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救う者、レグナ&救われぬ者、クラヴのカジュアルEDHに関する備忘録的なもの

バトルボンドにおける対抗色、対抗種族共闘における白黒枠である《救う者、レグナ》と《救われぬ者、クラヴ》。天使とデーモンでありながら共闘する様は他の共闘枠と比べても個人的にはあまりにも激エモである。激エモですよね。

クラヴレグナ

今回は僕が使用しているEDHのデッキを載せると共に、動き方や考え方をまとめて今後の参考にしていこうと考えています。暇な人にはちょっとした読み物になるといいね!

1.デッキレシピ

太字は必須級カード

統率者(2)
救う者、レグナ
救われぬ者、クラヴ
クリーチャー(19)
魂の管理人
魂の従者

ニクス毛の雄羊
ドラニスの判事
幽霊議員カルロフ
永代巡礼者、アイリ
エイヴンの思考検閲者
エイスリオスの番犬、クノロス
配分の領事、カンバール
悪ふざけの名人、ランクル
テイサ・カルロフ
陽焼の執政
威厳ある血王

薄暮の埋葬布、リーサ
太陽のタイタン
ニクソスの模範
フェリダーの君主

夜の星、黒瘴
天界の魔力
エンチャント(16)
領事の権限
穢れを灰に
希望の夜明け
命運の掌握
亡霊の牢獄
多様性の報酬
永久の優雅

ハグラへの撤退
忍耐の試練
天使の協定

十三恐怖症
正義の理由
天使の合唱
神聖な訪問
最古再誕
血なまぐさい結合
アーティファクト(16)
太陽の指輪
旅人のガラクタ
太陽のしずく
至高の器

精神石
稲妻のすね当て
魔学コンパス
オルゾフの印鑑
梅澤の十手
光と影の剣
清純のタリスマン
オルゾフのロケット
面晶体の記録庫
交易所
火想者の器
霊気貯蔵器
プレインズウォーカー(1)
死の宿敵、ソリン
スペル(11)
流刑への道
剣を鍬に
再活性
悲劇的な過ち
悪意の苦悶
奇妙な幕間
名誉回復
燻蒸
浄化の輝き
掘葬の儀式
質素な命令
土地(35)
平地 12
沼  7
幽霊街
生けるものの洞窟
光輝の泉
聖遺の塔
邪神の寺院
空の遺跡、エメリア
隔離されたステップ
やせた原野
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
悪臭の荒野
汚れた原野
静寂の神殿
孤立した礼拝堂
磨かれたやせ地
乱脈な気孔
統率の塔

デッキレシピは以上になります。土地を始めとして別に採用するカードはこれじゃなくてもいいってカードは多くあるんですが、激押しカードもいくつかあります。詳しい説明は次の項目でしますが、このデッキは継続的にライフを得る手段を搭載し、レグナを始めとする大量のトークンかライフ回復そのもので勝つことを主軸としています。

2.基本的な動き

序盤に《魂の管理人》や《魂の従者》らのソウルシスターズを始めとしたライフゲインソースを設置し、《救う者、レグナ》を適切なタイミングで設置して大量トークンを展開。《救われぬ者、クラヴ》で継続的なアドバンテージを回収しながら盤面を圧倒することを目的としています。

プレゼンテーション1

何も伝わりませんね。

ただ、それで相手を轢殺できるならば苦労はしません。このデッキはアドバンテージが極端にわかりやすく、打ち消しもないため自衛手段がほとんど存在しません。また、妨害がワンテンポ遅くなりがちです。殴りデッキには執拗に狙われ、コンボデッキには害ナシと判断されて相手にされなくなる悲しデッキです。そのため、《霊気貯蔵器》を始めとした瞬殺系カードも搭載しています。ライフアドバンテージを軽視する輩に目に物を見せてやりましょう。

とにかくレグナとクラヴを活かさなければ始まらないですが、どちらもマナコストが重く、両名を並べた後に全体除去を撃たれると再展開までに時間がかかります。統率者税が2回分かかると、唱えることも少し難しくなってしまいがちです。そうなる前に、なるべくクラヴでハンドアドバンテージを回収していきたいですね。

