まだ合宿だけにお金使ってんの?
はい、煽りタイトルからのスタートでやっていきます。
リソースの配分を考える
水泳界を見ていてまだ改善できるなぁと思うものがいくつもあります。
そのうちの一つがリソースの再配分。
担当直入に言っちゃうと「合宿ばかりにお金をかけるというのをやめる」ときなんじゃないかなと思います。
自分たちで長水路持ってる大学チームが年に何回もどこかで合宿することの効果ってほとんどないと思うんですよ。(高地ならまだわかりますが)
実際いくらかかってる?
強豪校だと年に2,3回合宿やってるところが多いのかなと。少なくとも母校はそうでした。仮に年に3回、4泊5日で合宿してたら最低でも1人20万円ぐらいはかかってるわけです。部員が50人いたら年に1000万使ってます。僕の経験では海外での合宿が入ると年に50万近く払っていた年もあったと思います。そうなると部として強化に使えるお金のほとんどがここに使われていると思うんですよ。
この合宿にかける1000万円は強化という視点においてそれにふさわしい価値を産んでいるんでしょうか?
合宿の目的と効果は?
普段から十分に練習時間をとれている大学生において「大学のプールで過ごす1週間」と「合宿地で過ごす1週間」にそんなに差があるでしょうか?はっきり言ってほとんど無いと思います。多少は場所が変わるのでやる気が出たりするのだとは思いますが、競技成績を左右するほどの差なのかといわれると甚だ疑問です。合宿は24時間みんなと一緒にいることになるので、いろいろおきて楽しいことは楽しいです。あとはチームの結束力とかも言われますけど授業も練習もほとんど一緒に過ごしている大学生にとっては、あまり変化も起きないんじゃないかと思うわけです。
※普段練習をやりたいけど思ったほどやれないスイマー(マスターズとかフィンの選手)が合宿するのは別の話です。
んじゃ何をするべき?
もしこのお金を集めるのであれば何ができるかっていうと、S&Cコーチを雇って定期的に指導してもらうことも可能だし、スキルコーチを呼ぶこともできると思いますし、トレーナーさんに定期的にケア受けることも可能だと思います。なんたって1000万円もありますから。
とりわけウエイトトレーニングと競技スキルに関しては軽視されているなと感じています。いまだに学生トレーナーがウエイト指導していたりしますが、プロとは雲泥の差だと思います。
レベルが上がれば上がるほどディテールにこだわらなければいけないのは何でも同じ。ウエイトトレーニングもそうです。自分でS&Cコーチから2年半指導を受けて断言できますが、なんとなく自分で必要そうなものをやっているのと、S&Cコーチから指導を受けるのでは効果が全く違います。ウエイトトレーニングの効果に疑問をお持ちの方は、一度本物のプロから指導を受けてみてから判断されてはいかがでしょうか。
満足度じゃなく競技結果を求めていくならリソースの再配分を考えてもよいんじゃないかなと思っています。
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