「最初の刃の遺産」の例のシーンは、私はナシ【アサシンクリード オデッセイ】
あまりに唐突な展開に、気持ちの整理が追いつかなかった。
「最初の刃の遺産」が配信された頃、何やら一部展開が"物議を醸しているらしい"ということは知っていましたが、ネタバレを踏むとイヤなので、深く調べることはしませんでした。
今回「最初の刃の遺産」を遊び、実際にその場面を遊びましたが、もう…もう…言葉を失うくらいショッキングな体験となりました。
「最初の刃の遺産」の例のシーン
先に結論を言えば、主人公が強制的に夫(妻)となり、家庭を持ちます。
「最初の刃の遺産」の序盤の頃から、妙にダリウスの息子(娘)が主人公に好意を寄せるシーンが目立ちましたが、まさかそのまま夫婦になり、子供まで生まれるとは思いませんでした。
『アサシンクリード オデッセイ』では、"選択"を通して主人公のキャラクターを形成していくことができ、そうした選択の上に私のカサンドラ(or アレクシオス)がいたわけですが、「最初の刃の遺産」では、選択する自由がないまま、上記の展開に強引に持って行かれます。
私のカサンドラは、ダリウスの息子と結婚し、家庭を持つという選択は似合わないと思ったので、"匂わせ"シーンでは常に拒否し続けて来ました。あくまでも傭兵として放浪する人間だと思って遊んでいました。
にもかかわらず、そうした私の意思表示は完全に無視される形に。
拒否して、ダリウス親子がギリシアを離れたと思ったら、次のシーンでは戻って来ていて、そのままの流れで、ダリウスの息子と結婚し、出産し、家族として生活するシーンが続きます。あまり強引で、唐突な展開だったので、彼らの様子が奇妙にさえ感じました。
それまでに積み重ねて来た私の中のカサンドラ像は崩壊し、それ以降はプレイのモチベーションが完全に失われてしまいました。
選択し、キャラクターを作り上げていくゲームなのに、その人物の重大な選択をゲーム側で強引に決めてしまうというのは、"オデッセイ"のコンセプトを根本から覆すものだと思います。
一応、後のアップデートで"修正"されたようですが、大枠のストーリーは同じなので、"愛する家族の仇を討つために奮起するカサンドラ"という設定はそのまま残っています。
カサンドラ(アレクシオス)の血脈が次の世代へと受け継がれる
までは理解できるのですが、そのやり方は完全に失敗です。「デイモスが子孫を残していた」「秘宝の力で、血脈を受け継ぐ赤ん坊が誕生した」など、"血脈"を残す方法は他にもあったのではないかと。
幸い、「最初の刃の遺産」以外ではこの件に言及されることはない(少なくとも私は知らない)ので、自分の中では完全に抹消してしまいましたが、こういうことをせずに楽しめるストーリーだったら良かったなと本当に思います。