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「いつまでも余韻に浸っていたい」2022年11月9日の日記

中学3年生の時の文化祭の記憶を書き記しているものを投稿した。
今回はエッセイだが、割と小説っぽい雰囲気も織り交ぜて書いてみた。本番の劇の描写とかは私なりに頑張って書いてみたので、良ければ読んでみてください。あくまで記憶なので、実際と多少違う点もあるかもしれませんが、ほとんどは本当のことだし、私の気持ちもかなりリアルに書けたのではないかと思います。

これから時間が経つにつれて、当たり前だが過去の記憶は増えていくのだが、人が覚えていられる記憶なんてたかが知れており、昔のことを思い出すにはそれなりのエネルギーがいる。今の私が小学一年生の時の記憶を思い出すことが困難であるように、30歳になった私が中学時代を思い出すことは困難になっているだろう。だから、今書く必要があるとなんとなく思っていて、大学生になってから色々と書き残している。
単純に、徐々に記憶が抜け落ちていく感覚を人よりも恐ろしいものとして認識しているんだろうなとは思う。日記を書いているのも、そういう怖さを少しでも薄めるためというのもあるんだろうし。

あとは無人島の記録とかも、もしかしたらまた擦って書くかもしれない。
実は、一緒に無人島に行っていたOが無人島のこれまでの活動をまとめたホームページ的なものを作りたいらしく、私もそれに協力することになった。ホームページの一部に無人島探検記的な項目を作り、そこに第1回から最新の回(何回行ったかすでに忘れておる)までを書いていく感じだ。
私は文章を書くのが比較的得意だし、無人島の記録をそもそもこのnoteにもかなり詳細に書いているから、それを参考にしつつ、少し小説感を出せたらいいなと思っている。それこそ今回の文化祭の記憶みたいな感じで。

では今日の日記に。


ゼミの発表があった。

やはり時間がなく、結構グダグダとした発表になってしまったが、先生には短時間でよくやったという評価ももらえ、とりあえず、なんか、色々大丈夫そう。

質疑応答に対する答えがかなりグダグダなってしまった。これに関してはシンプルに時間が無かったし、読み込みも浅かった。
色々と整理できていないまま発表を迎えてしまったのだが、色々と質問に答えたり先生の意見を聞いたりしているうちに割と分かってきた。モヤモヤしていた部分が割とはっきりと見える感覚があり、発表を終えたもののまだ調べることはありそうだ。

小説の中に「つかまる」という表現が出てきて、そのことで軽く議論になった。
「つかまったことはあるか」とゼミの先生に聞かれて、私は「ないです」と答えたのだが、よく考えるとあるかもしれない、と帰り道に考えていた。
私は中学時代に同級生を失っているが、その日に書いた日記にはかなり詳細に事態の様子とか、自分の感情とかが書かれている。しかも、割と丁寧な字で深く考えながら書いているのだ。衝動的にとか、感情的になって書いているのではなく。これまではその時の自分は現実感が無く、平気で書けたのだと認識していたのだが、今思い返すとあれは「つかまって」いたのかもしれないなと思う。私は今もつかまっているんだろうか。
最近はよく過去のことを思い出すし、文章にもしているから、まだ「つかまって」いるのかもしれないな。

四限の授業が休講になっており、そのまま帰る。帰る途中、下校中の中学生の群れに遭遇し、群れと並行に歩きながら「命で埋め尽くされているじゃないか」と田口ランディの小説みたいなことを思った(「蛙たち」参照)。


帰りの電車で軽いトラブルがあったようで、電車はある駅で一度停車した。
私が電車内で座ったまま動き出すのを待っていると、外から誰かが大笑いする声が聞こえてきた。
何事かと思うと、女子高生が4人くらいで何か話しており、何か面白いことがあったようだ。電車の中にまで広がってくる大爆笑の波に、私の他に電車に乗っていた大学生も苦笑いするくらいだった。

その人たちはそのまま私の乗っている電車に乗ってくるようで、大笑いしながら乗ってくる雰囲気に身構えていたら、電車に乗り込んだ瞬間に「しーっ、ここ公共の場!」と1人が注意し、ちゃんと節度を守って楽しんでいた。
彼女の中では電車の中はちゃんと公共の場に入るようだった。その後も電車で軽く笑い合ったりしていて、彼女らの日常の陽気さを垣間見た。


家に帰ったら誰もいなかったので、新しくできた曲を録音していた。
カバー曲に関しては結構一発撮りが多いのだが、オリジナル曲はちゃんとしたものを作りたいので(と言ってもスマホの直撮りだから限界はあるが)、何回か撮り直しをした。
そんでもって歌詞とかもつけたので、そのうちにTwitterに投稿する。


OとSに誘われたので近くのラーメン屋に行った。私の人間関係は本当に狭くて、でも割と頻繁に会えるのは嬉しい。私はこういう関係を求めていた節はあるので。

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あまりお腹が空いていなかったので、丼と餃子を食べた。何回も行っている店だが、丼系は食べたことがなかったのだが、美味い。

色々と話をして、楽しい。

食べ終わった後、アイス食べたいねという話になり、ラーメン屋から1番近いスーパー(ラーメン屋から徒歩10分)まで歩いて行ったら空いておらず、2番目に近い隣町のスーパー(1番近いスーパーから徒歩20分)に行っても空いておらず、仕方なく戻ってコンビニに寄ったら(2番目に近いスーパーから徒歩15分)どのアイスも高くて結局買うのをやめちゃった。
でも私は3人で話がしたかっただけなので全然大丈夫。

「最近新海誠にハマって、君の名はと天気の子を見て君の名はの小説を読んでいる」とSが言うので、「いいからお前は言の葉の庭を見ろ!」と指差しでおすすめした。あの映画は本当に良いです。最近見ていないので思い出補正もあるかもしれないが、新海作品の中で1番好きな作品だ。


あと、最近フォローしている人が夜の街をずっと歩くというのをやっていて、めっちゃいいじゃんと思い、誰かやらないかと提案したのだが、2人とも賛同してくれなかった。くそう。1人でやるか.....。夜の道をひたすら歩いて家まで帰る旅をしようかな。


よし、今日はたくさん書けた。書きたいことがたくさんある日だったな。こういう1日は充実感があり、たまにこういう日が来ると嬉しくなる。

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