相手の本心を知ろうとすることの大切さ
鈴木秀子さんの本の中で気になったお話です。
学生紛争当時、ある学生がフランスの修道院に留学したいと、当時先生をされていた鈴木秀子さんのところに相談にきました。このご時世になんとぜいたくなと思ったそうです。金曜日に返事をしますと言いましたが、学生はどうしても木曜日に結果を知りたいと言うので、ダメと言ったらダメとつっぱねて学生を帰しました。ところが、その学生は金曜日に自殺してしまったそうです。この例をあげて鈴木秀子さんは相手の本心を知ろうとする大切さを説いています。この件で大変ショックを受けて責任を感じられただろうと思います。それにもかかわらず、あえてこの話を公表されていることに感銘を受けます。
この学生の死が無駄にならぬよう、自分も会話の中で相手の本心を知る努力をしたいです。
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