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【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/機動戦士ガンダム「MS IGLOO」編

(全2,222文字)
みなさんこんばんは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
この記事ではちょっと昔懐かしい作品をご紹介しております。

本日は、2004年から2006年にかけて制作されたフル3DCGアニメ、『機動戦士ガンダム・MS-IGLOO』(エムエス・イグルー)について書きたいと思います。

いつも書いてる『アニメ』と比較しますと、フル3DCGと言うことで、ちょっと路線が違うかもですが、題材がガンダムという事でご容赦下さればと思います。

過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。

MS-IGLOO/EMS-10-ZUDAH/ヅダ


機動戦士ガンダム・MS-IGLOO

松戸バンダイミュージアムで放映された第1期「1年戦争秘録」(後にDVD媒体で販売)と、OVA版で制作された第2期「黙示録0079」、各3話構成、合計6話。オープニングや題名は違いますが、物語は一連の流れで繋がっています。

物語の舞台はいずれも1年戦争中、ジオン軍側の視点で描かれています。

2008年には連邦軍視点の「重力戦線」が公開されています。

1.概要

一言で言いますと、フル3DCGで描かれたガンダム作品です。

もう一つ、どうしても言いたいことが…

『今週のビックリどっきりメカ!発進~!』

のノリかどうかは分かりませんが(笑)

毎回、珍兵器が登場するドキドキ感がたまらない作品でした。

物語は『ジオン公国軍・第603試験隊』と言う部隊を主軸に描かれていて、従前のガンダムシリーズには登場したことのないオリジナルメカが多数参戦しました。

(当時としての)最高のコンピュータグラフィックス技術がふんだんに盛り込まれた作品として衝撃を受けました。20年近く前の作品ですが、MSの迫力ある動きなどは見ていてアニメとは違った魅力を感じたものです。

余談になりますが、「機動戦士ガンダム」と銘打っていますが、実は本作品には(劇中で)ガンダムは出てきません(笑)

本作品中に登場するメカは、各話1回を基準に『試験』と言う形で実戦投入されるシーンを描かれています。

どの兵器も大戦末期の物資的に枯渇状態にあったジオンの内情がつぶさににじみ出ており、文字通り『一発屋』(と言うと聞こえが悪いですが…汗)で、『登場⇒活躍⇒やられる』の切ないストーリで描かれるものが殆どです。

恐らく、リアルな我々の世界で言う戦史上の『珍兵器シリーズ』をガンダムでやった感が否めませんが、どの物語にも人間ドラマがあって、それはそれで面白い構成になっていたかなと思います。

(本作品の作風を出渕氏は『負けるプロジェクトX』と証したとか…)

2.個人的な感想など

この作品は、とても「人間臭い」つくりの作品なのですが、作品の中心にあるのは「試作兵器」と言う、とても秀逸な構成のストーリになっていたと思います。

兵器は機械です。
ですが、それを扱うのは人間です。
戦争では人が4にます。
そこに意味があるかないかではない。
命がけで戦う人間がそこにいた。
その事実だけが描かれている。

話が逸れますが、2024年夏のアニメ一覧などをちょいちょい見てますが、どれもこれも「青春ラブコメ」「異世界転生」「○○ファンタジー」などばかり。

…ロボットアニメよ、どこへいってしまったのだ…。

と言いたくなります。

誤解なきよう、かけうどんは暴力的シーンを好んで見たい訳ではありません。平和であることが一番だと思っています。

話を元に戻しまして。

IGLOOを語る時にどうしても外せないところ。

あくまでも個人的なコメントですが…。

①シャアザクは一瞬でも存在感パなくね?

②ヒルドルブはMSより強いんじゃね?

③ヅダ採用したらジオン勝つるんだったんじゃね?


…です(笑)

『制式採用されなかったものの、超高性能だったヅダ』の話が一番よかったかなと。(ガンプラでHGUCシリーズのヅダが出た当時、いくつ作ったか記憶してないくらい我が家はヅダだらけになりました…笑)

視点がジオン軍の若手少年兵たちを主役に据えているためか、連邦兵士がやや粗暴(と言って良いのか…汗)に描かれている感も否めませんでした。

ジオン軍側を少年たちのキラキラした感じに描くため、敵側を極端に対照的にしたかったのかも知れません。

3.最後に…

今回はアニメ記事と言う観点で、フル3DCGによるガンダム作品のご紹介を書きましたが、ガンダムと言えば必ずついてくる話題の一つにプラモデルがあると思います。

このIGLOOと言う作品がガンプラ商品に及ぼした影響は少なからずあったというか、かなり大きかったのではないかと個人的には思ったりもします。(バンダイとしては初の試みとなる1/35スケール商品に展開したU.C.HARD-GRAPHシリーズとの連携など)

3DCGによるモデリングは、通常のアニメと制作がどのように違うのか?といった専門的なことは勉強不足で分からないところも多分にありますが、ガンダムのようなロボットモノにこそピッタリはまる描き方になるのではないかとも思いました。

そうそう、この作品も忘れてはいけませんね。前から気になっていた新しいガンダム作品です。

『機動戦士ガンダム/戦場のレクイエム』

PVを見れば分かりますが、世界観がWW2のヨーロッパ戦線の雰囲気を醸し出していますね。CGによる描き方も、20年前のIGLOOとは比べ物にならないくらいリアルさが増してます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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