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大鏡(ストーリーで楽しむ日本の古典)読了

2022年12月18日(日)、『(ストーリーで楽しむ日本の古典 )大鏡』を読了しました。
読了と言っても、対象年齢はおそらく小学生~高校生(←幅広くとってみました)の本で、金曜日に図書館から借りてきたものです。能や文楽に関心を持ち始めてから、少しずつ日本の古典を調べるようになり、岩崎書店から出版されていたこのシリーズは気になっていました。
・ストーリーで楽しむ日本の古典シリーズは20冊
・ストーリーで楽しむ文楽・歌舞伎物語は5冊
・ストーリーで楽しむ伝記は10冊
それぞれ出版されているようです。(2022年12月時点)

著者は各巻異なり、歴史上の登場人物が主人公だったり、高校の文芸部の生徒が紹介したり、物語を再構成してくれます。私は、原典にいきなり入ると途中で挫折しそうだったので、このシリーズを手に取りましたが、思ったとおり面白かったです。

今回の『大鏡』では、平安時代の尊仁親王(後の後三条天皇)、源俊房、(タイムスリップしてきた)紫式部が、ストーリーを作ってくれています。
『大鏡』の一部を抜き出した形なのでしょうが、初めて知る話も多かったです。

以下、少しだけメモです。
・大宅世継(190歳)と夏山茂樹(180歳)
・花山天皇の出家と安倍晴明
・菅原道真の飛梅の話
・髪長姫こと(藤原)芳子の『古今和歌集』の話
・藤原道長の肝試しの話
・藤原道長と藤原伊周の競べ弓の話
・紫式部の神隠しの話(←これは大鏡とは関係ないのかも。)
などなど。

また、登場人物の会話などを通して、歴史の見方が偏らないように、多方面から見られるように工夫がなされているようでした。

再来年の大河ドラマは、紫式部と藤原道長ということで、お二人がどんな性格の方だったのか、ぐっと関心が高まりました。

このストーリーで楽しむシリーズは、今後も読み進めて行きたいです。
そして、長文を読む体力を養っていきたいと思います。

以上です。


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