2019年4月17日バルセロナ-マンチェスターU

本日行われた2018-19シーズンのチャンピオンズリーグラウンド8セカンドレグバルセロナvsマンチェスターユナイテッド(3-0  agg4-0)の試合について書かせていただきます。

まず、この試合の一番初めのターニングポイントは、8:45秒あたりのポグバのロングシュート。

立ち上がりに苦しんだバルサに対して立ち上がりはやくから一点を狙いに行ったユナイテッド。バルサのディフェンスが少し全体的遅れるのに対してそれよりも速くシュートまでいけていた間は良かったのですが、9分間の間あの時間が続いたのは攻撃が全てユナイテッドのバックラインがバルサボールになった瞬間にはハーフラインまで上げきれていたはずです。しかし8:45秒ポグバはカウンターが失敗したのに対しこの攻撃をやり直すのではなくシュートを選択してしまいました。もちろんバルサの戻りも速かったとも言えますし、ユナイテッドのゴールを目指すスピードが遅かったとも言えます。ここでシュートを選択してしまったせいでゴールキックを蹴る瞬間にはバルサ自陣内にはユナイテッドは前から守備に行ける状況ではなくなってしまいました。これにより結局バルサはこの攻撃でコーナーキックまで行ってしまいました。バルサは自分たちの時間が少ないとなれば点さえ急いでなければコーナーを自分たちの形である、相手陣地内の奥深くでサイドチェンジ繰り返し、ポジション調整をし、もし失っても相手の選択肢を消しながらの早い切り替えでボールを奪うことができ、もちろんゴールまで狙える。という状況を作り出すができるので、このポグバのプレーをきっかけにバルサの試合になってしまったことから前半のターニングポイントだったと言えます。

結局この前半のターニングポイントがこの試合を通じたターニングポイントになり、そこから2点入った事により、ユナイテッドの集中のレベルが1、2段階ほど落ちたように感じました。ユナイテッド側は中2日なだけに終盤落ちる事は明確だったので前半である程度大逆転の雰囲気を完成させたかったでしょうから、その分メンタル面でくるものはあったと思います。

ハーフタイムでスールシャールはいくつか可能性を提示したでしょうが、結局開始早々からバルサのボール保持しながら失ったとしても高精度の超速ネガトラという形にはめられ、また失点後のようなメンタルに戻されたと思います。その後も判断、プレーともに雑になってしまったように感じました。

3点目は圧倒的個人技のように見えますが、ボールをつないで、つないで、ユナイテッドが足元で繋がれている間はボール取れないとなって、ボールホルダーとの間合いが遠くなってしまった所を刺したとも言えます。まあ個人技は個人技なのですが。

総括するとバルサの一番やりたい勝ち方ではなかったのではないでしょうか、立ち上がりにユナイテッドが点を決めれていればもっと違った試合展開ではあったでしょうが、バルサが先制、追加点を決めてからは終始バルサの試合だったように感じました。

個人に焦点を当てると、メッシ-ジョルジアルバももちろん好きですが、メッシ-セルジロベルト間で成立する互いのポジショニングがとても好きです。コウチーニョも後一歩のところで完全復活という様子を最近見せていただけに、今日で完全復活を期待してもいいのではないでしょうか。

今回のマッチレポートをこれまでにさせてもらえます。まだまだ言語化できていない部分がとても多いのですが、少しずつ増やしていけたらと思ったいます。また、目線が片方によりがちなところも修正していけたらと思います。もし最後までお読みしていただいた方がいらっしゃるのなら、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。


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