいです。本当にきみという男は⋯⋯。
ところで、先ほどの風真くんの考察で”高校生活最後の映画だから映画鑑賞中やリアクションに変化・成長があるのではないか”という可能性を見出したのですが

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです

⋯⋯どちらとも取れる台詞に唸ってしまいました。彼は好感度が上がるにつれて本音や意見を言えるようになる男の子です。だからこの場合、マリィに意見を言ってると捉えられるわけですが、いかんせん説の補強としては弱い気がします。しかしながら颯砂くんいわくネコの演技が相当良かったらしい。一体どういう映画なんだ⋯⋯?

本多行(最高◎/ハズレ△/まあまあ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです

まさかの発言。ストーリー重視の本多くんが人ではない存在に感情移入できるほどの映画だったようです。しかも注目して欲しいのは評価順。次点の評価は真逆の「ハズレだったね」なのです。

「ハズレだったね」選択後の△リアクションです
「まあまあだったね」選択後の▼リアクションです

前作の『SNS Account』同様、「まあまあ」の選択が最も低い評価となります。本多くんは今まで最高>まあまあ>ハズレ、またはハズレ>まあまあ>最高の順で印象の良い選択肢となる男の子だったにも関わらず、最終映画二作品のみ例外となります。颯砂くん同様ネコの演技を絶賛するなんてよっぽどのことだと思うので観たくなってきたのはさておき、彼の映画(と対マリィ)への評価基準が高校生活終盤で変わったことはけして偶然ではなく、意図的なものではないかと私は考えています。

ところでこの変化は、風真くんとは真逆の方向です。「まあまあ」の選択を許さなかった風真くんと、最高/ハズレの次の評価は「まあまあ」だと素直なグラデーションをしていた本多くん。それが最後の映画でひっくり返ります。これをどう解釈するか問題は、評価が【映画】に掛かるか【マリィ】に掛かるかが非常に重要でしょう。
先述してきた通り風真くんは「まあまあ」を良くも悪くもない【無意味な感想】だと判断していたので、印象が悪くなっていました。ところが、最後の最後「まあまあ」と映画を評する。つまり、「まあまあ」が無意味な感想では無いと気づいたのではないでしょうか。または【再会後どこか昔のマリィとの答え合わせをしていたけれど今のマリィへの愛が確固たるものになったと自覚し】心のゆとりが出来て、マリィではなく映画に集中出来た。だからこの映画の風真くんの評価は対マリィではなく映画に対するものになった⋯⋯そう仮定すると、なんとなく本多くんの変化が読み解けます。
本多くんは、前情報も調べて映画を観てはいたけれど、どこか客観的だった。【映画に対してオレはこう思った、何故なら劇中〇〇だったから】がスタンスでした。あくまで評価の対象物は映画なのです。マリィへの〇×評価はそのまま映画の評価とイコール。ところがこの作品と先述のもの、つまり高校生活終盤に観る映画だけスタンスが変わった。『SNS Account』の項で”人間そのものについての興味”が出てきている時期なのかもしれないと考察しましたが、その説を濃厚にしてくれたと私は思いました。さらに付け加えるなら、本多くんはマリィを好きになってもっと知りたくなった。だから不動の二番目評価であった「まあまあ」が真逆の評価に奪われてしまう。つまり彼の評価の主軸が映画そのものではなく、マリィに対する評価にシフトしているのです。
たくさんのことに興味を持っていたけれど、マリィと出会って人間そのものに興味が湧き研究したくなった本多くんを裏付けるような変化がここにある気がしています。ごめんなさいこれも全て妄想です。

七ツ森実(最高◎/まあまあ〇/ハズレ△)
ちょっと笑ってしまったので三連続で見てもらってよろしいですか。

「最高だったね」選択後の◎リアクションです
「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです
「ハズレだったね」選択後の△リアクションです

