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もうひとつのUFJC(非公式Jリーグ王者)〜J3からたどる王座〜

Jリーグが中断していた4月にこんな記事が上がりました。

これは「Jリーグ初代王者のV川崎を非公式Jリーグ王者と位置づけ、そこからタイトルの移動をひたすら辿って」(同記事より引用)いくというものでした。2020シーズン、このUFJCタイトルはJ2にあり、未だJ3のチームにタイトルは渡っていません。

そこで、このnoteでは2014年に発足したJ3から「もうひとつのUFJC」タイトルの行方を辿っていきたいと思います。基本的なルールはもともとの記事を書かれたtkqさんのものに従い、対象はリーグ戦(および入れ替え戦・昇格プレーオフ)でカップ戦は対象外。(入れ替え戦はホーム&アウェーの2試合トータルの勝敗で決定)王者が勝つか引き分けで防衛、負けたら挑戦者にタイトル移動とします。

初代王者は、2013年のポストシーズンに讃岐とのJ2・JFL入れ替え戦に敗れ、J3降格となったガイナーレ鳥取とします。(最初は2014年J3優勝の金沢を初代王者にしようと思ったのですが、それだと一瞬でタイトルがJ2に移動してしまうので…)

2014年

鳥取(1〜7節)→秋田(8節)→長野(9〜16節)→町田(17〜21節)→琉球(22〜25節)→長野(26〜33節)→讃岐(J2・J3入れ替え戦)

12チームの3回戦総当たりで始まったJ3リーグ。タイトル移動は5回と少なめ。長野が7連続防衛を2回達成しています。優勝した金沢は全く出て来ず。長野は2位で讃岐とのJ2・J3入れ替え戦に回るも、讃岐に敗れJ3残留。ということで、初年度にしていきなりタイトルはJ2に移動します。

2015年

讃岐(1節)→岐阜(2節)→徳島(3節)→栃木(4節)→磐田(5〜9節)→福岡(10〜14節)→讃岐(15節)→岡山(16節)→東京V(17節)→愛媛(18〜19節)→磐田(20〜24節)→岐阜(25節)→大宮(26〜28節)→愛媛(29〜33節)→横浜FC(34節)→北九州(35節)→C大阪(36節)→群馬(37節)→愛媛(38〜40節)→福岡(41〜42節、昇格PO準決勝、昇格PO決勝)

タイトル移動が多すぎる。チーム数も22とJ3の倍近くになり、書くのがめんどくさいことこの上ななかったです。やたら愛媛が登場しますが、あんまり防衛はしてません。我らが横浜FCも初登場しますが防衛はできず。C大阪が群馬に負けたりしているのが魔境J2らしいです。

リーグ戦は最後に福岡がタイトルを保持し、3位でプレーオフに進出。プレーオフでは準決勝で長崎に勝ち、決勝はC大阪に引き分け…で、なんとJ1昇格。もっとJ3でグルグルすると思っていたのに、あっという間にJ1へたどり着いてしまいました。

2016年

鳥栖(1st1節)→鹿島(1st2節)→…

2016年、昇格した鹿島は初戦で鳥栖に敗戦。その鳥栖も1st第2節で鹿島に敗れます。そしてここから先ですが、tkqさんの記事の2016年の項をご覧いただければわかるのですが、tkqさんが1993年のヴェルディ川崎から追っていたUFJCタイトルと同じルートに乗ります。もうひとつのUFJCなんてカッコつけていたら、いつのまにか先達と同じ道を通っておりました。

そんなわけで、もうひとつのUFJCをたどる旅はこれにて終了になります。まさかこんな形に収束するとは思いもよりませんでした。たった2年でもなかなか面倒くさかったので、これをずっとやり続けてる人はすごいですね。それでは、また。

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