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「この金管楽器の音色、やけに懐かしい気がして」2022年12月7日の日記

本の感想を書いた。田中慎弥の「完全犯罪の恋」という本。捻くれていそうな性格の主人公に対し、文章は純粋で、最後の3ページは息を呑みながら読んだ。


午後から大学。


ゼミで伊藤計劃の「The Indifference Engine」を読んだ。
かなり面白かったので、もしかしたら別記事として感想を書くかも。まだ全然まとまっていないが.....。

家に帰るのが億劫で、ずっと大学に残っていた。大学内の誰もいないスペースを見つけたのでしばらくそこで過ごし、図書館に寄る。

並べられてある大量の本を物色しながら、「暖房の音が耳を暖めた」という言葉がよぎり、なんか良いなと思った。図書館は暖房がよく効いていて、暖かい。同時に、暖房の「ぼ〜」という音が静寂の中でずっと響いていて、音が耳を暖めているみたいだった。

図書館が6時で閉館だったため、2冊ほど本を借り、また別のところで本を読むなどして過ごした。


座っていると、隣の部屋で吹奏楽の練習が始まったのか、金管楽器の音色が溢れてきた。

なぜか懐かしい気持ちがして、なぜだろうと考えてみると、この金管楽器の好き勝手に吹いている音は中高の時、グラウンドで部活をしている時によく聴こえていた音だ。
個人練習なのか、無秩序に聴こえてくるあの音が不思議と耳に残っている。

なんとなく良い気分になったので、環境音として録音した。これでいつでもノスタルジックな気持ちになれる。

なんか、動画とかも日記の一部として記録していってもいいかもしれない。それこそ映像とか音とかって文字としての日記には残っていかないけど、日々の記録としてはかなり情報量の多いものなので。どこかに出かけた時とか、これは映像として残しておきたいって思ったやつは限定公開でここに残しておこうかな。


そろそろ帰らないとなという思いがよぎり、そういえば大学はいつまでいられるんだろうと思う。少なくとも、この金管楽器の音色が聞こえている間はいられるはずだが、今度確かめてみようかな。

そんなことを考えながら帰路に。

家に着いたのは8時で、すぐに晩御飯を食べて、風呂に入ってダラダラとしていたら時間は過ぎた。デザートに食べたケーキが美味しかった。

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