まさかのどの選択肢でも「にゃんこ」と言うなんて。大笑いしてしまった。私なんかに予想されるんじゃないよ。
しかしここでも柔軟な彼らしい台詞が光っています。まあまあ選択後の〇率のみならず、どの会話も優しい。コミュケーションを深くとろうとしていることがわかります。キャラもの映画の際グッズ購入をする彼らしい。まさに映画から見る彼の集大成がここにあります。どの選択でも声が優しいので七ツ森担のマリィは聞いて欲しいな。グッズまで買う最高評価の映画でも「ハズレだったね」後△評価かつ優しく言うのは彼ならではです。
あと猫映画をハズレと評した際「わんこ派?」と理由を挙げてきたの単純に笑ってしまったんですけど(もし私がマリィなら単純にストーリーとかそういうことじゃないのかよってツッコんでしまう)今後のコミュニケーションの布石として発言したのなら恐ろしい男だと思いました。「わんこ派か、わんこも良いよな。そういう映画があったら観に行こう。」って言いそうだし「にゃんこだけど刺さらなかったか。じゃあウチにある世界ネコ歩きセレクション、観る? アンタ好きかも。ど?」とか言いそうじゃないですか?
それはそうと七ツ森くんもネコの演技を絶賛している。どうなっているんだ。かなり観てみたい。

柊夜ノ介(最高〇/まあまあ△/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の〇リアクションです

あの柊夜ノ介がネコの演技を褒めている⋯⋯!!!!
これは絶対に観たい。三連チャン男の子たちが褒めた挙句、柊くんも褒めています。驚いてすらいる。どうやって撮ったのか知りたいレベルで観たくなりました。ただ、評価を見てもわかるように作品全体のクオリティやストーリーについては彼自身まあまあ寄りの評価なのか

「まあまあだったね」選択後の△リアクションです

評価基準を自分とマリィではなく「みんな」としています。「ある程度満足したんじゃないですか」と言っています。つまり満足はしていない。こういう独特な評価の軸ずらしが座長・柊っぽくてとても好きです。
ところで「ハズレだったね」選択後の▼リアクションで私は頭を殴られて涙ぐんでしまいました。

うぁ⋯⋯

真告白ENDを観たマリィ各位、これ見て泣きませんか? 私は泣きました。ここまで長々と書いた記事では全部のリアクションを載せきれていないので、攻略本をお持ちの方は今までの柊映画評価リアクション全部確認して欲しい。高校生活最後の映画で初めて登場するんですよ。「あなたの笑顔」というワードが。倒れるよ。
いいですか、「あなたがハズレだと言った/楽しめなかった」のが残念じゃないんです。「あなたの笑顔が見られなかった」のが残念なんです。この違い、真ルートを彼と辿ったマリィなら重さと彼の愛がわかるはずです。こういう回答を好感度が下がる選択肢に用意してくるのがKONAMIの巧みさでしょう。腹が立ってきた。一刻も早く紙の攻略本を増刷してくれんか。

★グループ視点補足
この映画、柊氷御のグループでも観に行ってくれるので以下引用します。

御影「あの三毛猫の演技、泣かせるよな~。」
氷室「猫って演技できるんですね。」
(考え込んだ顔で)柊「うーん⋯⋯猫が主役⋯⋯」
マリィ「柊くんは面白くなかった?」
柊「いえ、猫と人との芝居が成立してました。すごい。」
御影「劇団はばたきの公演に活かせそうか?」
氷室「動物が舞台にあがる? 面白そうですけど⋯⋯無理ですよね?」
柊「舞台はライブですから、何が起こるかわからない。動物では全く計算できません。」
マリィ「ネコちゃんが急に客席に走って行ったら大変だもんね。」
氷室「そういうハプニングも含めたエンターテインメントとか、面白いんじゃない?」
柊「うん、なるほど⋯⋯」

同じエンタメでも、劇団の座長をしている彼は映画と舞台をキッチリ分けています。生の演技にきっと誇りを持っている。私の知る劇団員や舞台の演者たちは皆舞台のライブ感に憑りつかれていたので、お客さんに来てもらうため工夫を続ける柊くんはそれ以上に特別視しているのではないでしょか。彼が舞台を必死に計算し作り上げる日々。それが伺える会話です。それでも、氷室くんの新しい風を否定せずインド映画と同じく一考しました。恐るべき柔軟と貪欲さがありますね。また、こちらでもストーリーの言及はなく、ひたすら芝居について褒めていました。ほんわか癒され映画なのでそういうことなのでしょう。それにしてもこのグループは柊くんと劇団はばたきを大事にしてくれています。ちょっと泣いちゃう。
あと柊くん、生の舞台でワンちゃんに来てもらったことがあるけど楽しいハプニングで笑いを取り事なきを得たよ。だから大丈夫だと思う。ね、颯砂くん?

