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長崎の無人島に行ってきた![2日目]

今日から無人島に行くということで、朝から気合いが入っている。

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朝の7時半に宿を出発して、近くのバス停まで歩いて行く。荷物が多いので、一度バス停に荷物を置いてからもう一度宿に戻って荷物を運ぶ。バス停は徒歩5分くらいの場所にあって、そんなに遠くないのだが、重い荷物を持って往復するのは結構大変だった。

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バスに乗り込んで、長崎空港まで。
今回は珍しく空港のすぐ近くから船が出るので、その辺はいつもよりも楽だ。

長崎空港から少し歩いて港の方へ。空港用のカートがあったので、それを利用して一回で荷物を運ぶ。

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今回乗せていただく船はいつも乗っているような船よりも遥かに立派な船だ。今回は船代がいつもよりも高くついたのだが、こんなに立派な船だったらそりゃ高いよな、といった感じ。
いつもは剥き出しの船の床に座っているのだが、今回はちゃんと部屋があるような船で、椅子もあった。バスの座席のような椅子がたくさん並んでいて、30人くらい乗れるような船に2人だけで乗っているのはすごい贅沢な気持ちになる。

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20分くらい船に乗っていると、今回の無人島が見えてきた。

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乗船から30分程度で今回の無人島に着いた。
ちゃんと桟橋があるので、こういう大きい船でも難なくつけられる。普段は崖とかに無理矢理船をつけて急いで荷物を船から下ろす作業が必要なのだが、これだけ立派な桟橋があればその必要もない。船長も下ろすのを手伝ってくれて、ゆっくりと船から降りる。

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船の人もここに来るのは初めてらしく、しばらく島を散策していたのが面白かった。
聞くと、この島でキャンプをする人は初めてらしい。前の鹿児島の時も個人では初めてと言っていたから、なんとなく嬉しい。

とりあえず荷物を日陰に移動させて探索。

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今回の無人島は物資に恵まれていていい感じだ。竹もたくさん落ちているし、長めの木も結構落ちている。なかなかいい家ができそうだ。

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中はとても汚いが、一応屋根のある場所もある。廃トイレになっていて、少し臭い。昔は人が来ていたのだろうか。

そのあとは拠点決め。少し山に入ったところに家を建てることになった。斜面なのと、周りが少し狭いので、整地をしていく。

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整地がある程度終わったら、拠点予定地につながる道を整備する。
整備した道に木を置いていくと、一気に道感が増していい感じになった。

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道ができたので、整地した土地で本拠地となる家を作っていく。
まずは骨組みとなる木を建てていく。斜面に家を建てようとしているのでなかなか難しいが、少しずつ作業を進めていく。どのように建てていくかOとディスカッションしながら作る。お互いのイメージしている家や、アイデアのすり合わせがなかなか難しかったが、なんとか方向性も決まった。

肉体労働ばかりで疲れてきたので、釣りをすることにした。桟橋から釣り。

なかなか釣れない。

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30分くらい釣りをしていると、まさかのタコが釣れた。しかし、サイズが小さすぎのでリリース。長崎県の漁業権によると、100g以下のタコは獲ってはいけなかったはずだ。
釣りにも飽きてきた(早い....)ので拠点作りに戻る。

一度違う作業をしたからか、頭が切り替わってその後の作業はわりとスムーズに進んだ。


夜になってきたので、一度荷物を置いている場所に戻ってその近くで焚き火をすることにした。

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焚き火をする時は、必ず消化水を近くに置くことと、火から目を離さないようにして安全管理をしている。
火があるとやはり落ち着く。


焚き火であら汁を作ることにした。
昨日買った鯛のあらとニンジンを入れて煮る。生姜と味噌を入れて完成。

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た、たまらん。
鯛の旨味が効いていてすごく美味しい。
生姜もたくさん入れたので体が温まる。
昼から作業に夢中でおにぎり1個くらいしか食べていなかったので、美味しさは倍増だ。めちゃくちゃ美味しい。

そのあとはまったりと過ごす。

今居る場所は海のすぐ近くなのだが、波の音はほとんど聞こえないし、風も全く吹いていなかったから、静かな空間に焚き火のパチパチという音だけが響いていて素敵な空間だった。しかも、街の明かりはほとんど届かなくて真っ暗だったから、本当に自然の中に生きている感覚だ。

今回の島は結構当たりの島だ。来た時期も良かったな。暑すぎず寒すぎない気温で、木材はたくさんあるし、一応屋根のある場所もある。そして何よりもいいのが、蚊が全然いないということだ。この時期でも無人島には蚊がたくさんいる島はたくさんあるので、今回の島はそこが当たりだったなと思う。

夜に空を見上げると、星が綺麗だった。雲が少ない上に、月が細い三日月だから月の光が少ないからだろうか。
無人島に来ると、場所がどこであれ、いつも星が綺麗だなと思う。「星が綺麗だと思う」というより、「星の綺麗さに気がつく」という感じだ。普段は気にしないようなことに気がつくのが無人島生活の良いところでもある。

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