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コント#35「ヤブ医者」

とある日の事だった。男性が病院で診察を受けようとしていた。どうやら風邪を引いたようだ。くしゃみも止まらない、どうしたらいいのかと思っていると、女性看護師が

看護師「あっ大清水さん、どうぞ」

男性が席を立ち、そのまま診察室に入った。そこには男性医師が笑顔で座っており

医者「あっどうぞ」

男性「あっ失礼します」

男性が医者の前に座ると、医者がカルテを見始めて

医者「えっと、昨日からくしゃみが止まらないと」

男性が少し辛そうな顔になり

男性「えぇ。それも熱も一方に下がらない状況でして」

すると医者が看護師に

医者「熱はさっき何度だった?」

看護師が笑顔で

看護師「あっ私は35度2分です」

医者「いや君の聞いてるわけじゃないの。大清水さんのだけど、君低いね。35度2分?!低すぎだよ」

すると看護師が慌てながら

看護師「あっすいません。37度9分です」

医者が少し暗い顔をしながら、男性を見て

医者「あぁ、38度近いですね。こりゃ大変だ。ちょっと背中見せてください」

男性は聴診器だと思い、後ろを向いて背中肌を見せる。すると医者が注射針を背中に刺した。すると男性が痛がり、医者はすぐに注射針を抜く。
男性は少し痛がりながら、医者を見て

男性「何するんですか!痛いな」

医者「いや、注射したんですよ」

男性「何するんだよ。背中に刺すばかどこいるんだよ!!」

医者がなんだから不気味な笑顔で

医者「僕の事かい?」

男性「てめぇ殴るぞ。痛かったんだよ」

すると医者が少し不機嫌な顔になり

医者「じゃあ胸見せてください」

医者に言われた通り、男性は胸肌を見せる。すると突然医者が胸を殴った。男性は少し苦しそうになりながらも

男性「何するんだよ」

医者「いやちょっと、腹立ったもんで」

男性が少し冷静になったところで、医者の頭を叩いた。

医者「何するんですか」

男性「これ以上の痛み味わってるんだよ。お前本当に医者か?」

医者「医者ですよ。無免許ですけど」

男性は少し驚いた顔になり

男性「無免許なのお前。うわよく病院出来たな、おい」

医者が少し小声で

医者「殺すぞ」

男性「今なんて言った?」

医者が少しキレたのか、看護師に

医者「おい。今すぐ手術の準備だ」

看護師が笑顔で

看護師「分かりました!!」

男性「なんで手術なんだよ。風邪だけだろうが」

すると医者が男性に重めのトーンで、少し小言になりながら

医者「お前マジでやったるからな」

すると男性が少し怯えた表情になりながら、看護師に連れていかれる。

男性「この病院いかれてやがるやろ!!」

~終~

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