手中に収められている時間とめんどくさいおばけとの戦い
ある日、ユウタは日曜日の午後、自分の部屋でぼんやりとスマホを眺めていた。YouTubeの動画、ゲームアプリ、SNS…。次々とアプリを開いては閉じ、気がつけば夕方。ふと時計を見て、彼はつぶやいた。
「今日は何もしてないのに、もうこんな時間か…」
ユウタは自分でも気づかぬうちに"めんどくさいおばけ"に取り憑かれていたのだ。
めんどくさいおばけの囁き
めんどくさいおばけは、ユウタの耳元でそっと囁いていた。
「少し楽したいだろう?」 「どうせやっても恥をかくだけさ。」 「も