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トレーニングと競技成績

僕なりに見解を書いておく。

まず競技力というのを直線上に表現してみる。

A,B,C,D,Eの5人がいるとして例えばこんな感じ。

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右に行くほど競技力が高いということになる。

矢印が色んな方向を向いてるけど、この軸への正射影が実際の競技力。

つまりこの図で言えば、C,B,A,D,Eの順で競技成績が高いということ。

この矢印の大きさの差は何か?というと身体能力の高さ。

矢印が長いということはパワーがあるとか持久力があるってこと。

なので身体能力が高い(筋力がある、持久力があるetc)ってのはこの図で言うと方向を持たない矢印の大きさだけ、つまりはスカラー量で表される。

例えば左側に向いてるのはどういうことか?っていうと例えば5mしか泳ぐ技術がないのにボディビルダーみたいな身体を作ったら当然さらに泳げなくなる。みたいなことで技術レベルが著しく低いという状況。

なのでこのグラフにおいて生理学的トレーニングというのは何をしているかといえば

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こういうこと。

つまり生理学的トレーニングっていうのはこの矢印を大きくする作業。

もちろんこれで速くなる人もいる。最初の図で右側に矢印が向いている人はトレーニングを行えば強くなる技術レベルにはいるってこと。

でも、効果の出方は見てわかるように技術レベルによって大きく変わる。

もしBが生理学的なトレーニングを行えばすごく効率よく強くなる。

んじゃ今度は技術トレーニングって何かというと、この矢印の方向を右向きに修正していく作業。

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つまりこういうこと。

身につけた生理学的強さを競技力として発揮できるようにしていく作業。

僕はマスターズ復帰してから技術トレーニングに寄せてきたけど、それはとにかくこの矢印の方向を右に向けたかったから。

ある程度自分のなかではそれができて、ここからさらに上に行こうと思った時にウエイトトレーニングを開始した。

自分が技術と肉体において、トップ選手と比べてどっちがどう足りていなくて自分にどう伸びしろがあると認識するか。これが大事。

角度を変えるのか、矢印を大きくするのか。

あなたは自分が今どういう立ち位置にいると思うのか?

それをちゃんと認識してトレーニングを選んでいくことを勧める。

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