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先生を選ぶ方法に対する考察 その3

2.厳しさと愛しさと潔さ

ピアノを始めて習ったK先生
6歳から9歳まで…

習い始めて半年ほど経ったとき
先生は母に言ったそうです
…すぐに私では教えきれなくなるので
先のことを考えていきましょうと…

そのときの私は…
暇さえあればピアノに向かっていたらしい

私の記憶では…
友達といっぱい遊んでいたし
学校もきちんと行っていましたが

どうも1日に最低2.3時間は
練習を促すことなくやっていたとのこと
遊びの一部となっていたのでしょう

そう言われてみれば…
凄い勢いで教則本が進んでいった
そんな記憶はあります

先生は怒るととても怖かったらしい
残っている本に書かれているコメントが
先生の怒りがよく見える(笑)

でも…私にはその記憶あまりないのです
とにかく楽しんでピアノを弾いていた
先生が大好きでした

K先生のときに
自分からNHKのピアノのおけいこ
テレビ番組出演オーディションを受け

毎週課題となる曲のレッスンに
先生の方があたふたしていた

わたしは弾けようが弾けなかろうが
けろっとして収録に挑んでいた
…そんな気がします

小学4年生の頃…
そろそろということで
予定通りアップグレードのために
先生が変わることとなりましたが

このK先生の判断は
私の人生にとって大きな道を
引いてくださったと思っています

厳しさは愛があれば
素晴らしい教えとなる

そして教える側が自分を知ること
先生と生徒は一心一体だから
そこをきちんとわきまえていた
素晴らしい先生だったなと感じます

この先生を離れてから…
私の紆余曲折な先生との物語が
繰り広げられることとなるのです

学び…
『厳しさは愛を込めて』

…つづく


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