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6月4日(土)出生率1.30 6年連続低下 総人口は62万8千人減少(15年連続減) 少子化は想定を上回るスピードで進行

予想よりも早い速度で減少を続けている人口 人口動態統計の報道に接する度に大いなる失望感に襲われ残念 厚生労働省発表の2021年の人口動態統計によれば 1人の女性が生涯のうちに産む子供の数に相当する「出生率」は前年を0.03下回る1.30であった これは6年連続低下ということ 出生数は81万6千人(前年比29千人減少)で過去最小を更新した寂しいもの 最近でも未婚化・晩婚化の増進 育児と仕事の両立の困難性が出生率低下の主因

また女性は非正規雇用が多く賃金水準が低いことやこのところのコロナ禍も「産み控え」に結び付いたと思われる 一方 死亡数は144万人(前年比67千人増加)これは1945年(昭和20年)以降では最多を更新 新型コロナの感染予防効果でインフルエンザや呼吸器系疾患が減少した効果で一時は死亡者数は減少したものの昨年度は再び増加に転じた 死因はがんが最多 続いて心疾患 老衰の順 死亡者数から出場者数を引いた自然減は628千人

これは15年連続の減少 減少幅は前年比96千人増加 婚姻件数は501千組(前年比24千組減少) これは戦後最小の記録を更新 少子化と未婚率の増進(生涯未婚率 男性28.3% 女性17.8%)で婚姻数は伸び悩みのすう勢 伴って 出生者も同じ傾向 因みに政府の掲げる希望出生率は1.80 この目標には遠ざかる一方 国立人口問題研究所では人口1億人は2053年に割込むとの予想 これが繰り上がるのは必至の流れ 何としても くい止めるべきである。

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