体の使い方 vol.2

 前回に引き続き、第二回です。

前回は、なぜももの裏の筋肉を使って走らなければいけないのか、というところまで書かせていただきました。では今回はももの裏で走るためにだいじなことについての話をしていきます。

 まず、一番最初にとらえておかなければいけないことはからだがゆるんでいるのか、いないのかという話です。

赤ちゃんの体は人間的にみて、一番理想である。という話を皆さん聞いたことがあるでしょうか。ふくらはぎなど体を触ってみるともちもちですよね。それだけではありません。肋骨中央あたりを触ってみてください。へこむのです。これはというと、実は成人した人も同様に、肋骨中央あたりは軟骨なのです。ただ、自分の肋骨を沢てみると固い方のほうが多いと思います。これは、肋骨中央部が動いたりずれたりすることは、日常生活の中ではほとんどないので、年をとるにつれて次第に硬骨化していくからなのです。

このように、まれなケースを除き、年をとるにつれて使うことの少ない筋肉であったり、関節などはどんどん固まっていってしまいます。

 補足として、なぜ固まっていくといけないのかということを端的に言うと、可動範囲は柔らかいほうが広くなりますし、力の伝導力もやわらかいほど大きくなるからです。

 それでは、次に固まってしまったゆるめるにはどうすればいいのかという話をします。

まず、一番最初にするべきことは、「ゆる体操」です。

これは、高岡英夫という運動科学研究所所長の提唱しているもので、からだをゆるめることを目的とした体操です。

 この体操については、「https://www.undoukagakusouken.co.jp/about_yuru.html」このURLで確認願します。

 ゆる体操を二カ月毎日30分続けた僕の出た効果といえば、新陳代謝が大幅に上がり、余分な体脂肪のつきにくい体になり、肩甲骨や肋骨に以前より強い身体意識が持てたりと、自分自身で感じれるものだけでとても大きなものを得れています。

 これが、ももの裏で走ることと何が関係あるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、可動域であったり、体がゆるんでいないときちんとしたももうら走りは習得できません。さらに、一日三十分のゆる体操で得られるものはとても多く、とても大きいです。そしてその内容については、今後おいおいこの「体の使い方」というテーマで発信していくつもりです。

まずは、一日三十分のゆる体操で、生まれたころの体である赤ちゃんのからだを取り戻すことをめざして行きましょう!!


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