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一日一文 No.15 喪中にて...

昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。元旦から能登半島地震と航空機事故、昨年から引き続いている戦争や紛争に心が痛んでいます。みなさまご無事でしょうか。

かきもちの方は、大晦日に祖母が亡くなりまして、新年のご挨拶を控えておりました。祖母の時間が止まったままになっている感じで、一方私は生きていて不思議な感じです。悲しい。

(なので、元旦は意識が朦朧としながらお通夜とお葬式の手配のお手伝いとかいろいろやっていたところで家に帰ったら地震が… そのあと航空機の事故をSNSで知って… という感じで、あとはあまりよく覚えていません汗)

大晦日が命日とか、絶対忘れられないでしょうが。ばあちゃん、やるな… と思いつつ、最期は病気でかなり苦しそうだったので、本当に今でよかったのかい、もっと生きたかったんじゃないのか、と心の中で問いかけています。

親族で初めて亡くなった人なので、こういうものかと冷静に思いつつ、あまり受け止めきれずいまだに悲しいなと思っています。毎日生きていてもなんだか夢の中のような。意識がゆらゆらしている感じです。危ないぞ。

一方ではっきりしてきたこともあります。人間というのは、本当に良いところも悪いところも、矛盾をたくさんたくさん抱えながら生きているものだなと思うようになりました。生きている間は本当に矛盾だらけ。

理屈通りにはいかず、本人もその矛盾に苦しむこともあって、周りもそれを解消できないかとやきもきしたり。ところが、死んでしまうと全て、矛盾がありのまま理にかなったような形に見えてくるのだなあと思いました。

いろいろなしがらみもあっただろうけれど、お葬式で見た祖母は仏様の方が向いているんじゃないかと思うような、清らかな感じがしました。不思議だった。生きている間もそうやって、ありのまま感じられたらよかったのにと…

ただ、矛盾をどうにかしようとするのも人間で、打破しようというパワーが世の中のいろいろなことを変化させているのだとも思うのです。生きているからできることなんだな、矛盾を何かするというのは…

少し暗い話になってしまってすみません。人は死ぬ、そして人が死ぬと、そんな感じがするのだということでした。


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