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かわいいイラストをDALL-Eでつくったので、ポイントまとめとく!


5月19日(日)の文学フリマ東京38に向けて、猛追中なのですが、小学生向けのファンタジー小説を完成させたところ、娘から
「イラストが入ってない小説なんて、ゼーッタイに読まない!」
と断言されたので、ChatGPTのDALL-Eでせっせと制作しました。

ちなみに本はAmazonでも購入できます。小学生女子向けに作っていて、漢字に振り仮名を全部付けた労作。。。。ペーパーバック、電子書籍、どちらもあります。よかったら買ってください。

20点のイラストを本に入れたので、一部ご紹介しまーす。

にゃおーん。ネコの妖精「ミルキー」だにゃん。
主人公の「さくら」が「鏡の精」に出されたナゾナゾを考えているところ。
妖精の国につながっているトンネルの中を飛んでいる「さくら」
学校で友達ができて楽しそうな「さくら」

キャラをなるべくブレさせないために。

タイトルバナーに置いたものも含め、上記の画像を見ていただくとわかるのですが、服装や髪型やキャラの雰囲気はそれなりに統一できたんですが、イラストのタッチはシーンによってだいぶ変わってしまいました。

最近ようやくStableMatrixを導入したのでこの辺はあれこれ工夫しようもあるかな?と逡巡したんですが、とにかく時間がなかったので、「タッチの違いは『歌みた』の絵師さんの『味』みたいなもんだ」と割り切ってしまいました(なにせ文学フリマがもう目の前。。。)。
1冊の本なのに!と自分でも思ってはいるのですが、実際に入れてみると、本の中では白黒の画像にしているのと、マンガと違って挿絵はページを何ページか挟むため、激しい違和感はないかな?と(by娘チェック)。

あ、でもこの1枚だけは「変わりすぎやろ!」と突っ込まれました笑          

「ミルキー」が崖から落ちて「さくら」が叫んでいるシーン。ホラー感満載。

没にしたけど、こんなんも出ました。プロンプトに「必死」とか「叫ぶ」とか入れると、ホラーになっちゃうようで。個人的には好きなイラストです。

崖に立って叫ぶ「さくら」。刑事に追い詰められて、「近寄らないで!」とか叫んでるんでしょうか。

そしてキャラ設定はやっぱり最初の方針を決めるところが大事でした。
一度キャラが決まってしまえば、あとはそのイラストをセットしたまま、別のシーンをオーダーしてガチャガチャすれば、「あ~、これこれ」と思える画像がそこそこ出てきます。

というわけで、一番大切な「初めの設定」を紹介しよっかなと思います。

キャラ設定はイラストのタッチについての文言を変えて調整

小説を先に書いていたので、ChatGPTに小説を読み込ませてキャラクターシートを作りました。

あー、なるほどねー。自分の書いたキャラながら、設定されると面白い。

設定表を自分のイメージに合わせて調整し、DALL-Eでキャラを生成させます。

さて、どうなるか?
あー、わかるけどー。なんか違うっ!

キャラの雰囲気はそれなりに出ているのですが、べた塗り感満載のイラストはアメリカのアニメっぽい。「何に使うイラストか?」を指定していなかったせいなので、プロンプトを追加してもう一度生成しました。

ローティーン向けの小説の挿絵と指定
まあまあよくなった! でも小学生に見えないっす。。。

「小説の挿絵」という使われる場所を定義したこと、あとは「年齢」を指定したことで、だいぶイメージに近づいていきました。しかしこれじゃ大人っぽい。というわけでプロンプトをまた変更します。

小学生女子向け、とさらに範囲を限定。
おおこれこれ! 特に右側!!

というわけで、右側のイラストをクリックして、このイラストを指定したまま、プロンプトを入力しました。

え!怖いんだけど!

「不安」と書くと、やはりホラー感が出ますね。どうやら心象描写を徹底的に描くためにタッチをガラッと変えてしまうようで。。。

それにしても、服装はさっきのやつが良かったんですが、今回は服装が変わってしまいました。文字で指定しようとしたんですが、ディテールが細かくて、うまく服装が統一できません汗汗
そこでいくつか生成して比べてみたのですが、「ピンクのカットソーに緑のカーディガン、グレーのスカート」で服装の出力が安定したので、これで進めることにしました。
ちなみに「グレーのスカート」はダーツが裾まで入る形で出力されがちです(必中ではない)。これはおそらく女子高生の制服をAIが学習しているせいだろうな、と感じました。
さて、さっきのホラーをなんとかします。

「半べそ」って小学生っぽい表現な気がしたので、これでどうだ!
はいー!

余計な髪飾りや鞄や服装などなどはあとで直すとして、まあいいんじゃないでしょうか!

画像のタッチがさまよい始めたら。

上記のように、イラストを指定するだけでも、それなりに同じようなイラストが生成できます。ただ、同じチャット内でずっとその作業をしていても、シーンによってはキャラが崩壊してきます。
そういう場合は、髪型や服装、何に使う画像か?をプロンプトに入れると、元の路線に戻れるようです。

あれ?髪がずいぶん伸びたなあ
セミロングにしたらセーラー服になっちゃった1
落ち着いたぜ!

複数人は難しいけど、できる範囲でタッチをそろえる!

次に悩んだのが、「さくら」と「ミルキー」が一緒にいるシーンです。バラバラのチャットにすると、どうしてもタッチがそろわずイライラするので、「さくら」のイラストを指定して、白猫のプロンプトを追加しました。

単体で描かせると、こうじゃない感がむくむくと。。。

「さくら」のイラストを作っていたチャットの中で、「さくら」と「ミルキー」を一緒に生成してみます。

かわいい! でもなぜ抱っこしてくれない!!

というわけで、「ミルキー」の画像も結局「さくら」のチャット内で作り続けることになりましたが、それなりにキャラとしてまとまった状態で出力できたように思います。

というわけで、かわいいキャラを大幅なキャラぶれなくDALL-Eで作ってみた体験談でした。
皆様もすてきなAIライフを~♪

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