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「先生はトイレじゃありません!みたいなしょうもなさ」2022年12月6日の日記

朝は10時半くらいに起きた。

最近は眠気が凄い。ずっと眠い感じがして、ちゃんと体が冬になってきているなという感じがする。起きるのが辛くなっている。


いつも寝ている場所は日当たりが悪く、冬はよく冷える。その代わりにリビングは日当たりがいいので、起きたらすぐにリビングで陽を浴びる。
薄くなって所々破れているカーテンからは陽の光がよく入ってくる。何本か線のように床に陽の光が伸びていて、裸足でそこを踏んで足を温めた。

色々と雑務をこなした後に早めに昼食を食べ、大学へ。

大学があるだけでちゃんと立派に生きていると錯覚できるので楽だ。冬休みとかになると立派に生きていないんじゃないかという疑念がぽこぽこと湧き出てきて、焦りだけが生まれてしまう。
私はどこかのタイミングで無職で宙ぶらりんな状態を作りたいと思っているのだが、そのときに自分の精神が耐えられるのかに結構興味がある。


虚しさを抑えられる何かを今のうちに見つけておかないといけないような気がしている。
例えば、ゲームやyoutube、Twitterなどは虚しさを加速させるだけだ。
逆に、読書や運動などは虚しさを紛らすことができる。
今のうちに、こういう虚しさを紛らすための趣味をたくさん見つけておく必要があるのかも。

などと適当なことを言ってみる。

火曜の授業の先生は、そこそこお年を召しているようで、今の私たちからすれば古くさいと思うようなことを言ったりする。

今日は、「〜していいですか?」という言葉について言及していた。

具体的に場面を言うと、ある生徒が足りない出席票を前に取りに行って「出席票貰ってもいいですか?」と聞いたのに対し、先生が「それ私が嫌って言ったらどうするん?」という典型的な質問をしていて、「この場合は〜して下さいという言葉を使った方がいい」と言っていた。

なんか、小学校の時の、「先生トイレ!」→「先生はトイレじゃありません!」みたいなしょうもなさを感じて、「この人めんどくせ〜」と思った。
ただ、その後の、「最近は言葉の使い方がどんどんまどろっこしくなってきているから、はっきり意見を言う癖をつけておいた方がいい」というのはもう少し深く考えられるテーマかもしれないと感じた。

「人間性と言葉遣いの関係」みたいなテーマにすれば面白そう。

例えば、A語とB語があり、A語は語彙数が豊富で細かいニュアンスを表現できるのに対し、B語はA語ほど細かいニュアンスなどが表現できない場合、A語話者とB語話者では人間性みたいなものも変わってくるのではないか。A語話者の人が慣れないB語を話す時、細かいニュアンスを含むことができないため、A語を使う時よりもはっきりとした物言いになり、それにつられる形で人間の性格的な部分も変わっていくのかも。
みたいな研究は割と面白そうだし、実際に調べることもできそう。
色々な国の感情表現の語彙とかを調べて、国民性と当てはまるか、みたいな。ありそう。

そんなことを考えていたら授業も終わり、帰宅。

帰ってきて風呂に入り、晩御飯の手伝いをする。

レンコンと豚肉と野菜を炒めて甘酢っぽい味にする。

レンコンと野菜と肉を別々に炒めた方が良いと母親に言われ、その通りにしていたのだが、ふと疑問に思ったので姉に聞いてみると、「それぞれ適切な温度で適切な火の通り方ができるから楽だ」と言われ、超納得した。確かに、肉と野菜は火の通る時間が違うので、一緒に炒めると難しいな。

レンコンは火が通っているのかがパッと分からないので、炒めるのが難しいということに気がついた。


チェンソーマンを見た後、スペイン対モロッコの試合を見た。

めちゃくちゃ面白い試合だった。

モロッコの守備が堅くて、前の選手が中盤のラインぐらいまで下がってラインを作っていた。
延長戦も両者気迫のこもったプレーが多く、やっぱり延長戦はこのヒリヒリ感がいいなと思った。日本対クロアチアはどっちもPKを視野に入れていたから控えめなプレーが多かったが、この試合はどちらもここで決めようとする気持ちが強く、攻守が大きく入れ替わっていた。

そしてまたPKだ。

このキッカー目線のカメラ本当に緊張する。最初、スペインが完全に呑まれていて3本も外していた。スペインでもこんな感じになるんだな。延長戦が終わった後の両チームの雰囲気を見ていると、なんとなくモロッコの方が雰囲気良かったんだよな。勝負の世界ではそういう些細な差が本当に勝ち負けを決めてしまう。

やっぱりPKというシステムは残酷だ.....。

勝者を決めると言うより、敗者を炙り出すような感じだ。勝ち側に強さがあるというよりは、負け側に弱さがあることを証明するような、そんなシステムな気がする。
にしてもモロッコの最後のキッカー凄すぎる。決めたらベスト8、モロッコの歴史としては初めての快挙となる一蹴りを、あのチップキックで沈める心臓の強さよ。

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