ならどっとFMインタビュー

 次の4つの質問に答えながら5分間で思いを語ってください。

①今回立候補を決意した理由は

②知ってほしい奈良市の魅力は

③今、一番取り組んでいきたいことは

④近い将来どんな奈良にしたいか

 みなさまこんにちは。柿本元気です。
 私は16年前、26歳の時に奈良市議会議員に初当選させてもらって以来、長く奈良市政を身近に見守ってきました。奈良市はこのままではいけない。その思いを今ほど強くしたことはありません。
 このコロナ禍で、市民をウイルス・生活困窮という2つの脅威からしっかりと守る理性的な判断をする。コロナ収束後には奈良市の経済を回復させていかなければいけない。そんな重要な局面において、奈良市の行政運営はあまりに脆弱すぎます。その思いが、今回、柿本元気を奈良市長選への立候補に駆り立てました。
 奈良市にはコロナで困っている市民・事業者さんが今たくさんいます。まずは彼らに寄り添い、しっかりと支えていかなければいけません。それなしには、奈良市の経済を回復させることも不可能です。ですから、「人助け」のような独善的な態度ではなく、我がこととして、奈良市の最優先課題として、今困っている人たちをしっかりと助けるんです。それが、今私が一番取り組みたいこと、取り組んでいかんなあかんと考えていることです。

 また、財政の健全化について私が思うのは、みんな財政指数という書類上の点数にこだわりすぎだということです。確かに経済が良くなれば、財政指数に反映されます。しかし、逆が成り立つとは限りません。財政指数を目的にしてテクニカルに数値を改善しても、一夜漬けのテスト勉強と一緒で、実態‐市民のくらし‐が取り残されては無意味です。しかも奈良市の場合、そのテクニックというのが市民の安心・安全を犠牲にした問題の先送りばっかりですから、発想を変えていかなければいけません。
 財政健全化の目的はあくまで市民のくらし向上。柿本は市民のための財政改革を行います。
 市民から預かった税金を「市債を増やさない範囲で」市民のためにしっかり使うことで、インフラやサービスなど市民のための価値を生み出し、また奈良市にお金を循環させます。そうすることで近い将来に、奈良市の経済を回復させ、市民が安心して笑顔ですごせる奈良市、子どもたちが夢を持って成長できる奈良市をつくりたいです。

 今、奈良市に必要なことは、まず今言ったコロナ禍で困窮する市民・事業者を助けること。次に、医療の見直しと拡充が必要です。私たちはこのコロナ禍で、病院の病床数を減らす今の国の方針が、有事の備えとしていかに脆弱かを学びました。また、私たちはこのコロナ禍で、必要な医療が受けられへんことがどれだけ残酷かを学びました。これから来るかもしれないコロナの次の波、いまだ私たちが想像していない新しい有事、そして2025年に迎える日本の高齢化のピーク、それらに備えてしっかりと医療を見直します。
 3点目にはインフラの計画的な補修です。道路の穴ぼこや陥没、白線の薄れや未整備の歩道。問題を先送りすることなく、取り組むときです。また立ち遅れた耐震化、上下水管の計画的な補修も奈良市の課題です。
 最後に、奈良市の少子化を食い止めるためにも、子育て世帯に優しい政策が必要です。待機児童の早期完全解消などは必須ですが、もっと積極的な施策、例えばお金をかけずにお出かけできるスポットの創出など、広い世代からも愛される、奈良市の観光都市としての魅力にもつながる施策が必要です。
 
 この10年間、奈良市は市民の身を切る改革よろしく、市民に大きな我慢を強いてきましたが、奈良市の財政はちっとも改善されませんでした。だからといって、市民にもっと大きな犠牲を求める改革に舵を切ってはいけません。失敗の原因は我慢の、程度の問題ではなく構造的なものです。

 あなたの良いところを1つ思い浮かべてみてください。それが奈良市の宝物です。それが、柿本が他市に伝えたい奈良市の魅力です。「身を切る改革」から「実をとる改革」へ。あなたが大切にされる奈良市でないと意味がない!柿本元気は全力で取り組みます。

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