応援してくれる人がいるということ

留学に行くと決めてからしばらくは、友達にそのことを話していなかったし、必要な人にだけ伝えてひっそりといなくなるはずだった。なぜなら友達の数も多くなく、常に一緒にいるほど仲良い友達もいない俺が留学に行くと言っても誰も大して気にしないと思ったからだ。

だが、少しずつ留学行くことがみんなに知れ渡るにつれて、自分が思っている以上に応援してくれている人がいることを知った。フラ科の同級生、EUROのみんな、バイト先の人たち、高校バスケ部の先輩後輩、親戚、などなど。そして家族や彼女も。LINEやインスタでメッセージを久しぶりにくれた人もたくさんいた。留学前に会おうって声かけてくれた人がたくさんいた。4ヶ月なんてあっという間だから、わざわざそんなことしてくれなくてもいいのに、と口では言っていたけれど、もちろんみんなの優しさが嬉しくて、気にかけてくれる人がいることを幸せに思った。

餞別に!ってプレゼントくれた人がたくさんいた。それぞれにくれた人の性格だったり"らしさ"が詰まっていて面白かった。色々考えて用意してくれたんだろな。みんなありがとう。

応援してもらい、行ってらっしゃい頑張って、と言われる度に嬉しいと同時に寂しい気持ちになった。特に今年の春卒業してしまう人にはもう会うこともないかもしれない。先輩たちにはとてもお世話になったし、先輩に甘えるのが好きな僕 にとっては、別れは結構つらい。

でも、別れはあっさり派。きっとまたいつか会えるって思いたいし、あっさり別れないとどんどん寂しくなって別れづらくなっちゃうから。ばいばい、じゃなくて"またね"って言いたい、だってその方が気持ちいいじゃん?

たった4ヶ月。どうせみんなにまたすぐ会える。自分ではそう思ってたはずだった。だからそんなに感情的にならないはずだった。でも実際、4ヶ月会えないとなると寂しくて、彼女の前で涙した時もあった。こんなことで自分が泣くと思ってなかった。自分が思っていた以上に彼女のことが好きだったのだと気づいた。自分が思ってたより自分一人で生きていたわけじゃなかった。

その期間を過ごしている時は長く感じるけれど、終わって振り返ってみればきっと一瞬なのだと思う。親には、何があってもいい、身1つ無事に帰ってくれば、と言われた。そんな大袈裟なと思ったけれど、たしかにそれが一番大事。

6月の頭に帰ります。それまで何があるか分からない。でも応援してくれる人がたくさんいるって気づけたこと、それが今回出発するにあたって1番良かったなと思えたこと。みんな待っててね、帰ったらまたたくさん遊んでください!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?