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僕の原体験「why」をディグダグしてみる その①

1:はじめに

 今回から、数回にわたって、独学的に原体験を掘り起こしてみたいと思います。
 僕は医師をしており、これから独自に開業予定です。開業するにあたり、まず「理念」を創りました。僕の体験からでてきた想いを込めて創ったつもりですが、いろいろと勉強していると、「理念」以外にも「vision」「mission」「クレド」「フィロソフィー」とか、いろんな言葉・表現が目に付いてきます。そして

「果たして、この創り方でいいのだろうか?」

という想いがでてきました。
 間違いなく、それぞれの言葉・表現を関連・体系つけて考えられていなかったからだと思います。なんといえばいいんでしょうね? 「理念」という言葉に振り回されていたとでもいえばいいんしょうか?
ちょうど「理念経営」という言葉に出会ったこともあり、「理念」という言葉に憧れていたのかもしれません。

 いずれにしても、「肚に落とし込んだうえで理念を創る」ということができていなかったのだと思います。でも、独自にでも創った「現時点での理念」というものを否定するつもりもありませんし、大きく変わりはないと思います。想いは込めた理念ですから。
 ただ、「自分の肚への落とし具合」「一緒に仕事をすることになるスタッフの共感」ということを考えると「今回の体験から理念を見つめなおす」という作業は無駄ではないと思います。

2:巡りあい

 そういう感じでいろいろと思い巡らせていた時に巡りあって「面白そうだな」と思ったのが、チカイケ秀夫さん(@chikagoo)のツィートやnoteだでした。その中では「原体験ジャーニー」という文言が使われていて、当初「なかなか難しそうだなあ」と思ってみていました。
 ただ、チカイケさんと様々やりとりをさせて頂くなかで、以下のようなリプを頂きました。

この中のnoteでとても分かりやすく、理念などの概念が書いてありました。

「あっ!これ、超分かりやすいじゃん!」

となってしまった訳です。
 そんなこんなで、今ある「理念」はそのままに、開業まで時間はあり、仕事してないようにみえてしまう僕ですから、自由に独学的に「僕の原体験」を掘り起こす(dig)していこうと思いました。これは、前述したように「自分のため」「これから出会うスタッフのため」という自己満足な行為だと思います。
 ただ、せっかくこんなに簡単にアウトプットすることができます。またそれは「自分のため」になるアウトプットです。
 ですから、これから数回にわたって行われる僕の「原体験ジャーニー」「原体験ディグダグ」に興味を持って頂けた方が覗いてもらえればと思います。
*「ディグダグ」はれこれ30年以上前のファミコン全盛時に発売された(その前にはゲーセンでありました)「穴掘りゲーム」の名称です。

3:僕にとっての「why」

「why」が理念や起業、サービスにどこまで必要か否かはいろいろと議論があるようです。ただ、僕の中では、「why」が大事だなという思いはありました。
それは、いろんな本やyoutubeで同じように「why」の大事さが語られていたからです。

 まず、ひとつは
長尾彰さん著書の「宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない」でした。

もともとマンガ好きなので「宇宙兄弟」は読んでいたのですが、長尾さんの著書の中でも
「共感を呼ぶリーダーシップを発揮している人には、必ず「なぜ」がある」
とその大事さが強調されています。

そして、もうひとつが

 サイモン・シネックさんの「TED」。有名なゴールデンサークル理論の話です。この理論は長尾さんの著書内でも取り上げられていて、そのため出逢うことができたのですが、大好きな動画です(シネックさんのTEDは他の動画もとても面白い)。
 僕は以上のようなインプットから、「why」が重要だと思うようになっていました。
 そういったインプットを行った後で、今現在の「理念」を創りました。

 じゃあ、「なぜ?」また敢えて「原体験ディグダグ」をやってみようかと思ったのでしょう?
 それもまた、チカイケさんのツィートをみたからです。

 このnoteの中では「広告のあり方」が興味深く語られていて、要は短期的な広告(例えば価格競争を煽る広告)も一時的には必要かもしれないけど、中長期的なスタンスで考えればもっと「ブランド広告」に力を入れていこうよ!というスタンスなのです。以下のようなイメージです。

 このイメージなんですが、個人的には医療業界にはかなりマッチするように感じたんです。実際に通用するかどうかは別にして、単純に「面白いじゃん」と思いました。
 皆さんご存知のように、日本の医療では国民皆保険制度が導入されているので、特殊分野(美容形成など)以外は保険診療とされ、医療業界はいわゆる価格競争というものは存在しないといっていいマーケットです。また医療広告という分野は規制が年々厳しくなってきているのも事実です。

 皆さんが思い浮かべる医療機関の広告って、どんな感じでしょう?
おそらく
       立て看板、電柱広告、ビル壁広告など
ですよね?最初は目立つかもしれませんが、いつの間にか街の風景の一部になります。
 もちろん、これらの広告も開業当初のスタートダッシュを狙う短期戦でなら必要ですし有効だと思います。ただ、価格競争が実質ない中で短期的な広告を打ち続けるのには限界がありますし、無理があります。口コミやSEO(search engine optimization)対策も効果は期待できますが、中長期的な別の手段というものはあっていいと思います。
実際、口コミやググって医療機関を決めるひとがほとんどだと思います。多分ほとんどの人がそうでしょうし、あとは通院のしやすさで決めますよね(-_-;)
 あとは、スタッフ採用でも「ブランド広告」は有効だと僕は思っています。医療スタッフ採用する時に賃金面を向上させれば、ある程度の応募人数増加は見込めると思います。それは当たり前だと思います。スタッフさんはまず「最低でも安心して生活できる保障」を求めるからです。それは人は誰でもそうだと思います。ただ、僕はそれだけでは「働くことで得られる幸せ」は実現できないと確信しています。賃金面の充実も当たり前ですが、
「人間関係の充実」
が必須だと思うからです
(この点についてはディグダグする間にまたお話することになります)。そのうえで、自分自身が「why」を明確にしスタッフと共有することが必須になります。

 少し話が逸れましたが、「資産になるブランド広告」という考えは面白いですし、医療機関の広告・採用ともマッチする部分はあると思っています

ということで、本格的に

「原体験ディグダグ」

を独自にやってみて、「mission」「vision」「理念」とかについて考えていきたいと思います。

4:とりあえず・・・

気付いたら、ほぼディグダグしてませんでした(笑)
でも、「なぜ、原体験ディグダグを始めようと思ったか?」の「why」はディグダグしたかもしれません。
まあ、人生初の採掘ですから、手始めはこのくらいで・・・(-_-;)

はてさて、第何回まで続くディグダグでしょう?
皆さんも少しでも「原体験ジャーニー」「原体験ディグダグ」に興味を持ってもらって、このディグダグにお付き合い頂ければと思います。

ではまたのディグダグでお会いしましょう。
ジャ~ニ~~~~~!!

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