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鹿児島旅 屋久島散策編[4日目]

朝は6時半くらいに目覚めた。
今日は屋久島に行くということで、鹿児島中央の市電に乗ってフェリー乗り場まで移動する。

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市電を降りてフェリー乗り場までは徒歩10分ほど。普通に歩くだけなら余裕なのだが、荷物が多くて大変だ。少しギリギリになってしまったが、無事にフェリーに乗れた。

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屋久島フェリー2に乗って屋久島へ。
昨日の時点では条件付き運行となっており、行けるかどうか怪しかったが、今朝時点では通常運行になっていて、無事に乗船できた。
船には結構人がいて、一定の距離を保って場所をとっている。空いてる場所を見つけて、腰を下ろす。

良い天気で良かったな。屋久島は1ヶ月に35回雨が降ると言われるほどに雨が多い場所なので、晴れて良かったなと本当に思う。1日行く日をずらした甲斐があった。できれば明日もずっと晴れたら良いのだけど....。

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荷物を置いて、甲板に上がってみる。
良い眺めだ。船が出港するまで甲板で景色を楽しんだ後、荷物を置いている場所まで戻る。

船は結構揺れる。やはり波が荒れているのだろうか。それとも外洋はいつもこんな感じなのだろうか。電車くらいの揺れだと感じる時間があって、立ち上がるとたまに大きめの揺れがきて少しふらつく感じだ。私は酔い止めを飲んでいなかったので少し心配だったが、なんとか大丈夫だった。Oは少し酔っているようだった。

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約4時間かけて屋久島へ到着。
船を降りると、たくさんの人がいた。観光客もいるが、屋久島に帰ってきた人も多そうだ。昨日の雨で帰って来れなかった人たちだろうか。


民宿イワカワという宿に泊まる予定だったので、そこまで根物を運んで、預けてから屋久島観光をすることに。
荷物を運んでいる途中で、屋久島観光センターに寄った。入山届やバスの時刻表などをもらい、バスの3日フリーチケット(3000円)を買って行く。

民宿イワカワに着いた。場所は別館らしく、本館から徒歩5分のところにある。荷物が多かったのでどうしようかと思っていると、車で運んでくれるらしい。ありがたい。

今日は明日のための準備期間としていて、特に予定が決まっていなかったので、各々やりたいことをするという日にした。というのも、昨日何をするか話し合ってみると3人とも意見が食い違ってしまったので、それならいっそ別行動にしてみようということになったのだ。
私も特別行きたい場所などは考えていなかったが、半日時間があるので、バスでどこかに行ってみることにした。
今日は波が高いので、海に行けば迫力ある波の様子が見られるのではないかと思い、永田いなか浜に行くことにした。

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バスに乗っていると、宮之浦港のバス停で、20代くらいの若い女性と、60代くらいのおじいさんが乗ってきた。その2人は港で知り合ったのだろう雰囲気で、親しげに会話していた。盗み聞きをしていたわけではないが、2人の近くに座っていたので、会話が耳に入ってくる。女性の方のコミュ力がめちゃくちゃ高くて、すごく面白い人だった。
おじいさんは地元の人で、女性の人は屋久島に観光に来ているようだった。
若い女性とおじいさんが旅先で親しげに話している様子は微笑ましく、不思議な光景だった。少なくとも、私が普段生活している中であまり見られる光景ではない。

物語の中に入っているような不思議な感覚がした。私はこのバスの車内において、2人の会話を聞くだけの第三者でしかない。それが、小説を読んでいる時のどこか似ていて、面白かった。おじいさんも女性も、いかにも小説に出てきそうな風貌をしていたから余計に面白かった。

中野口バス停で降りる。
少し浜まで距離があったので、歩く。

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波が荒々しくて、迫力があった。見る分には波は荒々しい方がいいな。波打ち際近くでも波が高く、2メートルほどあったと思う。人が飲み込まれるほどの高さだ。近づきすぎると危ないと思ったので、少しだけ遠くから海を見る。

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この距離でも水しぶきが軽く顔に当たる。風に乗った水しぶきが霧のようになって顔に当たる。

バスの本数が少ないので、少し見て引き返す。バスに乗り込むと、行きのバスに乗っていた若い女性がまた乗っていた。私が乗ったバスを逃すと次が2時間後なので、当然と言えば当然だが。その女性はまた違う人に話しかけていて、思わず笑ってしまった。すごいコミュニケーション力だ。到底真似できないな。

バス停を降り、宮之浦の近くを散歩。
神社があるみたいなので、行ってみる。

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神社に置いてあるベンチに座って少しくつろぐ。

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水だけが売っている自販機があった。水だけだと急に怪しい水のように思えてくるな。

しばらくぼーっと海を見てから宿に帰る。私は旅先でぼーっとする時間が結構好きである。

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宿に戻る途中で猫を見つけたので、道を逸れて後をついていく。しばらく後をつけると、家の前で止まり、ゴロンと横になった。首輪が付いていたから、この家の飼い猫だろうか。実に気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。

.....猫と戯れていたら道に迷ってしまった。
私の道の覚えられなさっぷりは自分でも驚くレベルで、何かの病気ではないのかと思う。道覚えられない病気ってあるのか?記憶力は特に問題ないのだが、道になると全く覚えられない。
しばらく辺りをさまよってようやく宿にたどり着いた。
まだ誰も帰ってきてないみたいなので、仮眠をとる。

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民宿では料理道具が一式揃っていたので、無人島で作る予定だったカレーを作ることにした。ジャガイモとルーだけ余っていたので、それを使って簡単に作る。
カレーは普段から家でも作るのだが、一人分作ることは滅多にないので、水を入れすぎてしまった。しばらく煮込んで完成。

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料理をしていると、一緒に民宿に泊まっていた人とばったり会って、少しだけ話した。
屋久島の民宿に泊まる人は観光がほとんどなので、会話とかも生まれやすいなと思った。特に、昨日は大雨だったので、その話とかをした。

いよいよ明日から屋久杉登山となる。
ルートが中級者向けのルートなので、不安の方が大きいが、なんとか頑張りたいと思う。

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