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【大槌町地域おこし協力隊活動報告】2023年3月活動記録

こんにちは!
早くも優しい風が身を撫でる季節となった大槌です。
周りを見渡しても少しずつ緑が増えてきている印象ですね!
九州に比べて大槌は冬の始まりが早く、終わるのも遅いせいか、最近花に心奪われる時間が多くなってきました。
特によく見かける椿は赤くて黄色くて丸くてかわいいので好きです。

これは椿ではなく謎の花です

それでは3月の活動報告を御覧ください。
なお、今月は活動報告で書き表せない雑務なども多いため時系列がアバウト&順不同なことをお許しください。

【MOMIJI新工場に向けた準備】

4月から稼働する新工場ですが、3月の頭には工事も一段落しました。

稼働に向けて今の仮事務所から引っ越すための準備や、ソーシャルネイチャーワークス(SNW)の統合もあり、これまた、SNW事務所の片付けなども行いました。
僕も4月から工場で解体を主に行う予定です。
工場の手順も新工場では従来より、複雑になっていますので実際の工場設備の使い方も確認しました。
具体的に新工場では、

  1. 鹿を受け入れ、洗浄する部屋

  2. 鹿の皮を剥ぐ部屋

  3. 鹿の内蔵を摘出する部屋

  4. 鹿を枝肉にして、精肉にする部屋

でそれぞれで別れおり、区画ごとに履物や白衣も交換する必要があります。これは、国の定める国産ジビエ認証を取得できる工場の基準にもなっています。
ちなみに国産ジビエ認証制度とは、

「国産ジビエ認証制度」は、食肉処理施設の自主的な衛生管理等を推進するとともに、より安全なジビエの提供と消費者のジビエに対する安心の確保を図ることを目的としており、衛生管理基準及びカットチャートによる流通規格の遵守、適切なラベル表示によるトレーサビリティの確保等に適切に取り組む食肉処理施設の認証を行うものです。

出典:農林水産省  https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1805/01.html

国産ジビエ認証を取得することで、消費者に対して安心安全なシカ肉をアピールすることができ、購買意欲の向上が期待できます。
認証を取得できるように、正しい工場の使い方を覚えていきたいです。

正しい使い方・・?

【ホカクン捕獲】 

3月28日の夜遅くにホカクンの中に鹿が4頭入ったと連絡がありました。
早速MOMIJI代表の兼澤さんと頭にヘッドライトをつけ、ナイフを懐に忍ばせて現場に急行。

いい感じのサイズの鹿が4頭入っていました。

一番小さな鹿に狙いを定めて、手づかみで横に倒そうとしましたが、掴んだ瞬間に前後左右に大暴れして振りほどかれました。小さいバンビといはいえとても力が強くて、隙あらば後ろ足を振り上げて攻撃してくるので怖かったです。
その後逃げてる最中にフェンスにぶつかって弱った鹿をなんとか仕留めることができました。
ホカクンの中の鹿は、普段の銃での捕獲とは違い、鹿の意識がある状態で放血し殺します。横に張り倒した時の命乞いのような悲鳴はとても心に残っています。

【源水プレミアムラベル表彰式・販売会】

前々からお伝えしていたとおり、11月に発売した「源水 純米吟醸」にプレミアムの販売会がマストのセンターコートで3月25日13時~行われました。
その際には、源水のラベルを考えてくれた大槌町内の小学生への表彰式も行われました。

最優秀賞を獲得した大槌学園の生徒とラベル化されたデザイン

ちなみに原本の方はというと、

このような感じでほとんど変わっていません。完成度の高い、大槌の伝統芸能がうまく表現されていて、素晴らしいデザイン案を応募してくれて大変ありがたいですね!

実際にラベルに貼った写真がこんな感じ。
かわいい、おいしいお酒になりました!

【鹿の受け入れ】

捕獲表記入の様子

先月に引き続き今月も大槌町内のハンターさんが捕獲した鹿の受け入れを行い、先月よりも多数持ち込みがありました。
銃での捕獲よりも罠での捕獲のほうが多く、これらは4月の新工場稼働後はペットフードとなる予定です。
なお、従来MOMIJIで精肉や卸で販売していた肉は、厳しい条件でのみ捕獲しており、今後これは「MOMIJIプレミアム」として販売されます。
罠個体などは「MOMIJIレギュラー」として販売されます。
今より、多くの鹿を加工し、今までよりももっと鹿の利活用ができるように頑張りたいです。

【個人的な活動】

【祝】渓流釣り解禁

3月1日は皆ご存知渓流釣り解禁です。OGSPメンバーは休みを取って源流に解禁の儀を行いました!
雪がありとてもつらい釣りとなりました、、

かわいい
つらい
さむい

【INU】

家族旅行中のお留守番のワンちゃんのために、3日間餌をあげにいきました。

食べるときは睨まれ
撫でようと近づくと吠えられ
食べ終わると「まだお前いんの?」という顔で唸ります

連日朝晩と餌を上げたのできっとなついてくれていると思います。
この3日間を通して僕とワンちゃんが特別な絆で結ばれていることを確信できてよかったです。

【最後に】

今年度も終わり、又新しいシーズンの幕開けとなりますね。
大槌の春はまだ経験したことなく、これからとても楽しみです。
僕が所属するMOMIJIも4月以降新体制となり、環境が若干変わりますが、これまで通り、心身ともに健康的に活動していきたいと思います!


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