RTA in Japan 参加記録

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RTA in Japanに参加してきましたので、記録がてらまとめみたいなものを。

開催告知から応募まで

9/25、もかさんより3日間ぶっ通しのオフラインRTAイベントを年末に開催するということが告知された。
「あー、これが7144RTAリレー(*1)の時に言ってた『これが成功したら冬辺りにもっと人集めてやりたい』っていってたやつかー。」と思ったが、3日間ぶっ通しというのはなかなか壮大だ(*2)。というか7144RTAが8/12だったことを考えると、だいぶ動きが早い。
これは本気だなーと思うとともに、自分が参加出来そうなものはあるかどうかをぼんやりと考え始める。

10/2、「RTA in Japan」というイベント名が発表され、走者募集が開始される。
とりあえず、やはり応募候補はマリオ1。
7144RTAリレーの時はセッティングが押してワープ無しからワープ有りに変えたというのもあるため、どっちかというとワープ無しになって欲しいなぁと思いつつ、ワープ有り/ワープ無し両方を登録。(結果、一次選考(*3)でワープ無しが通る)
ただ、自分よりタイム早い人もいるし、出来ればレースになってほしいなー、というところ。
目標タイム(*4)は自己べ∔10分弱で30分とした。まあよっぽどグダってもこのタイムは越えないだろう。きっと。
ついでに誰かアンキモをレースで応募しないかぁと思いつつ(*5)、さすがに登録されず。


*1 もかさんが当時配信をよく行っていたところの人たちを集めて行われたオフラインRTAリレーのテストイベント的なもの。
 https://www.twitch.tv/videos/83759241
*2 2021年末は6日間というから、もう訳が分からない。
*3 この段階で各プレイヤー毎に1カテゴリに絞られた。
*4 ESTのこと。ESTの語が使われるようになったのは、次の『RTA in Japan for #C4LANJP』の時から。多分。
*5 まさか自分が2017に登録することとなろうとは。

当落発表

10/28に応募が締め切られ、11/5の厳選枠(*1)発表の日を迎える。
・・・マリオ1は無し。まあそりゃそうだ。PeCaRecord(*2)でも上に10人くらいいるし。
というわけで、当選の望みは翌日の抽選枠(*1)へ。
時間短いから選ばれやすいんじゃないかなー(*3)と思いつつ、DDTフェス(*4)が行われる新木場スタジオコースト前で抽選配信を睨んでいると、最後の一枠で見事当選の報。
とりあえずホッと一息。あとはまあ、ひたすら練習するだけだ。
結果的に応募数59に対して、厳選採用24、抽選採用17であった。(都合により辞退した方が1名)
この日の夜にはスケジュールが発表され、マリオ1は12/29(2日目)の朝に入ることになった。

*1 この時の選考は、運営陣のゲームが選ばれる「運営枠」、応募されたゲームの中から運営が選ぶ「厳選枠」、残ったゲームから時間等を考慮して抽選で選ばれる「抽選枠」があった。
*2 Peercastで配信されたものが対象となるRTA記録集
*3 実際問題として、残りESTから選ばれたゲームの時間を減らしていく方式だったので、短いゲームは最後まで潜り込める可能性があった。
*4 神興行だったが大赤字だったらしく、2度と同様の興行は行われていない。

開催日まで

本番までの目標としては、とにかく自己ベスト20分を切ること。
・・・だったが、RTA in Japanなるものが始まることを知る前に立てたスケジュールの慌ただしさ(*1)もあり、最終的には20分ジャストに留まることとなった。
解説に関してはいつも通り自分で走りながら喋ることとし、せっかく多くの初見の方たちに見てもらえる機会であるため、7144界隈やマリオ1TA界隈にしか伝わらないテクニカルターム(*2)を極力使わないようにしようと方針で。
資料無しでも行けそうではあるが、一応頭の整理のためにメモを作っていくことに。

また、マリオ1のすぐ後に設定されたマリオ2のタッグレース(LKさん/Zzzさん/ロンドン橋さん/蛍火さん)の解説の依頼を受ける。こちらはとにかくプレイヤーの入れ替わりが激しくなるため、まず今誰が走っているかという点をキッチリ押さえていくという点を踏まえて、LKさんが作成した資料を基に実況感を多めに出していく方針に。
とは言え、現場の空気感、物理的距離感が想像しようのない状態での作業であり、基本的には「まあなんとかなるっしょ」の精神で臨むことになった。

以下参加準備のための時系列
・12/11 競馬を見るために香港を訪れたついでにアジア流通版アンリミテッド・サガ(*3)を購入し、主催のもかさんに押し付ける準備を整える。

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・12/15 ねとらぼに展望記事が上がる。なるほどこれは多少なりとも注目されているようだ。

・12/17 7144自転車部忘年会のついでに会場となるハンドレッドスクエア倶楽部の位置を下見。

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・12/19 胃炎発症、練習もままならなくなる。12/23にほぼ回復。
・12/25 DDT/BASARAの後楽園ホール連続観戦の合間に会場となるハンドレッドスクエア倶楽部の位置を下見(1週間ぶり2回目)。

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*1 11~12月で0発2日海外旅行2つ、深夜バス往復大阪旅行1つ。しぬ。
*2 若島(=WallJump)とか神プク(8-4の3フロア目で突っ込んでくるプクプク)とか打開(クリアすること全般で使う)とか
*3 中国語の説明パンフ付き。80香港ドル(当時のレートで1200円くらい)

