人類最後の日、誰と会う?
人生で初めて目が回るほどお酒を飲んだ。
大学時代の先輩と久しぶりに飲みに来たのは、飲み歩きの街として有名な街だ。
2軒目の串カツ屋を出ると、心地よい風が身体を撫でていく。
時計をみると、既に1時を回っていた。
何杯も飲んだ身体は特有の浮遊感を纏っている。
こんな時間なのに軒を連ねる店はどこも爛々と輝いていて、その明かりが私たちを「こっちこっち」と誘っているようだった。
これからどこへ行くのだろうと思いつつも、終電がなくなっていることを1時間も前に確認している私は簡単には聞