ポジショナルプレーの使い方〜ポジショナルプレーに興味のある指導者へ〜

 ポジショナルプレーを教えている、教えようと思っている指導者の方々には絶対に一度は読んでほしい内容です。ペップがバルサ以外でCL獲れない原因がまさにこれです。

まず、僕は戦術としてのポジショナルプレーと概念としてのポジショナルプレーの2つに分けられると思っています。その違いから説明すると、ポジショナルプレーを`味方全員がプレーしやすいポジショニング`と定義します。そのポジショニングの基本がひし形であったり状況によって三角形だったりしますよね。ここまでが〝概念としてのポジショナルプレー〝です。そして〝戦術としてのポジショナルプレー〝はというと概念の幅を広くしそのポジショニングを明確にしボールがある位置とゴールの位置から逆算して選手11人の配置を事細かく明確にしたもの、です。

 そしてここからが本題です。結論から言うと〝戦術としてのポジショナルプレー〝はクソです。もちろんメリットはあります、認知→判断の過程がスムーズになるというのは大きなメリットであると思います。しかし逆にデメリットであるとも言えます。それは攻撃時の選択肢が大幅に減らされてしまうという事です。極端に説明すると、11人がどこにでもいてもいい時の攻撃パターンは無限ですが、11人の配置を決めてしまえば、、、、もうわかりますよね。ではなぜバイエルンやシティーがリーグ戦で勝ってるのかというと、純粋に国内リーグのレベルだとパターン化された攻撃とはいえとても強い攻撃なので止められないんですよね。逆にスペースがなくてパターンが使えない時や、純粋に相手の守備レベルが自分達の攻撃レベルをうわ回っていた時にはとても中途半端な攻撃が増えますよね。

 つまり、ポジショナルプレーという概念は素晴らしいが、戦術レベルまで持っていってしまうと自由度が下がりすぎて逆効果なのではないかというのが今回の結論です。そして概念をおしえるだけならばポジショナルプレーというたんごをつかわなくてすみますし、、、

 なのでこの2つの違いを理解した上でポジショナルプレーについて触れなければいけないのではないかと思います。とは言え出始めからポジショナルプレーについては違和感しかなかった者の意見でありそこまで理解度も高くないので反論あるかたぜひぜひ教えていただきたいです

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