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「私は岩」2022年1月29日の日記

朝起きると、父親と母親がどこかに行こうとしていて、その計画に私も組み込まれているみたいだった。行き先も知らないまま車に乗り込む。姉も行くみたいだったので、両親、姉とどこかに行くみたい。別に不機嫌だったわけではないけれど、元気いっぱいに会話をするのはしんどかったので、車中は基本的にスマホを見てた。

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神社に着いた。母親も父親も結構神社とか寺とかは好きみたいで、一緒に行くことが多い。私は神とかは全く信じていないが、神社あたりの建築とか植物とか、鳥居とかは好きなので、結構楽しかった。色々発見もある。

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なんか怖いの見つけた。面白い。

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GANTZに出てくる黒いやつがあった。

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そういえば、中学の社会の時に、先生が授業の流れで「お前ら鳥居にしょんべんかけれたらそれは本当に無信仰ってことやけど、多分みんなそんなんできひんやろ?だから心のどっかではみんな神様を信じとるねん。」と言っていて、私はべつに鳥居にしょんべんかけれるけどなぁと思いながらぼーっと授業を聞いていた記憶がある。というか、小便をしたい時にわざわざ鳥居にかける理由はないからしないだけであって、しろと言われたらするだろ、と思っていた。鳥居に小便をかけることが許される理由って何?
まあ、そういうくだらないことを考えたりした。

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そのあとはわれ岩に行った。

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割れている岩の隙間から竹や植物が生えていて、面白かった。ただ割れているでかい岩が丁重に扱われているこの世界は面白い。


なんか、一通り行きたいところには行ったみたいで、お昼食べて帰ろうという話になったのだが、何を食べるかであまり意見が出ず、車の中で調べる時間帯があった。なんか、私はこういうどうする?どうする?の時間帯がすごく嫌いで、いつも会話に参加せず全く違うこと考えてたり、インターネットしたりしてるクズなんだけど、私はこだわり全くないので、周りに決めさせた方が結果的にうまく回ることが多いんだよな。
たとえ行った店が全く美味しくなく、はずれだと思っても、私は絶対に顔に出さない自信があるし、そういう能力は高いと自分で思っているので、私が決めるよりも合わせたほうがうまくいくんだよな。これは決断したくないことの言い訳か?私はみんなが話ししてるのを聞きながら、なんか豚カツ食べたいなーと思っていたのだが、昨日豚カツだったのを思い出して、提案するのをやめた。二日同じご飯が許されるほど私の家族は甘くないっ!
結局近くのスーパーで色々買って、車で食べた。私は300円くらいおにぎり弁当を買ったが、安さのわりにめちゃくちゃ美味かったので、満足した。あとは、道の駅にも寄った。道の駅でいちご大福を買って食べたが、これもものすごく美味しかった。いちごとあんこと大福が合うと思い付いたやつは天才だと思う。どうやったらその発想が出てくるんだ。

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そのあとは近くの公園的なところに行った。

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サギみたいな鳥を見たり、

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アヒルを見たりした。アヒルめちゃくちゃ可愛かった。毛並みがすごく綺麗で、くちばしの黄色と足の黄色が白色の毛といいコントラストになっている。動きも可愛かったな。

キツツキらしき鳥もいて、しばらく耳を澄ましてキツツキの木を叩く音を聞く時間帯があった。今思い返すと、いい大人が四人黙って木の音を聞いているのは面白いなと思った。

帰り道は眠くなったので、車の中で少し寝ていた。車が着いたのは、どこかのスーパーだった。眠い目を擦りながらついていくと、めちゃくちゃ人が並んでいて、衝撃だった。しかも、そこにめっちゃ人おるなあと言いながら並ぶ母親。私には信じられなかった。私は買い物という行為を好きだと思ったことは一度もない。必要だから買うだけだし、欲しいから買うだけだ。そこに楽しいとかいう感情はあんまり湧かないなあと思うし、分からないなあとも思う。
列を抜け出して一階にあるゲームセンターに行ってみたが、私はゲームセンターもあんまり好きでは無かったのを忘れていた。大きい音が鳴るし、なんか、欲望が渦巻いている感じがして怖いんだよな。煌びやかな商品が頑丈なガラスケースの中に入ってあって、いかにも弱そうなアームを握りしめて商品を狙う人たちの姿は私には恐ろしく映る。メダルゲームで遊ぶくらいがちょうど良いんだよなと思っている。
仕方がないので、店の外をブラブラと歩くことにした。店の周りは少し歩くと田舎で、静かなところが多かった。

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変な道を見つけたので、好奇心の赴くままに入っ
てみる。ただ広い土地があって、何も無かった。鳥が何匹かいて、私がきた瞬間に飛び立ってしまった。何の鳥だったかは分からない。

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しばらく歩くと、川が流れているのを見つけた。ほとんど枯れかけの川。気持ちが良い。

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腰がすごく痛かったので、適当な地面に座る。少し寝転んでみると、腰が楽だ。

電話が鳴って、買い物が終わったことを知る。急いで車に戻ると、母親がアイスを食べていたので、もらった。家族とは不思議な集団なので、私は列に並んでもいないのに、無料でアイスを食べることができる。

夜にはケーキを少し食べた。太りそうな勢いで太りそうなものを太りそうなくらい食べているが、太ったことは一度もない。どうやら太らない体質のようで、どれだけ食べてもあまり太ることはない。結構便利な体質だと思う。


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