【アニメ】ロボットモノのアニメはスキですか?/機動戦士ガンダム第08MS小隊編
(全2,222文字)
みなさんこんにちは。
毎週金曜日は日替わりカケウドン定食『アニメの日』です。
この記事ではちょっと昔懐かしい作品をご紹介しております。
今回は『機動戦士ガンダム』の外伝作品、『第08MS小隊』の感想記事です。TVアニメではなく、OVA作品になります。
過去のアニメ関連記事はこちらにまとめています。
機動兵器である【モビルスーツ】を主題に書いていた記事がきっかけでまとめたマガジンです。
1.概要
TVアニメ『機動戦士ガンダム』のインサイドストーリーです。有名すぎる『ガンダム』の外伝なので、細かい世界観や設定などの説明は省略します。
(1)制作背景など
本作品は、1996年~1999年、全11話で制作されました。制作当初は全12話完結を予定していたらしいです。監督が道半ばにして急逝されてしまったため、残されていたメモなどを頼りにスタッフの手によって完成されたそうです。
リアリティーに溢れる兵器やメカ、戦闘シーンの描写に目がいきがちになる作品ですが、製作者側の意図としては、戦場の実相からかけ離れた主人公のキャラクター性は、森田健作さんの学園ドラマを意識して制作されていたそうです。
(2)登場人物やメカ
○主人公:シロー・アマダ。地球連邦軍少尉。陸戦型ガンダムが先行配備されていたアジア方面軍に第8小隊の小隊長として配属される。
○ヒロイン:アイナ・サハリン。ジオンの名家のご令嬢。ジオン軍技術将校の兄の元で決戦兵器『アプサラス』の開発にテストパイロットとして協力。
○陸戦型ガンダムRX79G:先行試作型MS。RX78の開発過程で出た余剰部品で組み立てられた試作量産型機体。一応ガンダムなので、ジムとは桁違いな性能を誇る。
○アプサラス:ヒロインの兄、ギニアス・サハリンが開発した巨大モビル・アーマー。地球連邦軍の本拠地であるジャブローを攻撃するために開発されたが、完成と同時にシローたちに破壊される。
○グフカスタム:問答無用。漢の乗り物。
2.感想
ガンダムと言えば宇宙を連想しますが、本作品は第1話こそ宇宙からスタートしますが、物語の舞台がほぼ地上をメインに描かれています。
短く言うと…
○とにかく泥臭い、リアルな戦場描写
○敵と味方に別れた男女の恋愛ストーリー
こんな話なんですが。
(1)リアルな戦場描写
メカや兵器の描きこみが凄くリアル。
MSと人間、周辺の戦闘車両などのスケール感をリアルに感じる演出があちこちにあります。
また、陸上戦闘を主体に描いているのもあって、アンダーグラウンドソナーのような作品オリジナルの装備も味があって良いです。
カレン曹長がビームライフルで狙撃をするシーンで
「最大望遠でこれかい…はがゆいねぇ」
のセリフがやけに耳に残っています。
ミノフスキー粒子という架空の物質の影響で有視界戦闘になると、このような感じになるのかなと、妙に納得してしまいました。
(2)戦場のラブストーリー
若い男女が限られた空間に押し込められるとですねぇ…。
まあ、普通に想像はできるものですが。
にしても、連邦軍の士官であるシローと、ジオン公国名家のご令嬢であり、技術高級将校の妹でもあるアイナ。
本当なら接点もなければ、接点があったとしても結ばれるはずのない二人が最終的にはゴールインする訳です。
ありえない話を描いてるからこそ、そこに面白さがあるのかも知れません。
面白かったシーンとしては、雪山で遭難したときに、MSのビームサーベルで雪を溶かしてお湯にして、シローとアイナが露天風呂で混浴するシーンですね。(…あんなことしてみたいと中2病な男子は誰もが思ったはず(笑))
(3)新しいMSの見せ方
恐らく、08小隊と言えば?と聞くと、大抵の方は陸戦型ガンダムとかEz8とかジム頭と答えるかもですが、それと並ぶか、それ以上に印象的だったのが…
漢 の 乗 り 物
だと思うんです。いや、断言します。
グ フ っ て
か っ こ い い よ な !
『震える山』で対要塞戦に投入された量産型ガンタンクを次々に屠るグフカスタムの鬼神のような動きに中2男子の心は鷲掴みにされたはず。
ヒートロッドを巧みに操り空中を自在に飛び回るノリス。ここに痺れずにどこで痺れるのでしょう。
設定上、局地戦に特化したグフって接近戦のイメージが強いですが、ガトリングシールドのような外連味の塊のような武器とか、もう、たまりません。
3.素晴らしいサウンド
オープニングを初めて見た時、心底痺れました。
暗闇に吸い込まれていく曳光弾の軌跡が主題歌の出だしに絶妙にマッチしています。
この作品、オープニングもですが、エンディングの歌も歌詞とリズムが素晴らしいです。歴代ガンダムの曲の中で好きな曲BEST3に入るかも。
4.最後に…
ガンダムの外伝作品はとても多いのですが、08小隊の累計売上は0083を超えていたのが意外でした。(115万本(ビデオ、LD、DVD合算))
周りのガンダム好きな同世代の友人・知人って、みんな0083が好きで、08小隊好きな私はちょっと少数派のように見られていました。でも、今見ても十分見ごたえのある面白いアニメだと思います。
色々あって、あえて画像引用していませんが、文章だけでこの作品の魅力をお伝えできているか微妙なところも…。もし興味を持って頂けた方がおられましたら、一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか。少し古い作品ですがオススメです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
おまけコーナー/表紙イラスト画
(本編外・全333文字)
最近、iPadでのお絵描きが楽し過ぎて、ついつい時間を忘れて没頭しちゃうんですが、同じようなことばかりやってても疲れるので、ちょっと息抜きをと…。
(ほぼ頭の中の記憶のみ)何も見ないで、アタリ線もとらず、レイヤー分けもせず、ラフの線画に直接色をこすり付けてエイヤー!と描きました(笑)
陸ガンはプラモを結構な数、作った経験があるので、3次元でラインは何となく覚えてます。
ヒマつぶしに描いてみたものの、前にボトムズの絵描いてて8時間弱かかった苦い経験があったので、「凝らないように楽しくサクサク」と思って描いてたら意外と楽しかったです😄
オマケにまでお付き合い頂きましてありがとうございました。
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