休職の隠蔽は重要な経歴の詐称になるの?
こんにちは!ぴーなっつです。
ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。
前回から引き続き、求職者さんからのご質問に回答していきたいと思います。
ご質問内容はこちら。
前回のやつはこちらです。
企業が従業員を解雇する事由の一つに「重要な経歴の詐称」というのがあるので今回の論点は、「休職したことを言わなかった」のがそれに該当するかどうか?という感じですね。
それでは考察を続けてみたいと思います。
条文としてはこんな感じ
「重要な経歴の詐称」ってどんなもの?ってことだと思うんですけど、まず「重要」とはどんなことかというと、裁判所の判例では、
ということらしいです。
具体的にどんなこと?
もっと具体的には、
というのが「重要な経歴」にあたります。
「休職の事実」は含まれてないので、重要ではないってことですね。
じゃあ、重要ではない経歴詐称は?
重要とまでは言えないけど、経歴詐称に該当することも一緒に紹介しておきますと、こんな感じです。
どうやらここにも「休職を伝えなかった」という内容は入ってないみたいです。
重要じゃないので解雇にならない
ここまでの話をまとめると、企業が独自に定めてる「就業規則」は厚労省のサンプルが元になるので、それによると「重要な経歴を詐称をしたら解雇するよ」となってますが、休職期間があったことは重要なことではないと言うのが過去の判例に基づいた結論みたいです。
なので、「解雇される可能性は低い」というのが今回のご相談への回答になりますね。
あと、「退職願を出した方がいいか?」という質問については別に出さなくていいと思う。という感じです。
一旦このぐらいで終わりますが、もし追加で何かあればまたおっしゃってください。
以上、参考になれば幸いです。それではまた!
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