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「劇場版ココの感想、はま寿司で友人と」2022年12月11日の日記

昨日と同様に24時からのワールドカップの試合を見て、28時からの試合を見て、7時くらいに寝て1時半くらいに起きた。

雑煮を作って食べた。
昼を雑煮とぜんざいで迷っていたのだが、「どっちにしろ餅が食べたいだけだ」ということに気付き、雑煮にした。弟と母親の分もついでに作る。

食べていると、弟が「準決から本田が解説するらしいで」と急に言ってきて、一瞬M-1の話かと思っていたから整理するのに時間がかかった。ワールドカップの話ね。
「M-1かと思った」と弟に言い、「漫才の時間4分!?」とか、「ちょ、まだ笑うん早いて」「俺が審査員やろか?」など、本田圭佑の解説とM-1をかけた冗談を言い合った。


「ポケットモンスター 劇場版ココ」を見た。かなり面白い映画だった。
ポケモンの映画はダークライ以降見ていなかったので、久しぶりに見てみっかと思って見始めた。

まず、最初にサトシとピカチュウが出てこないというのはかなり驚いた。お決まりのパターンみたいなものがなかったし、むしろサトシたちが主人公ではないような描かれ方だ。
逆に今回だとサトシという存在が少し邪魔になっていた印象もある。やっぱりそこまで複雑な背景がないサトシという存在がいると、重いテーマに対してサトシが薄く見えてしまう側面はあった。まあ仕方ないんだけど。

人間とポケモンの関わりみたいなものはポケモンの映画においてもテーマになることが多いが、今回はより中心にそのテーマを持ってきている感じだ。
その中でも、自然(ポケモン)と文明(人間)、親(ポケモン)と子(人間)の二つが大きなテーマとしてある。

ホシガリスってこんなに可愛かったんだな。ゲームだと、結構気持ち悪くてあんまり好きじゃなかったんだけど、アニメーションだとこんなにも可愛く見える。エンディングのホシガリスとか超可愛かった。

サトシとココが会う場面で、サトシとココの言語が違うことが初めて分かるのが面白い。それまではザルードとココの会話だけだったのが、人間の世界にいきなり現れることによって、ココの言語が視聴者側にも分からなくなるという演出はかなり面白かった。
これまでのポケモンの世界観はサトシ目線だったということもあり、ポケモンと人間が共生している世界がまず最初に示され、そこから伝説のポケモンなどの、人間の世界に馴染んでいないポケモンとの相互理解が描かれるパターンが多かった。
今回はまず人間と共生していないポケモンの姿が描かれ、次に人間とポケモンが共生している世界が描かれる。構成的にもいつもとは逆を意識しているような気がする。始まり方もいつもと大きく違っていたし。

ポケモンを戦わせたりすることへの追及というか、そういうのも描かれているのかな。サトシが最初にジャングルにいるポケモンを捕まえようとしているのも、人間のエゴみたいなものが描かれているのかもしれない。
ポケモントレーナーというのは、野生で生息しているポケモンにダメージを与え、捕まえ、自分のものにして、育てて、戦わせるというもので、考えてみれば残酷でもある。
サトシのようなトレーナーばかりであれば問題はないのかもしれないが、そういうこともないだろう。捕まえられても不幸な思いをするポケモンだっているはずだ。
そういう、今までポケモンの世界で行われてきた当たり前のことを考えさせられた。

ピカチュウがサトシとココを繋げる通訳のような役割をしているのも面白かった。これまでポケモンと人間を繋げる役割としてロケット団のニャースがいたが、また少し違った形で、人間であるサトシと交友が深く、サトシの考えていることがある程度分かるピカチュウを通してココと意思疎通していくのは新しかった。

これまでのポケモンの映画って、人間側の悪がある程度分かりやすく存在していて、今回もゼット博士がそのラスボス的な役割を担っていたと思うのだが、個人的には今回はもう少し人間全体としての悪を描いても良かったのかもしれないなとは思う。
あの泉は治癒力があり、それを人間にも応用することで、たくさんの人間を救えるとゼット博士は考えていたというのをもう少し全面的に押し出せていたら、もっと深みと人間のエゴ的な部分が大きなテーマとして出るんだろうけど、ゼット博士はいつものポケモン映画と同じように、分かりやすい悪役になっていた。人間側の罪を全部ゼット博士に押し付けたような構造に見えなくもない。

一方で、ゼット博士のもとで働く研究員たちは終盤では割とポケモン側の味方をしていたが、車で泉のある森に入っていってザルードに攻撃される場面では、
「なんで攻撃してくるんだ?」
「知るわけないだろ!」
と言っている。こういう研究員のセリフは良かったし印象に残っている。人間とポケモンの分かり合えなさを描いていて、背景が分かっている我々からすれば滑稽にも映る。


夜は家族ではま寿司に行って食べた。
私は貧乏性で、寿司はやっぱり高いなという印象が拭えず、毎回遠慮しながら食べてしまう。

はま寿司に来たらいつも頼むのが、ポテトだ。寿司屋に来て....と思うかもしれないが、はま寿司のポテトは本当に美味しい。マクドナルドのポテトよりも全然好きだ。
中でも、バター醤油味というのが本当に美味しいので、ぜひ食べてみてください。

鴨そばというものがあり、そういえば鴨ってあんまり食べないなと思ったので頼んでみた。
味はというと、結構美味しかった。鴨は少しチャーシューのような感じで、臭みとかもほとんど感じなかった。あと、つゆが異様に美味しかった。ラーメンのスープくらい濃厚で、でもラーメンのスープでは無いという不思議な味だ。

帰る時、店員に話しかけられたと思ったら、高校の時の部活の友達だった。かなり久しぶりに会ったので、少しだけ話した。
変わっていないようで何よりだ。そういえばインスタなどで姿は見ていたのだが、やっぱり実際に会って話すと、ちゃんと久しぶりだなという感じがする。

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