序盤のスタートでわかりやすくライフを得るとまあまあ殴られますが、動き出しが緩慢なため、ヘイトが外れやすいデッキでもあります。周りにヤバい奴がいると、みんなそっちを殴ってくれるはずです。その間にせっせとレグナを出す準備をしておきましょう。ただし、こちらが動き始めると全卓を敵に回す覚悟が必要です。場合によっては毎ターントークンの生成を行うのではなく、1人くらい沈むのを待ってから一気に動き始めた方がいいかもしれません。ええまあ、《霊気貯蔵器》で魔王ゲーをするのも楽しいですよ。

3.各カードの解説

・ライフ回復手段
Tire1
・魂の管理人
・魂の従者
・穢れを灰に
・多様性の報酬
・太陽のしずく
Tire2
・天使の合唱
・正義の理由
・配分の領事、カンバール
・陽焼の執政
・領事の権限
・清純のタリスマン
・ニクス毛の雄羊
Tire3
・十三恐怖症
・ハグラへの撤退
・永久の優雅
・天界の魔力

主なライフ回復手段としては以上のものが挙げられます。絆魂持ってたり土地で回復してくれたりする便利なカードたちもありますが、基本的にはこれらのカードをメインにライフゲインをしていくことになります。

げいん

Tire1のカード群はこちらになります。これらのうちどれかがあればデッキの回転率は大幅に上がります。特に《多様性の報酬》は見たこともない人が多いと思いますが、4人集まれば2-3人は多色を持ち込むEDHではバカにならない回復をしてくれる優秀なカードです。もしみんな単色だったら卓の相手を全員一発殴りましょう。
ソウルシスターズとも呼ばれている《魂の管理人》と《魂の従者》に関しては説明不要のシナジーと強さを持っています。《穢れを灰に》は2マナの置物にしては誘発条件が「クリーチャーの死亡」と緩く、確実性は劣るとはいえ墓地対策もしてくれます。
太陽のしずくは基本的にほぼ毎ターンライフゲインしてくれる超優秀カード。さらに回復は任意なので、もし蓄積カウンターが溜まり切っていない状態ならば取り除かない選択肢も取れます。しかし、基本的には20個くらい乗っかってるケースが多いのでカウンターの管理すらしなくなります。

Tire2のカード達に関しては、受動的であったりライフ回復速度が遅かったり、はたまた重かったりするカードが並んでいます。効果は十分なので抜くことはないでしょう。特に、《配分の領事、カンバール》は白黒のEDH的に必須だと思ってます。Tire1でもいいけどライフゲイン関係なく強いので2にしました。

Tire3のカードはあまり強くないですが、僕があまり有効的なライフゲインソースを持っていないので仕方なく入れています。特に、《ハグラへの撤退》はまあまあカスです。《永久の優雅》はモダンホライゾン2の新入りで、たまにソウルシスターズを回収してくれたりする優しい子です。しかし、誘発が終了ステップなので、レグナを始めとした終了ステップ誘発のカードに寄与しません。なんで入れてるんでしょうね。

・シナジーカード
Tire1
・忍耐の試練
・霊気貯蔵器
・血なまぐさい結合
・幽霊議員カルロフ
Tire2
・フェリダーの君主
・ニクソスの模範
・天使の協定
・威厳ある血王
・永代巡礼者、アイリ
Tire3
・希望の夜明け

お次のカード群はライフゲインとシナジーが存在するカード達です。これらのカードは本質的には必要ありません。大事なのはレグナなので。とはいえ、レグナは6マナと統率者の中では重い方なため、対処され続けるといずれ唱えることすらできなくなります。そのため、これらの別の勝ち手段がなんだかんだ必要になってきます。

しなじー

Tire1は高い殺意を秘めているカードです。置けば対戦相手全員の殺意が向くことでしょう。しかし、《霊気貯蔵器》や《血なまぐさい結合》は殺意を向けられても向けてきた奴を簡単に処理することができますし、《忍耐の試練》は1ターン以内の処理を強要します。ライフを減らされたら増やすのは容易ですし、もし忍耐の試練そのものが処理されたらヘイトが減るのでそれはそれで結果オーライです。
この中では《幽霊議員カルロフ》が最も地味ですが、便利な起動型能力、高い打点、誘発条件の軽さと一切の隙がありません。ぶっちゃけ《幽霊議員カルロフ》を統率者にした方が強いですが、このデッキはあくまでもレグナとクラヴを使うためのデッキなので今回はこの話には深く触れません。

Tire2のカード達は実際には優秀なカードの集まりです。ただし、誘発条件の厳しさや本体性能の低さといった問題点を抱えている面があり、手放しに強いとは言い難い面があります。

