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コント#10「伝説の刑事②」

とある日の事だった。とある警察署の取り調べ室では、若い男性が取り調べを受けていた。容疑は殺人。あまり口を割らないため、刑事たちは少し困り果てていた。
男性刑事が少し怒り気味に机を叩いて

刑事「さっさと吐け!!お前がやったんだろ!」

犯人「そんなの知らねぇよ。俺はやってねぇよ」

刑事「ふざけるな!!証拠は上がってるんだ」

犯人「でたらめ言ってるんじゃねぇのか」

何故か自信を持って言う男性に、少し刑事らは困り果てた顔をして

刑事「よし、お前がその来るのならな。こっちだって手がある」

犯人「なんだよ」

すると刑事が笑顔になりながら

刑事「田中刑事お願いします!!」

その時扉が開き、伝説の刑事が入ってきた。でも明らかに具合の悪そうな顔をしていて、少し犯人は引き気味になりながら

犯人「あの、誰ですか?」

刑事「誰って、伝説の刑事の田中刑事だ」

犯人「伝説って、明らかに具合悪そうじゃん」

今にも吐きそうな感じになる伝説の刑事。そして何かを話そうとするが、何を言ってるか分からずに、犯人が苛立って

犯人「おい。トイレ行って来いよ。バカ野郎」

すると伝説の刑事が机を思いきり叩いた。犯人は驚いた顔になると

伝説の刑事「行くよ」

全員がずっこける。その間に伝説の刑事が部屋から出ていく。犯人が転がりながら

犯人「おい。だからこの警察署は、ろくなやつ雇ってへんのかい」

~終~

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