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「頭の痛み、綺麗な匂い」2022年12月26日の日記

朝早くに弟の顔を見たような気がして起きてリビングに行くと弟が帰ってきていた。多分私が二度寝していたんだなと納得。

この前漫画喫茶に行ったばかりだが、今日も行くことにした。ゴールデンカムイが読みたいのです。
この前行ったところではなく、今日は少し大きめの駅まで行くことにした。

バスと電車に乗って駅まで。

電車で、泣いているのか笑っているのか分からない子どもに遭遇した。
子どもは感情の起伏が大きい。大人と違い、楽しいとか悲しいとかという感情の区別があまりついていないのかもしれない。
まだ言語を持っていない子どもの時に見た風景を、感じたことを、言語を持った大人たちは何も再現できないのは不思議だなと思う。

漫画喫茶では3時間ほど滞在して、ゴールデンカムイを読み終えた。めちゃくちゃ良かった。最後まで緊迫感があって、展開が全く読めなかった。


そのあとは本屋に行った。大きめの本屋だったので、色々読みたい本が見つかった。
その中で2冊購入。1冊は読んだことのある本だったが、もう一度読みたいと思ったのと、手元に置いときたいなと思ったので買った。

本屋に行くと、知っている本ばかりをつい手に取ってしまう。
「この本は高校生の時に読んだな。」「この本はあんまり面白くなかったけど今読んだらどうなんだろう。」「この本面白かったな。手元に置いといてもいいかも。」
.....そんなことばかりを考えている。
再確認したいと思う欲求は本を買えば収まるのだろうか。


帰り道、電車に乗ってふっと外を見ると、線路に黒い物体が落ちていたのが一瞬見え、それが私には猫の死体に見えた。
本当に一瞬のことだったので一概には分からないが、もし猫だったら、多分電車に轢かれて死んでいたのだろうと思う。
猫にとっては、電車がどれほど危険で恐ろしいものなのかなんて分からないし、踏切はなんの意味も成さない。そういう当たり前のことを再確認した。

帰ってきて4時頃に昼ご飯を食べた。


そのあとは頭が痛くて1時間半ほど寝ていた。起きたら6時だった。母親はすでに仕事から帰ってきており、姉は風呂に入っているようだった。
頭はまだ痛かった。外に出て冷たい風に当たれば治ると思って外に出た。
外に出ると、頭の痛みは多少マシになったけれど、頭の芯にはまだ痛みが残っていた。
風呂に入ることにした。湯に入って温めれば治るのではないかと思った。
頭の痛みはどこからくるのだろうと思った。
風邪は、体内に入ったウイルスによってもたらされる。しもやけは、寒さからだ。怒りや悲しみにだって原因はある。けれど、頭の痛みは突然訪れ、原因が分からないままに私を苦しめることがある。
ふと、昨日から下着を変えていないことに気付いた。もしかしたら、これのせいじゃないかと思って下着を変えた。
脱衣所から風呂場に入ると、わずかに柚子の香りがした。この前湯船に入れた柚子がまだ窓辺に置かれていて、綺麗な匂いを放っていた。
湯船には血が浮かんでいた。体をまさぐったが、私には傷はついておらず、私の血ではない。注意をするのが憚られる血であったので、静かに掬って外に出した。

まだ頭は少し痛かったが、夜ご飯を食べた。
昨日の鍋を雑炊にしたものだった。

頭が痛いのを言い訳にして冷凍庫の奥に眠っていたアイスを食べた。多分夏からあるやつだ。霜が大量に棒アイスに付着していた。

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