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深圳日本人学校に通う男子児童が
登校中に襲われ亡くなるという事件が起きました。

同伴していたお母さんの目の前で起きた事件

おそらく、手をつないでいたであろう中で起きた事件に
深い悲しみと、不条理な思い、強い怒りを感じます。

亡くなられたお子さんには
深い哀悼の意を表すると共に
ご両親の無念な思いはいかばかりかと
ただただ、悲しい思いしかありません。


私は、台湾高雄日本人学校に3年間勤務していました。

海外での登下校は、基本「Hand to Hand」

つまり、送り届ける側と、受け取る側が
一切、子どもを離す瞬間を作らない
というのが原則です。

特に、発展途上国においては
誘拐の可能性があるので
登下校時は、子どもたちの安全に
細心の注意を払っています。

私の勤めていた台湾は、安全な国とは言われても
デパートで日本人児童が誘拐された事件もあり
決して、気の抜けない「海外」という意識を持っていました。


また、台湾ではありませんでしたが
サンパウロ日本人学校では、テロ対策も行われ
発砲があった際の避難訓練も実施されていると聞きました。

ただ、避難訓練よりも、実際に起こる方が多いぐらいで
校外学習も前後に銃を持った警備員が付くという
凄い状況だと教えてもらいました。


そんな中で起きた今回の事件

江蘇省蘇州日本人学校でのスクールバス襲撃事件もあり
かなり、意識はされていたと思う中での突然の出来事

やはりお母さん一人の付き添いでは
防ぎようがなかったのではと推察します。


振りかっえって、日本は何と平和で安全な国かと
改めて感じます。

帰国し、登下校に関してお電話を何度かいただきましたが

・登校中に、他人の駐車場に入って来る
・溝の鉄蓋をガンガン鳴らすのでうるさい
・集合場所での話し声がうるさい…
というような近隣からのお声や

・集合時間前に行ったのに、既に出発していた
・迎えの時間に間に合わないので学校で預かってほしい
・仕事に間に合わないので、早く行かせてほしい…
と言う保護者の方からの声

日本の安全は、地域の皆さんのお陰ということ
再認識すると共に、海外に出かける際は
二重三重の危機意識をもつ必要があることを
改めて、感じております。


日本の未来を背負うはずだった
大切なお子様が亡くなられたことは
日本の未来の大きな損失でもあります。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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