そして開催日

12/28 
仕事を納めて荷物(ファミコン互換機本体/ソフト/ケーブル類/アンサガ(*1)他)を担いでハンドレッドスクエア倶楽部へ。

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インフルエンザ流行中ということで所作に気を付けながらおずおずと入場すると悪魔城ドラキュラXの時間帯。まずは受付で会場負担費3000円(*2)を払って名札(*3)の受け取りをする。
うーん、結構広い。結構人がいる。たまに拍手が鳴る。観戦用モニター近すぎると見辛そう。音あまり聞こえない(*4)。この中でやるのかー、なるほどなー。
この後夜中のアークザラッドからバトルドッジボールまでのスーパー7144タイム(*5)全部見たいなーと思いつつ、翌朝7時ぐらいからの出番なので23時ごろ退出。宿(ネカフェ)へ向かう。

12/29
5時起床からすぐに会場へ。練習をする場所は無い(*6)ので、観戦しながらプレイヤー交代の現場などを確認する。やや押し進行(*7)で、結局出番は7:30頃となった。

というわけで、マリオ1ワープ無し本番。
https://youtu.be/0jldBaTeXYI

感想
・一番多かった時のマリオ1トーナメントよりさらにちょっと多い視聴者数かー。(この時間だいたい1500~1600人(*8)くらい)
・なんか微妙に入力タイミングが合わない?(本番環境はブラウン管、家では液晶)(*9)
・見た目が映える8-2最後のパタパタ踏みと、8-4WallJumpが成功したのでそこは良かった。観客席からの「おー」という声が気持ちいい。
・逆にミスった時の「あー」という溜息で少し凹む。しかしこれはこれでライブの反応。
・解説したいところは大体出来た。チャットの反応を確認するために、隣に運営のオホンさんにいてもらった(*10)けど、多分反応を挟むタイミングが無かったと思うので、かなり申し訳ないことをした。
・21:42は、まあこの環境で一発勝負なら良しで。目標タイムからだいぶ巻いたし。

安堵するのも束の間、即座に次のマリオ2解説へ。
うーん、やはり環境アジャストに全員手間取ってそうで、2の難易度ではかなり厳しそうな印象。とはいえ、道中では華麗なリカバリ技などもあり、喋りもなんとか追っていけたか。というかLKさんの10ページに及ぶ解説資料のおかげです。ありがとうLKさん。

自分の出番が終わった後はお気楽観戦モード突入。当たり前だけど自分たちの界隈でなかなか見ないゲームのRTAを見るのは新鮮。
ポケモンスナップの人声出てるなぁ。スピーカーないのに部屋の後ろまでよく聞こえるわー。これはかなり見習うべきところがありそう。

結局29日はカラオケボックスで完徹し、30日の最終日を最後まで見て無事終了。
ちゃんと終わり際に、もかさんにアンサガを押し付ける作業も忘れずに。

*1 待ち合わせの際の目印としても有用である。
*2 2018年のRTAiJ3まではプレイヤーの会場費負担があった。
*3 なんか持ってると嬉しいやつ。
*4 会場スピーカーは2018年のRTAiJ3で整備された。
*5 我々はひっそりとそう呼んでいた。
*6 2017年に隅っこの練習スペース、2018年からはもう少し広い一角に練習スペースが整備された。貴重なプレイヤー交流の場。
*7 セットアップタイム設定が4分と非常に短かく設定されていた。そのほかのいろんな要因があり、最終種目の星のカービィ スーパーデラックスは100%からAny%に当日変更されている。
*8 全期間最大同接はSDK2で4200人くらい。
*9 多分2017年から液晶かブラウン管かを選べるようになった。。。
と思ったら2016も選べたという証言が来たので選べたっぽい。
*10 解説メモを運営陣に読んでもらったりチャットを見ててもらったりする人が割と多かった。

終わった後

RTA in Japanの英語リストリームでマリオ1のコメンタリーをしてくれたkosmic氏(*1)に「解説ありがとう」のメッセージを送ったことを発端として、年明けのマリオ1リーグ戦に参加してくれるなど海外勢との交流が始まることに。
これは思わぬ方向からの効果ではあったけど、参加して本当に良かったですね。次回以降があるならば、また何らかの立場で参加出来ればいいなーと思います。楽しかったー。(*2)

https://twitter.com/kaku52/status/814704223984046080

*1 この2年後、世界初のマリオ1Any% 4:55秒台を叩き出すことになる
*2 2021年現在、まだまだ楽しい。

※本エントリーは、2016年当時の記憶と記録と感情を辿って2021年に書き下ろしたものですが、いかんせん時間が経っているので偽記憶で塗り替えられてる部分があるかもしれませんご了承ください。

■関連記事

・RTAiJ企画立ち上げ記事
https://rta-play.info/event/article018/

・募集開始記事
https://rta-play.info/event/article019/

・開催までの経緯が記された記事
https://rta-play.info/event/article020/

・RTAiJ終了報告記事
https://rtain.jp/rtaij/rtaij2016w/

・オートマトンによるインタビュー記事
https://automaton-media.com/articles/gamer-pick/20170305-41932/
https://automaton-media.com/articles/gamer-pick/20170312-42501/
https://automaton-media.com/articles/gamer-pick/20170319-42922/
https://automaton-media.com/articles/gamer-pick/20170326-43295/

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