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JASRAC、来ないでくれ!! 2021/12/05

日記

・KIRINJIの新しいアルバムの曲が全部良い。

・堀込高樹の歌詞は短編小説的というか、少ない言葉で一気に聴者をその世界へ引き込むようなところがあると思う。それでいて言葉が「詞」ではなく、ちゃんと曲に載って調和(時にあえて不調和だが)する「歌詞」になっているのがすごい。でも、作品として完成されていて、その圧倒的な良さが直に心に迫ってくるから説明しようとすると上手くいかない(お前の文章力の問題だろ)。

・アルバムの6曲目に入っている『first call』という曲は少しコロナ禍を描いている。そこに

あのこ、最近どうした?
SNSもなおざり
闇落ちしてるんじゃない?
誰とも会ってないみたいで
まさかの陰謀論
染まっちゃってたりしたりして?

KIRINJI『first call』(作詞 堀込高樹)

という歌詞が出てきて感動した。こんな粒度の細かいコロナ禍の歌詞を書いてる人ってほかにいるんだろうか。この2年で陰謀論にハマる人が急増したというのはワイドショーなどでもよく触れらているし、割と一般的なことではあるが、それにしてもそこを歌詞にするかね!? 「良い歌詞」なのと同時に「面白い歌詞」を志向しているようなところがあるのも好きなんだよな。そんなことやっていいんだ!という驚きを提供してくれる。

・小沢健二も今年の5月にリリースした『泣いちゃう』で「なにか危険な人だと思われそう」と、少しだけそっち方面に触れていて実直な歌詞だぜ……と震えた。神の視点に立たず、コロナ禍で生活する一市民としてそこで生じるいろいろな気持ちや出来事を、なるべく嘘のないように包容して書かれている歌詞だと思う。


・noteの引用機能が新しくなったので、使ってみたくて歌詞の話を書いてしまった。引用のルールが合っているのか不安で仕方ない。JASRAC、来ないでくれ!!

・今日食べたアイス。なんて名前だったかな。「しましまうまうまバー」の姉妹品みたいな感じだったのは覚えている(作ってるところ違うかも)。真ん中に棒状のチョコが埋め込まれていておいしかった。

・アイスって結局チョコの割合が高ければ高いほどおいしいのかも……。板チョコアイスといい、しまうまバーといい、これといい。


・あんまり上手く説明できないし、まとまっていないことを書く。

・最近、なんかこう「地球は広い。あまりに広すぎて笑いそうになる。でも笑ってたってなにも始まらない。旅に出よう。きっと大変なこともあるけど強い気持ちがあれば大丈夫だ(もちろん大丈夫じゃない人もいる)。あぁ次はどこへ行こう。それを考えるのが楽しみなのだ。」みたいな、こういう文体をよく見る。例文が雑すぎて自分でもそんなのあるか?と思ってしまうけど、なんかあるんです!!!!

・特徴は、常体/柔らかい口調/読点があまり入らない/一文が短い/括弧で保険をかける/最後は爽やかに締める……などか。あまり文章を書くのに慣れていない人ほど挑戦している気がするのだけど、こういう文体って書くのが結構難しいように思う。”なんとなく良い感じ”がする文章である一方、装飾過多だと伝えたいことがわかりにくくなるし、簡素だとただの味気ない文になってしまうから。かなり細かなコントロールを効かせる必要がある。これが巷で噂の「エモ文体」というやつなのだろうか。

・でも、それを小馬鹿にしたいわけではなく、単純にすごいぜ!と思う(何様だ!!)。こういうのが書きたい!と思って、ちゃんとそれに挑戦していることが偉い。私だってエモくてクールでキュートな文章を書きたかったけど、早々に諦めて、奇病のチンパンジーのようにキーボードの「!」を連打するクソバカ野郎になってしまった。油断するとすぐに「〜〜〜〜〜!!!!! めちゃくちゃ〇〇!!」みたいな文を書いてる。もう3年近く日記を書き続けているのに文章力も語彙力も一切成長していない。むしろ、どんどんちゃんとした文章が書けなくなっている。帰れ。



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