氷室一紀(最高◎/まあまあ〇/ハズレ▼)

「最高だったね」選択後の◎リアクションです
「まあまあだったね」選択後の〇リアクションです

ちょっと意外でしたが氷室くんもお気に入りなようです、この映画。しかしながら颯砂・本多・七ツ森・柊と四人が指摘したネコの演技についてはスルー。物語として没入できたことがわかりニッコリしてしまいました。しかもよく見てください。「最高だったね」で◎評価の感想では自分自身のことを触れないのに、「まあまあだったね」での〇のリアクション。つまり彼は、この映画のあざとさにやられて最高と思ったし、冷静ではいられなかったと告げています。きっと指摘すると照れたように怒るのでしょうけれど、そういうことです。本当に可愛い男だな。
ちなみにこれが最後の映画・最後の男の子なので、是非オチをつけてほしい。頼んだぞ氷室くん。

「ハズレだったね」選択後の▼リアクションです

クッッソガキクソガキクソガキ~~~~ぃ♡♡♡♡♡♡

★グループ視点補足
柊くんの項目のほうでガッツリ引用をしているので、氷室くんの台詞のみを引用します。

柊「舞台はライブですから、何が起こるかわからない。動物では全く計算できません。」
マリィ「ネコちゃんが急に客席に走って行ったら大変だもんね。」
氷室「そういうハプニングも含めたエンターテインメントとか、面白いんじゃない?

氷室くん、とってもアイディアが柔軟です。切り返しが反論ではなく新しい観点になっている。頭の回転が速いだけではこうはいきません。どうしたらもっと面白い方向にいくのか、楽しみながら考えることが出来ている。とっても素敵な男の子です。
インド映画を「全てが新鮮」と喜んだ彼は、未知のものが好きなだけでなくもはや未知のものを引き寄せようとしています。一人でもよかった彼がマリィと出会って変化し、周りに影響を与えようとしている。マリィが卒業後、学校行事など積極的に参加するようになった彼の変化を裏付ける、素晴らしいグループ会話だと思いました。

男の子別・考察まとめ

ここまで長くなりすぎて私が一番驚いています。たくさんのスクショ画像とオタクの悲鳴をつらつら書いてしまいましたが、最後に男の子別に考察まとめをしていきます。ここまで読んで下さってありがとう。ここから読み始める方こんにちは。飲み物を用意してのんびり読んでもらえたら嬉しいです。
飲み物だけでなく攻略本片手に読んでいる方は本ッ当に羨ましい。ブルジョワマリィめ。私も成り上がりたいよ⋯⋯!よろしくお願いします。
 
さて、男の子たちを考察すべく映画全ての印象三択を表にしました。

4の攻略サイトを参考に評価記号を使いましたがいつから「×」「××」が「▼」「×」表記に
変わったんですか?もしかして4の攻略本準拠ですか??(血涙)
※攻略本を確認したところ「×」「××」が続投でしたが!?何で急に「▼」が出てきた!?と混乱しました。攻略本片手に見ていた方わかりにくくて申し訳ない。ザッと攻略サイトを何個か確認したのですが、誤字の場所(攻略本での誤字ではなくサイト特有の誤字)を見るに一つの親記事からコピペで記事が書かれてるな~と察してしまいました。それについてとやかく言うつもりもありませんが、「▼」「×」表記に準じて表を作ったのが悔やしい。許しておくれやす。


風真 玲太

  • とくに好きな映画⋯⋯『初恋の行く道』『燃えよ!覇王伝』

  • ◎評価数:12本中9本(内 最高4:まあまあ1:ハズレ4)

