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Kahoot!と英語授業

Kahoot!はクイズアプリ。昔からあるアプリですが、どうしても使いたくなかった理由があり、今まで使っておらず、もっぱらQuizletかQuizizzを使っていました。

なぜなら、生徒用画面に問題や選択肢が表示されないからです・・・。教師用の画面には、問題や選択肢が表示され、生徒用画面には○や△などのボタンが配置されます。生徒は先生用の画面(大型テレビやスクリーンに写された)を見ながら、選択肢を選ぶわけです。

       教師用の画面です。文字小さすぎない?フォントも細い!

             そして、これが生徒用の画面。

し・か・し・・・。問題の字が小さすぎる!!そもそも生徒は先生の画面を見て

「えーっと、答えは△だから、(自分の画面を見て)△はこれだから、押してと・・・」

と、選択肢を選ぶのにワンクッション入れないといけません。さらに、目が悪い生徒はちっさい文字を見てもよくわからない・・・。

こういう理由から今までKahoot!は敬遠していました。

しかし、ある日、中学2年生の息子が学校から帰ってきて、「今日の英語の授業めちゃめちゃ楽しかった!」というので、「何やったの」と聞くと「Kahoot!でクイズ大会やった」とのこと。「でも、あれ、自分の画面に問題とか選択肢出ないから、やりづらくない?」と聞くと、「ううん、自分の画面にも問題とか選択肢でるよ」とのこと。まじか!!

早速調べてみると、バージョンアップして、現在は生徒用の画面にも問題や選択肢が表示されるとのこと!

On-Line授業が増えたため、Kahoot!を宿題として提出するという使い方をするために、生徒用の画面にも問題や選択肢が表示されるようになったのかな。

そうだとすれば、早速使ってみよう!



いやー盛り上がりました。授業が!

良いところは・・・
(1)生徒はアカウントを持っていなくてもよい。
生徒はpin numberと名前を入れるだけでゲームに参加できます。名前も不適切な名前を入れた生徒は、すぐはじくことができます。

(2)「○○さん3問連続正解!」とか「○○さんはもっとも順位を伸ばしています」などランキングに載らない生徒も表示してくれる。スコアに応じてベスト5の生徒を問題毎に表示してくれるのですが、それ以外の生徒でも、こんなメッセージが出ます。生徒は嬉しそう。

(3)点数を2倍にしたりして、ゲーム性がある。
Quizizzにも似たような機能はありますが、Kahoot!にも点数を2倍にして、ゲームを盛り上げることができます。

(4)振り返りが可能
ゲームが終わった後は表彰台が出て、ベスト3を発表してくれます。その後に、あまり出来が良くなかった問題が出てきて、振り返りができます。また誰がどの問題を正解し、不正解だったかということもエクセルのシートに出力できます。

(5)聞き取り問題ができる!
有料版になりますが、問題に英文を打ち込むと、読み上げてくれて、それをリスニング問題にすることができます。読みの精度もロボット感はあまりなく自然。

(6)プレゼンとしても使用可
パワポには負けますが、簡易的なプレゼンテーションができます。最初にアンケートを取ったり、ワードクラウドをしてみたりしてから、クイズに突入することができます。

もっとこうなってほしいな・・・というところは
(1)並べ替え問題が4つまでしかできない。
文の並べ替えや、物語の順番通りに並べ替えるなんていう問題が作成できるのですが、選択肢が4つまで・・・もう少し欲しいなあ。

(2)生徒に自分の順位が丸わかり。
自分の画面に自分の順位が出ます。中学生という微妙な時期なので、「がーん、俺ビリかよ・・・」ということも。これ設定で何とかなるものなのかなあ。教師用の画面には1位から5位までしか出ません。

実際に使うときは、ただのゲームで終わらないように、ゲームを通してわかったことを英語で書いてみたり、Kahoot!のクイズを作ってみたりしています。ここが大事だと思うんだよなあ。

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