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7月19日(金)選択制夫婦別姓 新制度へのハードルは高く難航 自民党ワーキング・チームの議論

最近の世論では過半数60%程度は夫婦別姓制度導入に賛成意見 しかし自民党保守派の一部には現行の夫婦同姓の継続に拘る根強い意見が残されている この度は自民党を支援する日本経済団体連合会 通称 経団連からの申し入れで自民党の「氏制度のあり方に関する」ワーキング・チーム(WT)で議論が再開されたもの 党内は賛成派と慎重派が相拮抗 早期の意見集約は難しい状況 夫婦同姓に固執しているのは先進国では日本のみとか

自民党渡海紀三朗政調会長は「この問題は1996年法制審議会から選択的夫婦別姓導入を答申 以来 28年間 検討してきたが結論は出せていない 今回 充分 議論いただきたい」とWTで挨拶 ここに これまでの経緯と意見集約の困難性が示されている 27人の国会議員が集まりそれぞれの立場からの意見が出されたが「ダイバーシティ 多様性の拡がりという観点から認めるべきではないか」といった趣旨の賛成の方が多かったということ

しかし「今やる必要はない」「導入すれば家族としての位置付けが不安定になる」との慎重意見も残存 中には夫婦別姓は継続の上 旧姓使用に法的根拠を与える「婚前氏続称制度」とかの提案も 戸籍上の姓は変えず 一方 通称を同姓にし これに法的根拠を与えれば 子弟の姓や相続関係はクリアーできるのではないかと愚考 ともあれ 若年者の結婚の障害にもなっているこの問題 旧態依然から脱皮する時期にきているのは間違いない。


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