  • ×評価数 :12本中3本(内 まあまあ1:ハズレ2)

*特徴
・小物や衣装など、制作にこだわり・努力が見える作品に加点評価する
・「まあまあ」が最低評価となることが多い
・映画評価の際マリィの鑑賞態度への言及が多い(マリィを見ている)
・映画が真逆の感想でもマリィへの評価はおおむね好印象
・「まあまあ」で◎評価が出るのは高校生活最後に観る映画のみ

颯砂 希

  • とくに好きな映画⋯⋯『Crazy trap』

  • ◎評価数:12本中4本(内 最高4)

  • ×評価数 :12本中2本(内 まあまあ2)

*特徴
・映画エンタメには整合性と爽快感を求めている
・彼が心底苦手な映画で「まあまあ」を選んだ時のみ×評価が発生
・彼自身の映画感想とマリィへの評価が一致しない(彼自身の映画感想と一致しない選択肢をマリィに求めている場合がある)

本多 行

  • とくに好きな映画⋯⋯『OH!!シーレ』『V.O.L 2nd』

  • ◎評価数:12本中8本(内 最高6:まあまあ1:ハズレ2)

  • ×評価数 :12本中2本(内 ハズレ2)

*特徴
・映画にはストーリーと原作再現性を求めている
・「最高」で◎評価を出した映画に「ハズレ」を選んだ際のみ×評価が発生(=真逆の評価での×)※なお一年目の夏・秋
・前情報をチェックしており、それも評価基準の対象となる

七ツ森 実

  • とくに好きな映画⋯⋯『V.O.L 2nd』『初恋の行く道』『SNS Account』

  • ◎評価数:12本中9本(内 最高7:まあまあ2)

  • ×評価数 :12本中3本(内 ハズレ3)

*特徴
・映画をジャンルごとに観る姿勢を変える
・「最高」で◎評価を出した映画に「ハズレ」を選んだ際のみ×評価が発生(=真逆の評価での×)
・「まあまあ」の際の〇評価が多く、肯定的な会話が目立つ
・GS4の男の子の中で唯一映画のグッズを購入する

柊 夜ノ介

  • とくに好きな映画⋯⋯『恋する羊と果てなき輪舞』『燃えよ!覇王伝』

  • ◎評価数:12本中4本(内 最高3:まあまあ1)

  • ×評価数 :12本中3本(内 最高1:ハズレ2)

*特徴
・小物や衣装など、制作にこだわり・努力が見える作品に加点評価する
・GS4の男の子の中で唯一「最高」選択の際×評価が発生
・個人として映画に没入するより”座長”として演出や細部を見ていることが多い(=物語を観る能力が高い)

氷室 一紀

  • とくに好きな映画⋯⋯『恋する羊と果てなき輪舞』

  • ◎評価数:8本中7本(内 最高3:まあまあ2:ハズレ2)

  • ×評価数 :8本中0

*特徴
・映画をジャンルごとに観る姿勢を変える
・GS4の男の子の中で唯一×評価が発生しない
・冷静に映画を見渡すが、最終的に感性でもって映画を評価する
・未知のもの・新鮮さに引き込まれる傾向がある

最後に

本当に本当に本当に楽しかった⋯⋯。
ときメモGSプレイではあまり行かないデート先になりがちの映画館から、こんなにたくさんの考察をすることができました。とはいえ深掘りしすぎて捏造の域になっている気がバリバリしますが。あらゆる意味で※個人的見解ですが必要ですね。あたたかい目で見てください。
映画館デートから見る男の子たちの考察手法をまとめてくださったお祭りさま、こんなに長い記事を最後まで読んで下さった方々、本当にありがとうございます。今度はイベントホールのイベントデート考察でお会いしましょう(心の底から嘘です)。

最後の最後に 
KONAMIさ~~ん!!!20代以上のタブレット普及率はまだまだ低いので電子版だけじゃなくて紙の攻略本を増刷してくれ~~~~~~!!!
そしてそしてはばたき市市政20周年おめでとうございま~~~す!! \ GS / \ 大好き!!/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?