Tire3に分類されている《希望の夜明け》ですが、ドロー能力は2マナ要求と厳しく、起動型能力はやや重いです。トークン生成はマナをかけなくても勝手にやってくれることが多く、ドローは誘発条件がライフゲインを要求してくるにも関わらず、2マナを支払う必要があります。ドローはクラヴで簡単に補えるので、カード評価的にはあまり高評価は下せません。しかし、何故か役に立つ機会が多い不思議なカードではあります。

・汎用カード
Tire1
・ドラニスの判事
・亡霊の牢獄
・命運の掌握
・交易所
・薄暮の埋蔵布、リーサ
Tire2
・神聖な訪問
・最古再誕
・テイサ・カルロフ
・光と影の剣
・梅澤の十手
・稲妻のすね当て
・魔学コンパス
Tire3
・奇妙な幕間
・エイヴンの思考検閲者
・太陽のタイタン
・再活性
・悪ふざけの名人、ランクル
・夜の星、黒瘴
・掘葬の儀式
・エイスリオスの番犬、クノロス
・死の宿敵、ソリン

汎用カード群になります。最も、この辺りのカードは正直私が説明するまでもなく白と黒のEDHにおける便利なカードを探して突っ込むだけで事足ります。一応、緩いシナジーを形成しているケースもあるので、その部分だけ補足します。

・交易所

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スーパー汎用アーティファクト。カジュアルEDHならどのデッキに入れてもまあまあの活躍をしてくれるいいカード。本デッキでは基本的にライフを得ていくことになりますが、トークンが数多く並ぶデッキなのでアーティファクトのサルベージも楽に行えます。また、魂の管理人等、着地誘発で回復してくれるカードがいるのであれば、適当にヤギを生成しておくだけでアドが取れます。

・薄暮の埋蔵布、リーサ

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イニストラード四姉妹の長女。どうでもいいですが私はMTGのカードの中で《黄金夜の刃、ギセラ》が一番好きです。カッコいいですよね……
リーサについて語りたいことは色々ありますが、今は採用理由だけに留めましょう。
このカードはプレイヤーが呪文を唱えることに反応するスペル系のデッキが全力で嫌な顔をするカードです。白黒系全般に言えることだと思いますが、スペルを連打するようなデッキにはならないと思うので、基本的には自分への被害が少なくなります。また、本デッキに関してはライフ回復手段が過剰に存在するため、1つ唱えて2点ロスは痛くもかゆくもなくなります。つまり実質的に対戦相手が嫌な顔をするだけ。素晴らしい。

ヘイトは凄いことになること必至なのでそこだけは気を付けましょう。


・その他のカードについて

ありきたりなマナファクトとありきたりな除去を搭載しています。除去は最低限必要な枚数を入れている感じで、マナファクトは余ってたカードを入れているのでもっと強いカードはいっぱいあると思います。《友なる石》とか《秘儀の印鑑》とかですね。ただ、全体除去に関しては自軍の被害の方が厳しくなりがちなので、ライフアドを取れる《燻蒸》と置物に触れる《質素な命令》を採用しています。しかし、置物はこっちがめちゃくちゃ利用しているので使いどころは考え物です。ぶっちゃけ抜いてもいいかも。
単体除去における《悲劇的な過ち》は非常に有用なカードです。構築ならいざ知らず、EDHでは陰鬱の達成など赤子の手をひねるより簡単です。なんならクラヴで能動的に達成もできます。強い。

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最強!

また、《聖遺の塔》や《至高の器》は必須級のカードになります。全体除去を放たれた際に大量のトークンをクラヴで生け贄に捧げることはよくあることなので、手札上限を廃するカードはなるべく積みましょう。なんならもう一枚欲しいレベルですからね。

4.総評

細部で気になる点はいくつかあるが、質的にも量的にも十分強力なラインだと感じます。もちろん一線級のデッキには遠く及びませんが、カジュアルEDHの中ではアドバンテージの獲得や戦線維持の面から見ても強力であるように感じます。

弱点としては打ち消しと暴力です。特に緑系にはどれだけクリーチャー並べても容易に突破されかねません。一点突破は平気で持ってかれます。トランプルだけは……
EDHでは当たり前の話ですが、このデッキは目に見えるアドバンテージを獲得してしまうデッキなので特にヘイト管理には気を遣う必要があるように思えます。3vs1は勝てないのよ。

最後に一つ―――———

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シナジーなさすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!


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