見出し画像

コント#13「天才ピコシのハイテンションテレビ」

とある日の事だった。とあるテレビ局のスタジオではまさに、あの伝説番組のパクリが始まろうとしていたのである。
オープニングもまさにそれだろうという感じで始まり、そのままスタジオに繋がると、男性司会者が大声でめちゃくちゃハイテンションで

司会者「どうもーー司会を務めるビートピコシです!!よろしくお願いしますーー!!さぁアシスタントを務めるのはこいつだ!!」

女性アシスタントが耳を塞ぎながら、引き気味で

アシスタント「どうも、アシスタントを務めます白石美和子です。よろしくお願いします」

司会者「はい拍手!!」

めちゃくちゃハイテンションで拍手をする司会者。しかし、スタジオは引き気味で誰も拍手しなかった。

司会者「さぁ行きましょう!!今回のゲストはこいつだ!!」

芸人「うるせぇよ」

男性芸人が少しキレ気味になりながら言った。すると司会者がまだハイテンションで

司会者「どうしたのよ!!はい元気で!!」

芸人「だからそれがうるせぇんだよ。鼓膜が破れそうなんだよ」

司会者「さぁVTR行きましょう!!どうぞ!!」

芸人の言葉を無視してVTRが始まった。街中を司会者がハイテンションで歩いている。

司会者「みんなー最高だぜーー!!」

司会者の声が街中に響き、通行人が少し引き気味で見ている。すると司会者が見ず知らずの通行人カップルの肩を叩きながら

司会者「おい。頑張れよ。別れるなよ。このバカカップルが!!」

するとVTRを見ていた芸人がキレながら

芸人「止めろ止めろ!!」

するとVTRを止めて、司会者がかなりのハイテンションで

司会者「おい。水沢君どうしたの!!」

芸人「うるせぇんだよ。てかお前に水沢君なんて言われたくないわ!芸歴下やろ。てかね、通行人にバカカップルとか言っちゃだめだろ」

司会者「いいんだよ。通行人もみんな馬鹿だからしょうがないの」

芸人「司会者辞めちまえこの野郎。ふざけるなよ」

すると司会者が立ち上がり、芸人にドロップキックしようとしたが、外れて地面に落ちてしまった。芸人は戸惑いながら

芸人「何してるんだよ」

司会者「ごめん!!つい蹴ろうとしちゃった!!てへ!!」

芸人「帰れ!!」

~終~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?